Microsoftの新言語「POML」完全ガイド:煩雑なプロンプトを構造化する次世代の手法のPodcast
下記のPodcastは、Geminiで作成しました。
ストーリーブック
はじめに:プロンプトエンジニアリングが直面する「成長の痛み」
プロンプトエンジニアリングとは、AIモデル、特に大規模言語モデル(LLM)から望ましい出力を引き出すために、効果的な入力(プロンプト)を設計・改良する技術であり、科学です 。初心者のために簡単に例えるなら、優秀でも経験の浅いアシスタントに、いかに明確で的確な指示を出すか、という技術に似ています 。生成AIの黎明期には、「AIについて教えて」といった単純な質問がプロンプトの主流でした。しかし、LLMの能力が飛躍的に向上するにつれて、プロンプトもまた進化を遂げました。
現代の高度なAIアプリケーション開発では、プロンプトは単なる質問文ではありません。AIに特定の役割(ペルソナ)を与え、膨大な背景情報(コンテキスト)を提供し、いくつかの模範解答例(Few-shot例)を示し、さらには出力形式に厳密な制約を課すといった、複雑な多要素から構成される「指示書」となっています 。この進化は、AIがより高度なタスクを遂行できるようになったことの証左です。
しかし、この複雑化は新たな課題を生み出しました。それが「プロンプトスパゲッティ」問題です 。役割定義、データ、指示、例、制約などが一つの巨大なテキストブロックに混在し、まるで絡み合ったスパゲッティのように解読不能になる状態を指します。このようなプロンプトは、可読性が著しく低く、メンテナンスは困難を極めます。一部を修正しただけで、意図しない挙動を引き起こすことも少なくありません。さらに、チームでの共同開発やプロンプトの再利用、バージョン管理といった、現代のソフトウェア開発に不可欠なプラクティスを適用することが絶望的に難しくなります 。
この「プロンプトスパゲッティ」は、エンジニアの能力不足が原因なのではなく、むしろLLMの成功と高度化がもたらした必然的な「成長の痛み」と言えます。AIが単純な応答生成から、複数のステップを自律的に実行するエージェントへと進化するにつれ、その制御に必要な指示は本質的にプログラムに近づいていきます。しかし、自然言語で書かれたその「プログラム」には、従来のプログラミング言語が提供する変数、関数、モジュールといった構造化のためのツールが存在しませんでした。
ウェブ開発が初期の無秩序なスクリプトから構造化されたHTMLとCSSへと進化したように、プロンプトエンジニアリングもまた、より形式的で構造化されたアプローチを必要とする転換点に立っています 。この「プロンプトの混沌」を解決するためにMicrosoftが提唱したのが、本稿で詳説する「POML (Prompt Orchestration Markup Language)」なのです。


POMLとは何か? Microsoftが示す「プロンプトの混沌」への処方箋
POML(Prompt Orchestration Markup Language)とは、Microsoftが開発し、MITライセンスの下で公開したオープンソースのフレームワークです 。その名の通り、HTMLやXMLに着想を得たマークアップ言語であり、LLMへのプロンプトに「構造性」「保守性」「再利用性」をもたらすことを目的として設計されています 。
名称に含まれる「オーケストレーション(Orchestration)」という言葉が、POMLの本質を的確に表しています。POMLは単一のプロンプトを構造化するだけでなく、プロンプトを構成する様々な要素(役割、データ、ツール、例など)間の複雑な相互作用を調整し、さらには複数のAIエージェントにまたがるワークフローを統制(オーケストレート)することまでを視野に入れています 。
POMLの最も根源的な設計思想は、プロンプトを伝統的なソフトウェアアーキテクチャであるMVC(Model-View-Controller)における「ビュー(View)層」として捉える点にあります 。
- モデル (Model): ユーザー情報や製品カタログなど、アプリケーションが扱う生のデータ。
- ビュー (View) - POML: モデル層のデータを受け取り、LLMが解釈しやすいように整形し、指示と共に提示する責務を負うプレゼンテーション層。
- コントローラー (Controller): ユーザーからの入力を受け取り、モデルとビューを制御するアプリケーションのビジネスロジック。
この「関心の分離」は、堅牢なソフトウェア開発の基本原則です。POMLは、この規律をプロンプト管理の世界に持ち込もうとしています 。このアプローチは、プロンプトエンジニアリングを単なる「クリエイティブな文章作成」作業から、体系的なソフトウェアエンジニアリングの一分野へと昇華させる可能性を秘めています。
従来のプロンプト作成が、試行錯誤を繰り返しながら最適な言葉を探す職人的な作業であったのに対し、MVCパターンを適用したPOMLは、各層の独立した開発、テスト、保守を可能にします。つまり、「プロンプトデザイナー」(ビュー担当)と「アプリケーション開発者」(コントローラー担当)が、互いの作業を待つことなく並行して開発を進められるのです。これにより、POMLで記述されたプロンプトは、他のソフトウェア資産と同様に、バージョン管理システムで追跡し、A/Bテストを実施し、異なるアプリケーション間で再利用可能な「コンポーネント」として扱えるようになります。POMLは単なる新しい構文ではなく、プロンプトをソフトウェア開発ライフサイクルにおける正式な構成要素として扱うための、パラダイムシフトを促すものなのです。
POMLの強力さは、その5つの核心的な機能の組み合わせによって実現されています。ここでは、それぞれの機能を具体的なコード例と共に詳しく解説します。


構造化マークアップ:意味論的タグでプロンプトを整理する
POMLは、HTMLのように意味を持つタグ(セマンティックタグ)を用いて、プロンプトの論理的な構成要素を明確に分離します 。これにより、「プロンプトスパゲッティ」は構造化された文書へと生まれ変わります。
-
<poml>: すべてのPOML文書のルート(根)となる要素です 。 -
<role>: LLMに与える役割やペルソナを定義します。「あなたは親切な科学の先生です」といった具合です 。 -
<task>: LLMに実行させたい主要なタスクを記述します 。 -
<example>: モデルの応答スタイルをガイドするためのFew-shot学習の例を提供します。<input>と<output>というサブタグで構成されます 。
コード例:
<poml>
<role>あなたはキャッチーなスローガンを専門とするシニアコピーライターです。</role>
<task>新しいコーヒーブランドのスローガンを3つ生成してください。</task>
<example>
<input>製品:環境に優しいスニーカー</input>
<output>1. Walk the talk. 2. 軽やかに、スタイリッシュに。 3. 世界はあなたの足元に。</output>
</example>
</poml>
包括的なデータハンドリング:画像や文書をプロンプトに統合
POMLの大きな利点の一つは、プレーンテキストの制約を超え、様々な形式のデータをネイティブに扱える点です 。これにより、特にマルチモーダルモデルの能力を最大限に引き出すことができます。
-
<img>: 画像ファイルをプロンプトに埋め込みます。src属性でファイルパスを、alt属性で代替テキストを指定します 。 -
<table>: CSVファイルなどから表形式のデータを統合します 。 -
<document>: 外部のテキストファイルや文書の内容を埋め込みます 。
コード例:
<poml>
<role>あなたは植物学者で、生徒に図を説明しています。</role>
<task>提供された画像を使って、光合成のプロセスを説明してください。</task>
<img src="photosynthesis_diagram.png" alt="光合成の入力(日光、水、二酸化炭素)と出力(酸素、ブドウ糖)を示す図" />
</poml>
分離されたプレゼンテーションスタイル:CSSのように出力形式を制御
POMLは、ウェブ開発におけるCSSのように、プロンプトの「内容(コンテンツ)」と「出力形式(プレゼンテーション)」を分離する仕組みを提供します 。これにより、LLMが些細なフォーマットの変更に過敏に反応する問題を軽減し、異なる出力スタイルを試すA/Bテストを容易にします 。
-
<output-format>: LLMの応答に求める形式やトーン、制約などを指定します 。 -
<stylesheet>: より広範なスタイルルールを定義するために使用できます 。
コード例:
<poml>
<task>POMLを使用する主な利点を3つ挙げてください。</task>
<output-format>
回答は番号付きリストで提供してください。
各項目は簡潔に、20ワード以内で記述してください。
トーンはプロフェッショナルで有益なものにしてください。
</output-format>
</poml>
統合されたテンプレートエンジン:動的なプロンプトを生成
POMLの最も強力な機能の一つが、プロンプトをプログラム的に生成できる組み込みのテンプレートエンジンです 。これにより、ユーザーごとにパーソナライズされたプロンプトや、状況に応じて内容が変化する動的なプロンプトを簡単に作成できます。
-
変数:
<let>タグで変数を定義し(静的な値、JSON/CSVファイルからの読み込み、インライン定義が可能)、{{ variableName }}構文でプロンプト内に埋め込みます 。 -
ループ:
for属性を使い、配列データを反復処理します(例:<item for="product in productList">)。 -
条件分岐:
if属性を使い、特定の条件が満たされた場合にのみテキストブロックを含めることができます。 -
インクルード:
<include src="./another.poml" />を使い、プロンプトを部品化(モジュール化)し、再利用性を高めます 。
コード例(複合機能):
<poml>
<let name="user" src="./user_profile.json" />
<let name="products" src="./products.csv" />
<role>あなたはパーソナライズド・マーケティング・アシスタントです。</role>
<task>
{{ user.name }}様宛に、短くフレンドリーなマーケティングメールを作成してください。
<if test="user.isPremium">
プレミアムメンバーであることへの感謝を伝えてください。
</if>
以下の新製品をおすすめしてください:
</task>
<list for="product in products">
<item>{{ product.name }}: {{ product.description }}</item>
</list>
</poml>
この一連の機能(データハンドリング、テンプレート、スタイリング)は、単なる問い合わせではなく、システムを構築するために設計されています。データを取り込み、テンプレートで動的にプロンプトを生成し、スタイルで出力を制御するという一貫したパイプラインは、何千ものユニークな対話を構造的かつ確実に処理するシステム(例えば、自動レポート生成やパーソナライズされたコンテンツ配信)の構築を可能にします 。
豊富な開発ツール:VS Code拡張機能とSDK
POMLは単なる言語仕様にとどまらず、開発者を支援するエコシステムを備えています 。
- VS Code拡張機能: Visual Studio Code用の公式拡張機能は、プロンプトエンジニアリングを最新のソフトウェア開発体験へと引き上げます。シンタックスハイライト、IntelliSense(自動補完)、ホバードキュメント、レンダリング結果のリアルタイムプレビュー、エディタ内での直接テストといった機能を提供します 。
-
SDK (Software Development Kit): Python (
pip install poml) および Node.js (npm install pomljs) 向けのSDKが提供されており、開発者は既存のアプリケーションにPOMLファイルをシームレスに統合できます 。興味深いことに、Microsoftのプロジェクトでありながら、現時点で.NET用のSDKは提供されていません 。
実践編:最初のPOMLプロジェクトを5分で始める
理論を学んだら、次は実践です。以下の簡単なステップに従って、最初のPOMLプロジェクトを体験してみましょう。


- ステップ1: VS Code拡張機能のインストール Visual Studio Codeを開き、拡張機能マーケットプレイスで「POML」と検索し、インストールボタンをクリックします 。
-
ステップ2: 最初の
.pomlファイルの作成 新しいファイルを作成し、hello.pomlという名前で保存します。そして、以下の基本的なPOMLコードを貼り付けます。XML<poml> <role>あなたはフレンドリーなアシスタントです。</role> <task>{{ username }}さんに挨拶をしてください。</task> <output-format>挨拶は簡潔にしてください。</output-format> </poml> - ステップ3: LLMプロバイダーの設定 作成したプロンプトをテストするには、拡張機能をLLMのAPIに接続する必要があります。VS Codeの「設定」を開き、「POML」で検索します。表示された設定項目に、使用するプロバイダー(例: OpenAI, Azure)、APIキー、エンドポイントURLを入力します。このステップは、インタラクティブなテスト機能を利用するために不可欠です 。
- ステップ4: ライブプレビューとテストの実行 エディタの右上にあるプレビューアイコンをクリックすると、LLMに送信される最終的なテキストがリアルタイムで表示されます。変数を変更すると、プレビューも即座に更新されます。準備ができたら、テスト実行ボタン(通常は再生ボタンのようなアイコン)をクリックしてプロンプトをLLMに送信し、エディタ内で直接AIの応答を確認します 。
-
(任意): アプリケーションへの統合 POMLを実際のアプリケーションでどう使うかを見てみましょう。以下は、Pythonで
.pomlファイルを読み込み、レンダリングする簡単な例です。Python# 'pip install poml' を事前に実行しておく import poml # POMLファイルを読み込み、レンダラーを作成 prompt_renderer = poml.Renderer(poml_file='hello.poml') # 変数を渡してプロンプトをレンダリング(テキスト化) rendered_text = prompt_renderer.render(variables={'username': 'Alex'}) print(rendered_text) # この後、'rendered_text' をLLMのAPIに送信する処理を記述
戦略的活用法:POMLを使うべき時、使わないべき時
POMLは強力なツールですが、万能薬ではありません。その真価を理解し、適切な場面で活用することが重要です。ここでは、コミュニティのフィードバックも踏まえ、POMLの戦略的な活用法を探ります。


POMLが輝くユースケース
- 複雑で多段階のプロンプト: エージェント的なワークフローや、膨大な指示・文脈・例を含むプロンプトの管理に最適です 。
- チームでの共同開発: 複数の開発者が関わるプロジェクトにおいて、プロンプトのバージョン管理、レビュー、共有を容易にし、一貫性を保つのに役立ちます 。
- 再利用可能なプロンプトテンプレート: 組織内で標準化されたプロンプトのライブラリを構築し、開発効率を向上させたい場合に強力です 。
- データ駆動型のプロンプト生成: ユーザーデータや外部情報に基づいて、動的かつパーソナライズされたプロンプトを大規模に生成する必要があるアプリケーション(例:CRM連携のメール自動生成)に適しています 。
POMLを避けるべき場面
- 単純で一度きりのプロンプト: 簡単な質問や単発のタスクには、プレーンテキストの方が迅速かつ効率的です 。
- 迅速なプロトタイピング: アイデアを素早く試したい初期段階では、構造化ファイルを作成する手間が思考の速度を妨げる可能性があります 。
- 小規模な個人プロジェクト: 構造化や共同作業のメリットは、個人が小規模なアプリケーションを開発する際には限定的かもしれません。
コミュニティでは、「これは単なるXML/XSLTの再発明ではないか」「LLMが賢くなるにつれてフォーマットへの感受性が低下し、POMLの価値は薄れるのではないか」といった批判的な意見も見られます 。一方で、信頼性が求められる本番システムにおいては、モデルの解釈に依存するよりも、明示的な構造を持つ方が常に優れているという強力な反論もあります 。
POML導入検討チェックリスト


以下の表は、あなたのプロジェクトにPOMLが適しているかを判断するための一助となるでしょう。
| 特徴・側面 | 利点 (Pros) | 欠点・考慮事項 (Cons) |
| 構造性・可読性 | 複雑で長いプロンプトに最適。保守性を向上させ、「プロンプトスパゲッティ」を解消する 。 | 単純な一行プロンプトには冗長で過剰に複雑 。 |
| チームコラボレーション | 標準化されたフォーマットがバージョン管理(Git)、コードレビュー、チーム内の共通理解を促進する 。 | チーム全体が新しい言語/構文を学習する必要がある。 |
| 再利用性 | テンプレート機能 (<let>) とモジュール性 (<include>) により、プロンプト部品の再利用性が飛躍的に向上する 。 | 再利用可能な抽象化されたコンポーネントを作成する初期コストは、使い捨てのプロンプトを書くより高い。 |
| ツール・エコシステム | 豊富なVS Code拡張機能とPython/Node.js用SDKが開発・デバッグ・テストを効率化する 。 | エコシステムはまだ新しい。Microsoft製でありながら.NET用SDKがないのは顕著な欠点 。 |
| データ統合 | プレーンテキストでは困難な画像、表、文書などの多様なデータをネイティブかつシームレスに扱える 。 | 最終的にレンダリングされるプロンプトの形式は、対象のLLMと互換性がなければならず、モデル固有の考慮が必要になる場合がある。 |
POMLの未来と構造化プロンプトの展望
POMLをAI業界全体のトレンドの中に位置付けることで、その長期的な影響を考察することができます。
かつて33万5000ドルもの高給で話題となった単独の「プロンプトエンジニア」という職種の熱狂は落ち着きを見せ始めていますが 、その一方で「プロンプトエンジニアリング」というスキル自体は、すべてのソフトウェア開発者、AIエンジニア、データサイエンティストにとって必須のコアコンピタシーになりつつあります 。
POMLのようなツールは、この進化を後押しします。それは、エンジニアが人間とAIのインターフェースを、データベースやAPIを設計するのと同じレベルのアーキテクチャ的厳密さで考えられるようにするためです。未来のプロンプトエンジニアの役割は、単なる「言葉選び」ではなく、構造化されたプロンプトとツール連携の連鎖を通じて、問題を分解し、解決策を設計する「AIアーキテクト」へと変化していくでしょう 。
この流れは、自律性を高めたAIエージェントの台頭と密接に関連しています。これらのエージェントは、ツールやメモリ、多段階の推論を管理するために、複雑で構造化された指示体系を必要とします 。POMLは、まさにこのようなマルチエージェントシステムや複雑なワークフローのために設計された言語です 。
ソフトウェア産業が標準化とモジュール化(API、ライブラリ、コンテナなど)を通じてスケールしてきたように、AI開発も同様の道を辿る可能性があります。現在、職人芸に頼りがちなプロンプトエンジニアリングに対し、POMLは標準化され、モジュール化されたフォーマットを導入します。これにより、プロンプトは独立して開発・テスト・共有が可能な交換可能な「コンポーネント」として扱えるようになります。これは、プロンプトエンジニアリングの「工業化」への重要な一歩と言えるでしょう。
将来的には、人間が手動でプロンプトを書く機会は減るかもしれません。しかし、それは構造の必要性がなくなることを意味しません。むしろ、構造は「水面下」に潜り、システムが最適化された構造化プロンプト(POMLのような形式)を裏で自動生成するようになるでしょう 。POMLは、そのような未来において、重要な中間表現としての役割を担う可能性があります。


結論:POMLはプロンプト管理の未来を担うか?
本稿では、プロンプトエンジニアリングが直面する「プロンプトスパゲッティ」という課題から説き起こし、その解決策としてMicrosoftが提唱するPOMLを多角的に解説しました。POMLは、構造化、モジュール性、そして豊富なツール群を通じて、この混沌に秩序をもたらします。
その真価は、単純な対話ではなく、複雑で、共同作業を伴い、本番環境で稼働するような高度なAIアプリケーションにおいて発揮されます。それは、プロンプト作成という職人芸に、待望されていたエンジニアリングの規律をもたらすものです。
POMLがすべての開発者、すべてのタスクにとって必須のツールになるわけではないかもしれません。しかし、それはプロンプトエンジニアリングのプロフェッショナル化における重要な一歩であることは間違いありません。POMLは、次世代の洗練され、信頼性が高く、保守可能なAIアプリケーションを構築するための、強力な新しい基盤を提供します。ぜひ一度、VS Code拡張機能をインストールし、その可能性を自身の目で確かめてみることをお勧めします。
参考資料
- POML: Prompt Orchestration Markup Language, https://github.com/microsoft/poml
- Microsoft Releases POML (Prompt Orchestration Markup Language): Bringing Modularity and Scalability to LLM Prompts, https://www.marktechpost.com/2025/08/13/microsoft-releases-poml-prompt-orchestration-markup-language/
- Microsoft POML Adds HTML-Style Structure to AI Prompts, https://petri.com/microsoft-poml-html-style-structure-ai-prompts/
- LLM へのプロンプトを構造化された文書で管理する POML, https://azukiazusa.dev/blog/poml-prompt-structured-document/
- POML: Prompt Orchestration Markup Language (github.com/microsoft), https://news.ycombinator.com/item?id=44853184
- Microsoft released POML : Markup Programing Language for Prompt Engineering, https://www.reddit.com/r/LocalLLaMA/comments/1mquliu/microsoft_released_poml_markup_programing/
- Microsoft POML - A very different take on Prompt Engineering, https://www.youtube.com/watch?v=lk4KNpR3HuY
- LLM へのプロンプトを構造化された文書で管理する POML の使い方, https://qiita.com/TKfumi/items/fcf66519bddca89fa9ad
- Prompt engineering, https://en.wikipedia.org/wiki/Prompt_engineering
- What is Prompt Engineering?, https://uit.stanford.edu/service/techtraining/ai-demystified/prompt-engineering
- プロンプトエンジニアリングとは?初心者でもわかるコツや具体例を紹介, https://styz.io/tech/contents/introduction-to-prompt-engineering
- プロンプトエンジニアリングの練習方法5選!初心者がスキルを磨くコツ, https://note.com/brightiers/n/n75f82a796e22
- What is prompt-based learning and prompt designing in LLM, https://medium.com/@aniket.umbc/what-is-prompt-based-learning-and-prompt-designing-in-llm-bb4a27251826
- Choosing the Right Prompt for Language Models: A Key to Task-Specific Performance, https://www.comet.com/site/blog/choosing-the-right-prompt-for-language-models-a-key-to-task-specific-performance/
- POML (Prompt Orchestration Markup Language), https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=poml-team.poml
- Microsoft Launches POML: Making Prompt Engineering Structured & Developer-Friendly, https://dev.to/bhuvaneshm_dev/microsoft-launches-poml-making-prompt-engineering-structured-developer-friendly-4a6h
- Microsoft POML: Programming Language for Prompting, https://medium.com/data-science-in-your-pocket/microsoft-poml-programming-language-for-prompting-adfc846387a4
- プロンプトの構造化, https://cloud.google.com/vertex-ai/generative-ai/docs/learn/prompts/structure-prompts?hl=ja
- XMLタグを使用する, https://docs.anthropic.com/ja/docs/build-with-claude/prompt-engineering/use-xml-tags
- プロンプトエンジニアリングの最新動向と将来性(2025年以降)を考察, https://note.com/sharakusatoh/n/n45001dfdcab5
- The Truth About Prompt Engineering Jobs, https://www.vktr.com/ai-upskilling/the-truth-about-prompt-engineering-jobs/
- Future of Prompt Engineering: Trends, Tools, and Job Opportunities for 2026 and Beyond, https://www.refontelearning.com/blog/future-of-prompt-engineering-trends-tools-and-job-opportunities-for-2026-and-beyond
- AI Prompt Engineering Jobs in 2025: Skills, Salaries & Future Outlook, https://blog.promptlayer.com/ai-prompt-engineering-jobs-in-2025-skills-salaries-future-outlook/
- プロンプトエンジニアリングの最新動向, https://note.com/hiroyukimonchy/n/n350277532d26
- Prompt Orchestration Markup Language 解説, https://www.reddit.com/r/LocalLLaMA/comments/1mo9vkh/microsoft_releases_prompt_orchestration_markup/?tl=ja
- Prompt Orchestration Markup Language 解説, https://www.reddit.com/r/LocalLLaMA/comments/1mquliu/microsoft_released_poml_markup_programing/?tl=ja




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