はじめに
「『AIって便利そうだけど、種類が多くて何から始めればいいの?』『色々なAIツールを試したいけど、個別に契約すると高くなるのが悩み…』」
もしあなたがこんな風に感じているなら、ぜひこの記事を読んでみてください。絵を描くAI、文章を作るAI、プログラミングを手伝うAIなど、便利なAIはたくさんありますが、それぞれ別々に契約すると、毎月の出費がかさんでしまいますよね。
そこでおすすめしたいのが、Abacus.AI(アバカスエーアイ) というサービスです。これは、色々なAIの機能を一つにまとめた、まるで「AIの万能アシスタント」 のようなもの。これ一つあれば、AIに関する悩みを解決し、お金を節約しながら、たくさんの便利な機能を使えるようになるかもしれません。
bacus.AIとはどんな会社?
Abacus.AIは、AIの研究開発を行うと同時に、AIを使った様々な機能を提供するプラットフォーム(サービス基盤)を作っている会社です。
- 設立: 2019年
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設立者: Bindu Reddy (CEO) と Arvind Sundararajan (CTO)
設立者たちは、GoogleやAmazon Web Services (AWS)といった世界的なテクノロジー企業で働いた経験があり、AIや機械学習(コンピューターがデータから学習する技術)の専門家です。 - 本社: アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
- 目指していること: 難しいAI技術を、大企業だけでなく、個人の人々や小さなチームでも簡単に使えるようにすること(「AIの民主化」とも言われます)。
- 資金調達: 設立以来、投資家から合計で約9,020万ドル(日本円で100億円以上※)の資金を集めており、その技術力と将来性が高く評価されています。 ※1ドル=約150円で換算した場合。為替レートにより変動します。
このように、Abacus.AIはAI分野での豊富な経験と実績を持つ専門家によって設立され、多くの投資家からも期待されている企業です。
なぜ、たくさんのAIサービスを契約すると大変なの?
私たちの周りには、様々なAIを使った便利なサービスがあります。例えば…
- 文章お助けAI: ブログ記事やメールの文章を考えたり、文章を直したりするのを手伝ってくれます。
- お絵かきAI: 「こんな絵を描いて!」とお願いするだけで、イメージに合った絵を自動で作ってくれます。
- 動画づくりAI: 文字や写真から、短い動画をサッと作ってくれます。
- プログラミング応援AI: コンピューターのプログラムを作る作業をサポートしてくれます。
これらのサービスはとても便利ですが、多くの場合、「サブスクリプション」といって、毎月決まった利用料 を支払う必要があります。便利なものをいくつも使っていると、毎月の支払いが数千円、数万円になってしまう ことも珍しくありません。
それに、サービスごとに使い方を覚える必要があるので、管理も少し面倒になりがちです。
Abacus.AIって何? 一つにまとめると、どんないいことがあるの?
Abacus.AIは、そんな悩みを解決するために作られた、「全部入り」のAIサービス です。月額約1,500円(10ドル )で、一つの契約だけで、色々な最新のAI機能 を使うことができます。
※為替レート(円とドルの交換比率)によって、日本円での金額は変わります。
Abacus.AIを使うメリット
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毎月の出費をグッと抑えられる!
- 色々なAIサービスに個別にお金を払う必要がなくなるので、毎月の支払いを大幅に節約 できます。例えば、文章作成AI(月額約3,000円)、画像生成AI(月額約1,500円)、動画生成AI(月額約2,000円)に個別に契約すると合計で約6,500円かかるところを、Abacus.AIなら月額約1,500円で済むため、毎月5,000円近く節約できる計算になります。
- 最初に契約した時に1ヶ月分の料金がかかりますが、いつでもやめることができます。やめても、その月の終わりまではサービスを使えます。
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色々な種類の賢いAIを使える!
- Abacus.AIでは、OpenAI や Claude、Geminiといった、世の中で「とても賢い」と言われている様々なAI を利用できます。
- これらのAIは「大規模言語モデル(LLM)」と呼ばれています。これは、インターネット上の膨大な文章データを読み込んで学習し、まるで人間と話しているかのように自然な言葉で文章を作ったり、質問に的確に答えたりできるようになった、とても物知りなAIのことです。
- 毎月、AIを使うための『計算ポイント』(利用クレジットのようなもの)が付与されます。高性能なAIを使うとこのポイントを消費しますが、GPT-4.1 MiniやLlama、Geminiなど、いくつかの人気AIモデルはポイント消費なしで無制限に利用できるため、気軽にたくさん試すことができます。
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できることがたくさん!
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Abacus.AI一つで、こんなにたくさんのことができます:
- AIとのおしゃべり(チャット): 色々なAIとおしゃべりして、文章作成、アイデア出し、調べ物などを手伝ってもらえます。
- 書類の読み込み・質問: PDFなどの書類ファイルをアップロードして、内容について質問したり、短くまとめてもらったり できます。
- 画像づくり: 『夕焼け空を飛ぶ猫』のように、作りたい画像のイメージを言葉で伝えるだけで、AIがオリジナルの画像を生成してくれます。(月に約500枚まで)
- 動画づくり: 写真や言葉から、短い動画を作れます。(月に約40本(5秒動画の場合)まで ※高性能なAIを使う場合は作れる本数が減ります)
- プログラミングのお手伝い: コンピュータープログラムの作成や修正をサポートします。
- インターネット検索連携: AIとのおしゃべり中に、最新の情報をインターネットで調べて答えてくれます。
- AIにお任せ設定(AIエージェント): ちょっと複雑な作業を、あなた専用のAIに自動でやってもらうように設定 できます。
- 音声の文字起こし・読み上げ: 話した言葉を文字にしたり、文字を音声で読み上げたりもできます。
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Abacus.AI一つで、こんなにたくさんのことができます:
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使い方が分かりやすい!
- Abacus.AIの操作画面(インターフェース) は、見た目が分かりやすく、初めての人でも簡単に使い始められる ように作られています。
Abacus.AIのはじめ方
Abacus.AIを使い始めるのは簡単です。
- Abacus.AIのウェブサイト を開きます。
- 「Get Started」などのボタンから、アカウント(利用者登録)を作ります。
- クレジットカード情報を入力して、月額10ドルの支払いを設定します。
- 登録が終われば、すぐに色々なAI機能を使い始めることができます。
Abacus.AIのインターフェースの概要
下記の、Abacus.AIの初期の操作画面を示します。
① Abacus.AIロゴ
サービスのロゴ。クリックでホーム画面に戻ります。② ドキュメント・編集ボタン
ドキュメントの表示や編集に使うボタンです。③ AIモデルの選択
23種類のAIモデルを選択可能、RouteLLMにしておくとプロンプトにより自動的にAIモデルを振り分けます。④ 招待・共有オプション
他のユーザーを招待したり、プロジェクトを共有できます。⑤ チーム情報
現在のチーム名やメンバー情報が表示されます。⑥ タスク管理セクション
タスクの作成や進捗管理を行うエリアです。
➆ プロジェクト管理セクション
プロジェクトの新規作成や切り替えができます。⑧ 検索機能
プロジェクトやタスクを素早く検索できます。⑨ クイックアクセスオプション
よく使う機能やテンプレートへのショートカットです。⑩ 入力フィールド
AIへの指示や質問を入力するメインエリアです。⑪ ツールバー
画像・コード・プレイグラウンドなど各種ツールを選択できます。⑫ プロンプティングヒント
効果的なプロンプト作成のコツが表示されます。
- ⑬ ツールセクション
利用可能なAIツールの一覧の表示を折りたんだり、閉じたりします。 - ⑭ AI機能アクセス
CodeLLM、Operator、AppLLMなど、AI機能へのアクセスボタンです。 - ⑮ DeepAgent機能
開発作業を自動化するエージェント機能です。 - ⑯ Agent Platform, Connect external Service, Add from Files, Connect Githubへの切り替え
DeepAgentの機能拡張や外部連携、知識追加のための入口やオプションです。 - ⑰ モバイルアプリダウンロード
iOS/Androidアプリのダウンロードリンクです。 - ⑱ 共有・ダウンロードボタン
画面右上。現在の画面やデータを他のユーザーと共有したり、ダウンロードできます。
全体的なレイアウトと基本構成
Abacus.AIのインターフェースは、現代的でクリーンなデザインを採用しています。主な構成要素は次のとおりです:
- 左側ナビゲーションサイドバー:⑥「TASKS」と ⑦「PROJECTS」のセクションがあり、ユーザーのワークスペースを管理するための基本ナビゲーションを提供しています。
- 上部バー:① Abacus.AIのロゴとブランド名が左上に配置され、② AIモデルの選択(「RouteLLM」)が右上中央に表示されています。現時点で23種類あり、それらの中から選択が可能であり、RouteLLMに設定しておくと、プロンプトにより自動的に最適なAIモデルを選択してくれます。
- 中央ワークスペース:ユーザーが作業を行う主要な領域で、⑨プロジェクトの提案や ⑩テキスト入力フィールドが配置されています。
- 下部ツールバー:⑬~⑰様々な機能やツールにアクセスするためのボタンが配置されています。
ナビゲーション構造
画像のサイドバーには以下の主要なナビゲーション要素が見られます:
- ⑥ TASKS:タスク管理のためのセクション
- ⑦ PROJECTS:プロジェクト管理のためのセクション(「+」ボタンで新規プロジェクトを作成可能)
- ➇ 検索機能:サイドバー下部の虫眼鏡アイコンで内容を検索可能
- ⑬ TOOLS:ツールセクションが開いている状態ですが、折りたたむことが可能です。
ワークスペース機能
中央の作業エリアには、以下の要素が表示されています:
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➈ プロジェクトテンプレート/提案:
- 「Fun fact about Rome」:ローマに関する面白い事実を生成
- 「HTML landing page」:HTMLのランディングページ作成
- 「Python for fibonacci series」:フィボナッチ数列のPythonコード
- 「Draw a dragon」:ドラゴンの描画/生成
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➉ 入力エリア:「Write something...」というプレースホルダーテキストが表示されており、ユーザーがプロンプトやコマンドを入力できます。
- マイクアイコンと地球儀アイコン(音声入力と言語選択)が付いています。
- 右側に送信ボタン(紙飛行機アイコン)があります。
ツールバーと機能
画面下部には、⑪ 様々なツールや機能にアクセスするためのボタンバーがあります:
- Image:画像関連の機能
- Code:コーディング支援機能
- Playground:実験的な機能やテスト環境
- Powerpoint-Gen:PowerPoint生成機能
- Deep Research:詳細な調査・研究機能
- More:その他の追加機能
ユーザープロファイルとチーム設定
画面右上には以下の情報が表示されています:
- ➄ チーム情報:「Team・・・ Team」、「Name: ・・・」
- ➃ リファレンス/招待機能:「Refer / Invite」というオプション
Refer : 友達を紹介するとお金がもらえるようです。
Invite:チーム内にユーザーを招待する。 - ⑱ その他のメニュー:結果の共有とダウンロードボタンがあります。
Abacus.AIの主要機能
検索結果から得られた情報によれば、Abacus.AIは以下のような主要機能を提供しています:
- ③ 複数のAIモデルへのアクセス:GPT-4, Claude, Gemini, Llama-3などの23種類の最先端のAIモデルを一つのインターフェースから利用可能
- ChatLLM:チャット、コード生成、音声、画像、ビデオなどを含む総合的なAIアシスタント
- カスタムAIエージェント:特定のタスクに対応したカスタムAIエージェントの作成と管理
- ドキュメント分析:PDFなどのドキュメントをアップロードして分析する機能
- コラボレーション機能:チームでのAI利用をサポートする共有機能
- その他色々な機能あり
インターフェースの特徴
Abacus.AIのインターフェースは、使いやすさと効率性を重視して設計されています:
- 直感的なナビゲーション:明確に構造化されたサイドバーとツールバー
- クリーンなデザイン:余計な要素が少なく、作業に集中できるミニマルなデザイン
- 提案型インターフェース:よく使われるプロジェクトやタスクの提案を表示
- 統合ツールセット:様々なAI機能に一つのインターフェースからアクセス可能
- モバイルアプリ対応:App StoreとGoogle Playのアイコンが表示されており、モバイル版も利用可能
まとめ:Abacus.AIで、もっと気軽に、もっとお得にAIを使おう!
Abacus.AIは、たくさんのAI機能を一つにまとめることで、お金の心配を減らし、難しいと思われがちなAI技術を、誰でも手軽に使えるようにしてくれる サービスです。
月額約1,500円で、最新の賢いAIを使ったり、絵や動画を作ったり、プログラミングを手伝ってもらったりと、色々なことが一つの場所でできてしまいます。しかも、一部のAIは使い放題です。
もしあなたが、「色々なAIサービスの月額料金が高いなあ…」と感じているなら、Abacus.AIを試してみることで、AIとの付き合い方がもっとシンプルで、もっと便利になるかもしれません。
次回以降は、実例を交えて使い方などを解説したいと思っておりますのでご期待ください。
さあ、Abacus.AIで新しいAI体験を始めてみませんか?
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