食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」を使ってみたよ!弁当者さんに最適!

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はじめに

 無料の栄養計算アプリを探していたら表題にあるような「食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」を見つけましたので、ここに紹介します。

 ただ、残念なことにこのアプリは2009年6月末で開発が止まっていますが、この時点で20,000ダウンロードを突破したと書かれています。

 このアプリのホームページは次から見ることができます

 この記事を読むと次のことが分かります。

 OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。

パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H2
食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」のバージョン : 1.0

このツールは次の条件で動作確認がされています。

  • 動作OS :  Windows XP/Me/98
  • Excel 2000/2002/2003

しかし、私の環境であるWindows10のMicrosoft365 Excelでも正常に動作することが確認できました。

 それでは、さらに食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」を深堀していきたいと思います。

食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」とは?

 食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」は、五訂の食品成分表が入っており、これを用いて栄養成分として、エネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物、カルシウム、食塩相当量の6成分の栄養計算ができ、これらのレーダーチャートをタックシール(ヒサゴCB861、エーワン28171)に打ち出せるようになっており、弁当屋さんや食品販売業者には適したアプリと言えます。

 このアプリを開発された方は、「pasokyu」という方でホームページを見ると、2009年6月24日で「活動をしばらく休止します。」と書かれており、現在も更新がなされていませんので、ソフトの改良は止まっていると言えます。

食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」の特徴

 食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」アプリの特徴を以下に載せておきます。

★Windows環境のExcel上で動作するツールでExcelを利用している方は利用が容易
★「日本食品標準成分表2020年版(五訂」に対応
★6成分の栄養成分のレーダーチャートをタックシールに印刷が可能
★無料で利用が可能

食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」のダウンロード、インストール

 食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」を利用するためには、Vectorのダウロードサイトに移動し、「ダウロードはこちら」をクリックすると、パソコンに「y_eiyo10.zip」のファイルがダウンロードできます。

 このファイルを、解凍すると「食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel Ver.1.0.xls」と言うファイルが生成されます。

 このファイルをダブルクリックすることにより食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」を起動をすることができます。

 このファイルは、マクロを含んでいる訳ではないですが、ワークシートは複数あり、非表示になっているシートなどもあり、これらにはパスワードが掛けられています。

食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」の使い方

食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excel」の概要

 起動すると、5つのシートを見ることができ、最初のシートに簡単な使い方の説明が載っています。

 食品などの入力は、2つ目のシートの「食品名入力」シートで行います。

 3つ目のシートが「食品成分表」シートで、このシートに「食品名入力」で入力したデータが転写され、1食当たりの栄養素、1食あたりの基準栄養量に対する百分率のレーダーチャート、入力した各食品の使用量(g)、エネルギー(kcal)、タンパク質(g)、脂質(g)、炭水化物(g)、カルシウム(mg)、食塩相当量を見ることができるようになっています。

 4つ目のシートが、ヒサゴのタックシール(GB861)に印刷できるレーダーチャート入りのシールが横6×縦2の12枚が印刷できるようになっています。

 5つ目のシートが、エーワンのタックシール(28171)に印刷できるレーダーチャート入りのシールが横6×縦2の12枚が印刷できるようになっています。

食品栄養成分計算よっしゃ!栄養 for Excel」を朝食の主菜に適用

 ここでは、前に栄養算ソフト(大阪市の無料ソフト、食品成分表八訂に対応)で計算したクラシルでレシピが出ていた「鮭とみそバターの混ぜご飯」について、食品栄養成分計算「よっしゃ!栄養 for Excelを適用し、比較してみたいと思います。

 使った食材は次の表にしたがって入力し、それにより計算されたそれぞれの食品に対するエネルギーを比較しました。

材料(1人前) 使用量
(重量、g)
よっしゃ!栄養 for Excelによる計算結果(エネルギー、kcal) 栄養算による
計算結果(エネルギー、kcal)
ごはん 180 301 281
60 119 110
料理酒 5 5 4
みそ 6 11 11
しょう油 3 2 2
溶かしバター(有塩) 5 37 35
小ねぎ(小口切り) 7 2 2
合計 266 477 445

 ほぼどちらの計算でしても一致していますが、エネルギーで「よっしゃ!栄養 for Excel」で計算した方が八訂を基準で見て見ると約7%ほど多くなっています。

 これは元々食品成分表が五訂と八訂の違いによるものが大きいと考えられます。

食品名入力シート

 食品名の入力は、先ず分類1で食品群を選択し、分類2でそれに該当する食品を選択し、分類3でさらに絞って食品を選択して入力するようになっています。

 食品番号による入力はできません。

 ある程度慣れるまでに時間がかかるように思います。

 食品群などを知っている栄養学を学んでいる方なら容易に入力もできますが、初心者には難しいと感じました。

 下図は、「鮭とみそバターの混ぜご飯」の食材を入力した画面です。

食品成分表シート

 食品成分表シートは、食品名入力で入力した食材のデータが転写・計算され1食当たりの栄養量、1食あたりの基準栄養量に対する百分率(基準値はどのようなデータを用いているか説明がないので不明)、各食材の栄養6成分値が表示されます。

 なお、1食あたりの基準栄養量は前のシート(食品名入力シート)のF55~K55に自由に値を入力できるので、最新のデータ(日本人の食事摂取基準など)を入れたほうが良いでしょう。

 下図は、「鮭とみそバターの混ぜご飯」の食材を入力した食品成分表シートの画面です。

タックシールシート

 タックシールシートには、ヒサゴのタックシール(GB861)とエーワンのタックシール (28171)がありますが、どちらもほぼ画像は同じなので、ここでは代表してヒサゴのタックシールについて紹介します。

 タックシールシートには、品名(食品名入力で品名に記入した値)、原材料(品名入力で原材料に記入した値)、賞味期限、保存方法、内容量、製造者、そして、栄養素のレーダーチャートが1つのシールに入るようになっています。

 このシールが横6×縦2で合計12個のシールが印刷できるようになっていますが、実際に試していないので、プリンターの種類などでも正常に印刷できるかは不明です。

 なお、最初のシールの賞味期限はB3に記入、保存方法はB4に記入、内容量はB5に記入、製造者は、B6~B8に記入することにより、他のシールに反映されようになっています。

 また、A3に賞味期限を消費期限とすれば、他のシールに反映されます。

 下図は、4つのシールをスクリーンショットしたもののです。

おわりに

 いかがだったでしょうか?

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 この記事を読んで少しでも食品栄養成分計算よっしゃ!栄養 for Excel」ソフトに興味を持っていただき、あなたが作成した食事の献立の栄養計算をして、健康維持のために活用されてみては如何だろうか?

以上です。

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