ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2026年10月30日執筆ーーーーーーーーーーーーーーーーー
- KubuntuとKDEプラズマのPodcast
- はじめに
- WSL 3上でKubuntuとKDE Plasmaを動かす魅力と全体構成
- Kubuntuデスクトップ環境(kubuntu-desktop)のインストール手順
- リモートデスクトップ(xrdp)によるKDEフルデスクトップの起動方法
- 日本語表示の完全設定:ロケール生成とGoogle Notoフォントの導入
- 日本語入力環境の構築:fcitx5-mozcとKDEシステム設定の連携
- トラブルシューティング:画面が真っ暗・入力が切り替わらない場合の解決策
- まとめ:洗練されたKDEデスクトップをWindows 11で快適に使いこなそう
- 参考資料
- はじめに
- Kubuntuとは?
- WSL2のインストール方法
- Kubuntuのデスクトップ環境のインストール
- VcXsrv Windows X Serberのインストールと設定
- KDEプラズマデスクトップの日本語表示
- KDEプラズマデスクトップ内のアプリの日本語入力
- おわりに
KubuntuとKDEプラズマのPodcast
下記のPodcastは、Geminiで作成しました。
はじめに
Windows 11上で快適なLinux開発環境を実現する「WSL(Windows Subsystem for Linux)」は、ターミナルでのコマンド操作にとどまらず、GUIアプリケーションやデスクトップ環境全体を動かすプラットフォームとしても大きな進化を遂げています[1]。なかでも、Ubuntuをベースに洗練されたGUI環境「KDE Plasma」を標準搭載した「Kubuntu」は、Windowsライクな美しいタスクバー、高いカスタマイズ性、そして軽快な動作性能を誇り、Linuxデスクトップ愛好家から極めて高い人気を誇っています[2]。
しかし、「WSL上にKubuntuのフルデスクトップ環境を構築したいけれど、画面の出し方が分からない」「英語表記のままでメニューが読めない」「日本語入力(IME)が効かず文字化けしてしまう」といった壁に直面し、導入を躊躇している方も少なくありません[3]。
2026年10月現在、最新の「WSL 3(WSL 3.0.1)」では、Linux 6.x LTSカーネルの採用や高速ファイルシステム「virtiofs」の標準統合、systemdの完全サポートにより、巨大なデスクトップ環境の立ち上げやリソース管理が一段と安定しています[4]。
さらに、リモートデスクトップ(xrdp)を活用したフルスクリーン接続と、WSLgによるシームレスな個別アプリ(Dolphin、Kate、Konsole等)のウィンドウ起動を目的に応じて自由に使い分けられるハイブリッドな運用が可能です[5]。
本記事では、Windows 11のWSL 3環境にKubuntuデスクトップ(kubuntu-desktop)を導入する手順から、xrdpを用いたフルデスクトップ画面の呼び出し、Google Notoフォントによる文字化け防止とUIの完全日本語化、そしてfcitx5-mozcを用いた快適な日本語入力環境の構築まで、初心者でも迷わず完結できるよう徹底解説します[6]。
WSL 3上でKubuntuとKDE Plasmaを動かす魅力と全体構成

WSL 3とKubuntu・KDE Plasmaのアーキテクチャ(Googleの画像生成AIで作成)
まずは、なぜ数あるLinuxデスクトップ環境(GNOMEやXfceなど)の中で「KDE Plasma」が選ばれるのか、そしてWSL 3上でどのように画面を描画するのか、その基本アーキテクチャを理解しておきましょう[1]。
KDE Plasma(Kubuntu)が持つ圧倒的な操作性とデザイン性
KDE Plasmaは、Windowsユーザーにとって最も親しみやすいデスクトップ環境の筆頭です[2]。画面下部のタスクバー、スタートメニュー風のアプリケーションランチャー、右下のシステムトレイ、直感的なウィンドウコントロールなど、Windows 11のUIデザイン思想と驚くほど親和性が高く、違和感なく操作できます[2]。
さらに、高機能ファイルマネージャー「Dolphin」のタブ分割や端末統合、高機能テキストエディタ「Kate」の強力なコード編集機能など、KDE Gearと呼ばれる高品質な標準アプリ群が最初から揃っていることも大きなアドバンテージです[7]。
画面表示のアプローチ:フルデスクトップ(xrdp)と個別アプリ(WSLg)の使い分け
WSL 3上でKDE環境を活用する場合、以下の2つの手法が存在します[5]:
- xrdpによるフルデスクトップ接続(本記事の主軸): Linux側にリモートデスクトップサーバー(xrdp)を立ち上げ、Windows標準の「リモートデスクトップ接続(mstsc)」から
localhost:3389にアクセスします[5]。Windows上に独立したフルスクリーンウィンドウとしてKDE Plasmaデスクトップ全体が丸ごと立ち上がり、まるで仮想マシンや実機PCを操作しているかのような完全なデスクトップ体験が得られます[5]。 - WSLgによるシームレスな個別アプリ起動: KDEのアプリ(DolphinやKate、Konsole)を単体で起動すると、WSLgのXWayland/Weston機構を通じて、Windows 11のデスクトップ上に個別ウィンドウとして直接描画されます[1]。Windowsのスタートメニューにもアプリアイコンが自動登録されるため、日常的なファイル操作やテキスト編集は個別起動、集中的なLinux開発作業はフルデスクトップと、自在に使い分けが可能です[1]。
WSL 3(WSL 3.0.1)による基盤の強化
最新のWSL 3環境では、仮想化基盤のオーバーヘッドが大幅に低減され、virtiofsによる高速なディスクアクセスと、systemdの標準動作によって各種バックグラウンドサービス(xrdpやdbus)の常駐が極めて安定しています[4]。
Kubuntuデスクトップ環境(kubuntu-desktop)のインストール手順

KDEデスクトップパッケージのインストール手順(Googleの画像生成AIで作成)
ここからは、実際にWindows 11のWSL 3環境にKubuntuデスクトップ環境を導入する具体的な手順を進めていきましょう[8]。
事前準備:WSL 3とUbuntuの最新化
Windows Terminal(PowerShell管理者)を開き、WSL本体が最新版であることを確認します[4]。
wsl --update
wsl --version
systemdの有効化(超重要)
xrdpサービスやD-Busセッション、デスクトップマネージャーを正常に稼働させるため、WSL内でsystemdが有効になっている必要があります[4]。
sudo bash -c 'cat << EOF > /etc/wsl.conf
[boot]
systemd=true EOF'
デスクトップパッケージの選択とインストール
KDE PlasmaをWSLに導入する場合、主に2つの選択肢があります[8]:
kubuntu-desktop(推奨・フルパッケージ): Kubuntu公式のテーマ、壁紙、サウンド、Dolphin、Kate、各種ユーティリティがすべて網羅された完全版です[8]。kde-plasma-desktop(軽量ミニマム版): コアとなるPlasmaデスクトップと最小限のツールのみをインストールし、ストレージ容量を抑えたい場合に適しています[8]。
今回は完全版の kubuntu-desktop を導入します[8]。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install -y kubuntu-desktop
※途中でディスプレイマネージャーの選択画面(sddmまたはgdm3)が表示された場合は、「sddm」を選択してEnterを押してください[8]。
リモートデスクトップ(xrdp)によるKDEフルデスクトップの起動方法

Windowsリモートデスクトップ接続とxrdp構成図(Googleの画像生成AIで作成)
KDE Plasmaのデスクトップ画面をWindows 11から呼び出すため、リモートデスクトップサーバー「xrdp」をセットアップします[5]。
xrdpのインストールとポート確認
sudo apt install -y xrdp
Xセッションの指定(~/.xsession)
echo "startplasma-x11" > ~/.xsession
chmod +x ~/.xsession
xrdpサービスの起動
sudo systemctl enable xrdp
sudo systemctl restart xrdp
Windows 11のリモートデスクトップ接続(mstsc)からログイン
- Windowsで
Win + Rを押し、mstscを実行します[10]。 - 「コンピューター」に
localhost:3389と入力して接続します[10]。 - ログイン画面でSession「Xorg」、Linuxのユーザー名とパスワードを入力してログインします[10]。
日本語表示の完全設定:ロケール生成とGoogle Notoフォントの導入

KDE Plasmaの日本語ロケールとフォント設定(Googleの画像生成AIで作成)
初期状態のデスクトップは英語表記であり、また日本語文字が「豆腐」のように文字化けすることがあります[11]。美しい日本語UIを実現するため、日本語パッケージとフォントをセットアップします[11]。
日本語言語パックとKDEローカライズパッケージの導入
sudo apt install -y language-pack-ja language-pack-ja-base kde-l10n-ja
システムロケールを日本語(ja_JP.UTF-8)に設定
sudo locale-gen ja_JP.UTF-8
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
Google Noto CJKフォントのインストール(文字化け完全防止)
sudo apt install -y fonts-noto-cjk fonts-noto-color-emoji
sudo fc-cache -fv
KDEシステム設定(System Settings)でのUI日本語化
- KDEデスクトップの「System Settings」を開きます[13]。
- 「Regional Settings」>「Language」で「日本語」を追加し、最上位に配置します[13]。
- 「Formats」でRegionを「日本 - 日本語 (ja_JP)」に変更して「Apply」をクリックします[13]。
- 一度セッションをログアウトして再接続すると、全メニューが完全な日本語表記に切り替わります[13]。
日本語入力環境の構築:fcitx5-mozcとKDEシステム設定の連携

fcitx5-mozcによる日本語IME設定手順(Googleの画像生成AIで作成)
KDEデスクトップ上で日本語をスムーズに入力するため、最新の入力フレームワーク「fcitx5-mozc」とKDE設定モジュールを導入します[14]。
fcitx5およびKDE統合パッケージのインストール
sudo apt install -y fcitx5 fcitx5-mozc kde-config-fcitx5 fcitx5-frontend-qt5 fcitx5-frontend-qt6 fcitx5-frontend-gtk3 fcitx5-frontend-gtk4
入力メソッド環境変数の設定
設定ファイルに環境変数を追加します[14][15]:
cat << 'EOF' >> ~/.profile
# --- Fcitx5 日本語入力環境変数 ---
export GTK_IM_MODULE=fcitx5
export QT_IM_MODULE=fcitx5
export XMODIFIERS=@im=fcitx5
export DefaultIMModule=fcitx5
export INPUT_METHOD=fcitx5
EOF
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc
# WSL環境下でのfcitx5デーモン自動常駐
if [ "$SHLVL" = 1 ]; then
(fcitx5 --disable=wayland -d --verbose '*'=0 > /dev/null 2>&1 &)
fi
EOF
KDEシステム設定での「仮想キーボード」有効化
- KDEシステム設定の「入力デバイス」>「仮想キーボード」を開きます[14]。
- 選択肢の中から 「Fcitx 5」 を選択し、「適用」をクリックします[14]。
4. Mozc入力メソッドの追加
fcitx5-configtool
「現在の入力メソッド」に 「Mozc」 を追加し、半角/全角キーまたは Ctrl + Space で日本語入力が切り替わることを確認します[14]。
トラブルシューティング:画面が真っ暗・入力が切り替わらない場合の解決策

KDE Plasmaトラブルシューティングチェックリスト(Googleの画像生成AIで作成)
KDEデスクトップ構築時によくあるトラブルと、その即効性のある解決策をまとめました[16]。
リモートデスクトップ接続で画面が真っ暗(Black Screen)のまま固まる場合
セッションの二重起動や、D-Busセッションバスの競合が原因です[16]。
~/.xsessionがstartplasma-x11の1行のみであることを確認します[5]。/etc/xrdp/startwm.shの末尾手前にunset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESSおよびunset XDG_RUNTIME_DIRを追加して再起動します[16]。
WSL全体が重い・応答がなくなる場合
管理者PowerShellでWSL全体を安全に完全停止します[17]:
wsl --shutdown
日本語の切り替えキーが反応しない場合
ターミナルで fcitx5-diagnose を実行し、環境変数やプラグインの状態を確認します[18]。
4. 個別アプリ起動時にWindowsスタートメニューに反映されない場合
デスクトップデータベースを更新します[19]:
sudo update-desktop-database
まとめ:洗練されたKDEデスクトップをWindows 11で快適に使いこなそう
本記事では、Windows 11の最新「WSL 3」環境上で、Kubuntu(KDE Plasma)デスクトップ環境を構築し、リモートデスクトップ接続によるフル画面操作、完全日本語化、そしてfcitx5-mozcによる快適な日本語入力環境を確立するまでの全手順を徹底解説しました[1][2]。
本記事の重要ポイントのおさらい
- WSL 3の先進基盤: virtiofsとsystemdの標準統合により、巨大なKDEデスクトップも高い安定性とファイル処理速度で快適動作[4]。
- xrdpによるフルデスクトップ:
startplasma-x11を指定することで、Windows標準のリモートデスクトップから美しいKDE画面へ一発接続[5][10]。 - 日本語表示の完全構築: Google Notoフォントと
language-pack-jaにより、文字化けをゼロにし、視認性抜群の日本語UIを実現[11][12]。 - fcitx5-mozcのスマート連携: KDE専用設定モジュールとWayland回避オプションにより、半角/全角キーでストレスフリーな日本語タイピングが可能[14][15]。
- WSLg個別アプリとのハイブリッド運用: DolphinやKateなどの単体GUI起動と、フルデスクトップ接続をシーンに応じて柔軟に使い分け可能[1][7]。
Windows 11の快適な操作性を保ちながら、KDE Plasmaの自由度の高いデスクトップ機能と強力なLinux開発エコシステムを両立できるこの環境は、毎日のプログラミングやシステム管理を格段に楽しく、効率的にしてくれます[1][20]。ぜひ本記事の手順を参考に、あなただけの美しいKubuntu環境をWindows 11上に構築してみてください![1]
参考資料
- [1] マイクロソフト公式 - WSLでLinux GUIアプリを実行する(WSLg公式ドキュメント)
- [2] KDE公式プロジェクト - KDE Plasma: Discover the power, elegance, and freedom of the Plasma desktop
- [3] Kubuntu公式コミュニティ - Kubuntu official documentation and desktop feature overview
- [4] マイクロソフト公式 - Windows 11におけるWSLの高度な設定とsystemdサポート
- [5] xrdp公式プロジェクト - xrdp: An open source Remote Desktop Protocol server documentation
- [6] Ubuntu公式チュートリアル - Ubuntu on WSL2/WSL3 GUI support and desktop environments
- [7] KDE Applications - Dolphin file manager and Kate advanced text editor documentation
- [8] Ubuntuパッケージアーカイブ - kubuntu-desktop metapackage package details and dependencies
- [9] xrdp公式マニュアル - xrdp.ini configuration file options and port allocation
- [10] マイクロソフト公式 - リモートデスクトップ接続(mstsc.exe)クライアントの使い方
- [11] Debian/Ubuntu国際化ドキュメント - Japanese localization and language-pack-ja setup
- [12] Google Fonts - Noto Sans CJK JP official project page and font metrics
- [13] KDEユーザーベース - System Settings: Regional Settings and Language management
- [14] Fcitx5公式Wiki - Fcitx 5 with KDE Plasma integration and Mozc input method
- [15] Qiita技術コミュニティ - WSLg環境におけるfcitx5-mozcのWayland回避と自動起動テクニック
- [16] xrdp開発リポジトリIssues - Troubleshooting black screen on desktop session startup
- [17] マイクロソフト公式 - WSLのシャットダウンとサブシステムリセット手順(wsl --shutdown)
- [18] Fcitx5公式Wiki - Troubleshooting and fcitx5-diagnose utility guide
- [19] FreeDesktop.org - Desktop Entry Specification and update-desktop-database utilities
- [20] Linux Foundation - Desktop Linux standards and graphical subsystem interoperability
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2023年10月9日執筆ーーーーーーーーーーーーーーーーー
はじめに
この記事ではWSL2(Windows11)にKubuntuをインストールし、KDEプラズマデスクトップを日本語表示、日本語入力できるようにする方法を解説します。
この記事の対象読者は、WSL2やKubuntuに興味があるが、まだ試したことがない初心者の方です。この記事を読むにあたって、以下の環境や前提知識が必要です。
- Windows11がインストールされたPCがあること
- Windows11の基本的な操作ができること
- コマンドプロンプトやPowerShellの基本的な使い方がわかること
- Linuxの基本的なコマンドがわかること
それでは、WSL2でKubuntuをインストールし、KDEプラズマデスクトップを日本語表示、日本語入力できるようにする方法を見ていきましょう。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について載せておきます。
パソコンOS : Windows11 Pro
Windowsバージョン : 22H2
WSLのバージョン : 1.2.5.0
Ubuntuのバージョン : Ubuntu-20.04.6
Kubuntuとは?
KubuntuとはUbuntuの派生版で、KDEプラズマデスクトップという美しいデスクトップ環境を備えたLinuxのディストリビューションです。
KDEプラズマデスクトップはカスタマイズ性が高く、様々なアプリケーションやウィジェットを使って自分好みのデスクトップを作ることができます。
WSL2でKubuntuを使うと、Windows11とLinuxの両方のメリットを享受できるだけでなく、KDEプラズマデスクトップの魅力も味わえるようになります。
KubuntuとUbuntuの主要な違いを表にまとめてみました。
| 比較のパラメータ | Kubuntu | Ubuntu |
| 開発者 | ブルーシステムズ社とコミュニティ | カノニカル社とコミュニティ |
| デスクトップ環境 | KDE Plasma | GNOME |
| ツールキット | Qt | GTK+ |
| ウェブブラウザ | Firefox | |
| オフィススイート | LibreOffice | |
| 電子メール & PIM | Thunderbird | |
| 必要環境 | プロセッサ:2 GHzデュアルコア メモリ:2 GB ディスクスペース:25 GB グラフィックスカード:1024×768の解像度が利用可能なもの |
|
WSL2のインストール方法
先ずはWSL2をインストールする方法を説明します。WSL2をインストールするには、以下のステップを実行します。
- コマンドプロンプトやPowerShellを管理者権限で開きます。その際に、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と聞かれますので「はい」をクリックすると、PowerShellのターミナルが起動します。

- 次のコマンドをターミナルに打ち込みWSLのアップデートをします。この時も、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と聞かれますので「はい」をクリックすると、WSLのアップデートが始まり、終わると「Linux 用 Windows サブシステム はインストールされました。」と表示されます。
wsl --update - インストールするLinuxのデストリビューションがどのようなものがあるかを見るために、次のコマンドを打ち込み実行します。
wsl -l -o - 次に表示される、Linuxデストリビューションの中から「Ubuntu-20.04」をインストールするために、次のコマンドを入力して実行します。しばらく時間がかかります。(私のパソコンで3~4分程度)
wsl --install -d Ubuntu-20.04
Kubuntuのデスクトップ環境のインストール
このKubuntuのインストールについては、GitHubGistにある「camullen/installation.md」を参考にさせていただきました。
- 上述のコマンド(4.)が終了すると、自動的にUbuntuターミナルが起動し、「Enter new UNIX username:」と聞いてくるので、ユーザー名を英語の小文字で記入、「New password:」と聞いてくるので、パスワードを記入(記入しても何も入力されていないように見えますが実際は入力されています。)して実行、さらに「Retype new password:」と聞いてくるので、間違いないようにパスワードを記入して実行。
- Ubuntu20.04のアップデートとアップグレードをするために、次のコマンドを記入して実行。ここで、最新版のUbuntuをインストールしないのは、最新版のUbunntuからKubuntuのデスクトップ環境をインストールする際にエラーが出てうまくKubuntuのデスクトップ環境がインストールできないからです。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
- Kubuntuのデスクトップ環境をインストールするために、次のコマンドを記入して実行。これにはかなり時間がかかりますので気長に待ちましょう。(私のパソコンで約30分程度)
sudo apt install kubuntu-desktop -y - 途中で「 Configuring encfs」と言うウインドウが表示されますが、そのままリターンを押して進めます。

- 「Progress:67%」で止まったようになりますが、気長に待ちましょう。
- Kubuntuデスクトップをインストールし終えたら、X ディスプレイマネージャの「LightDM」をインストールするために、次のコマンドを打ち込み実行します。
sudo apt install lightdm -yと - 途中「Configuring lightdm」の画面が出たら、カーソルで「lightdm」を選択して実行。

- nanoエディターを利用して次のコマンドを打ち込み実行すると、「lightdm.conf」が立ち上がります。
sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf - 「lightdm.conf」ファイル内に次の文を入力(下の文をコピーして貼り付けてください。)して、保存(Ctrl +x、yを入力してリターン)します。
[Seat:*] user-session=plasma [LightDM] start-default-seat=false [XDMCPServer] enabled=true port=177
VcXsrv Windows X Serberのインストールと設定
VcXsrv Windows X Serberのインストール
次の手順でインストールしてください・
- 先ず、VcXsrv Windows X Serberのページに飛び、「download」をクリックすると、パソコンに「vcxsrv-64.1.20.14.0.installer.exe」と言うファイルがダウンロードされます。

- 「vcxsrv-64.1.20.14.0.installer.exe」を起動すると、「VcXsrv Setup: Installation Options」画面が表示されますので、デフォルトのままで「Next >」をクリック。

- インストールするホルダー画面になりますので、これもデフォルトのままでよいので、「Install」をクリック。

- インストールが終了して、「Completed」と表示されたら、「Close」をクリックすると、パソコンのデスクトップにXlaunchのアイコンが作成されています。

VcXsrv Windows X Serberの設定
設定は、次の手順で進めてください。
- Xlaunchのアイコンをダブルくちっくして起動すると、「Display settings」の画面になりますので「One windows without titlebar」にチェックを入れ、「次へ(N)>」をクリック。

- 「Client startup」画面になりますので、「Open session via XDMCP」にチェックを入れ、「次へ(N)>」をクリック。

- 、次のコマンドを打ち込んで、赤い「inet」と書かれた文字の横にある「〇.▼.×.□」のIPアドレスをコピーして記録しておきます。(例えば、172.xxx.xxx.xxx)xxxには数字が入ります。
sudo apt install net-tools ifconfig eth0 | grep inet - 「XDMCP settings」画面になりますので、「Connect to host」の横に上述で求めたIPアドレスをペーストし「次へ(N)>」をクリック。

- 「Extra settings」画面になりますので、「Native opengl」のチェックを外し、「Disable access control」にチェックを入れ、「次へ(N)>」をクリック。

- 「Finish configuration」の画面になりますので、「Save configuration」クリックして設定を保存した後に「完了」をクリック。ここで、そのまま保存すると「config.xlaunch」と言う名前で保存され、これをクリックすることによりX-ウインドウが起動します。

- 最後に「パブリックネットワークとプライベートネットワークにこのアプリへのアクセスを許可しますか?」と聞かれるので「許可」をクリック。

- ここで設定して記録した「config.xlaunch」をクリックしてX-windowを立ち上げておいて、Ubuntuのターミナルから「startplasma-x11」と打ち込んで起動すると、KubuntuのデスクトップであるKDEプラズマデスクトップが立ち上がります。

KDEプラズマデスクトップの日本語表示
表示されたKubuntuのKDEプラズマのデスクトップのメニューなどは英語表記になっています。
これらのメニューなどを日本語表記にするために、次のような手順を踏んでください。
- Ubuntuのターミナルを開き、次のコマンド記入して日本語の言語パックをインストールします。
sudo apt install -y language-pack-ja - ロケールを日本語設定にするために、次のコマンドを記入して実行します。
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8 - Ubuntuターミナルを「exit」を記入して閉じます。
- 前に設定して保存した「config.xlaunch」をダブルクリックして、XcXsrv Serverを起動します。
- Ubuntuターミナルを再起動して、次のコマンドを記入して実行することによりKubuntuを起動。
startplasma-x11 - 一瞬暗くなり、しばらくするとKDEプラズマデスクトップが起動します。
- 右の「Application Launcher」⇒「System Setting」⇒左のメニューの「Input Device」⇒「Keyboard」⇒「Lyouts」を順にクリックし、「+Add」をクリックして、「Japanese」を加えて「Apply」をクリックして適用します。
- 次に「Personalization」から「Regional Settings」⇒「Languge」と順にクリックし、右下の「Add languages」をクリックして「日本語」を選択して「Add」をクリックし、「Apply」をクリックして、上に移動しておきます。
- 「Regional Settings」⇒「Date & Time」⇒「Time Zone」と順にクリックし、「Asia/Japan」を選択して、「Apply」をクリックして適用します。
- 「KDEプラズマデスクトップ」を終了して、再起動します。もし、どうしてもエラーが出て起動しない場合は、パソコンを再起動して、「config.xlaunch」をダブルクリックして、XcXsrv Serverを起動し、「Ubuntuターミナル」からKdeプラズマを起動してみてください。メニューなどが日本語表記されていることが分かります。

KDEプラズマデスクトップ内のアプリの日本語入力
KDEプラズマデスクトップ内のアプリの日本語入力ができるようにするために次の手順を実行してください。
- 日本語入力を入力するために、「Fictx」と「Mozc」をインストールするために次のコマンドをUbuntuターミナルに入力して実行します。
sudo apt install -y fcitx-bin fcitx-mozc dbus-x11 - フォントの設定を変更するために、次のコマンドを1行づつ実行してください。
cat << EOS | sudo tee /etc/fonts/local.conf <?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig><dir>/mnt/c/Windows/Fonts</dir></fontconfig> EOS - 環境変数を設定するために、次のコマンドを1行づつ実行してください。
cat << EOS >> ~/.profile export GTK_IM_MODULE=fcitx export QT_IM_MODULE=fcitx export XMODIFIERS=@im=fcitx export DefaultIMModule=fcitx fcitx-autostart &> /dev/null EOS - Ubuntuターミナルを閉じて、再起動し、Kdeデスクトップを起動します。
- パネルの右にある「キーボードマーク」を右クリックし表示されるメニューの「Configure Current Input Method」⇒「入力メソッド」から「Mozc」を既定の入力メソッドに変更
- 次に「全体設定」の「Trigger Input Method」を「Ctrl+Space」に設定(デフォルトで設定済み)
- 後は、好みで「Mozcツール」⇒「設定ツール」から自分好みの設定をしてください。
下記の図は壁紙を風景画に変更し、パネルを下に持っていき、デスクトップにDolphinのファイラー、時計のウジェット、計算機、LibreOffice Writerなどは適当に配置したもののスクリーンショットです。

おわりに
この記事では、WSL2でKubuntuをインストールし、KDEプラズマデスクトップを日本語表示と日本語入力に対応させる方法を紹介しました。
WSL2は、Windows 11でLinuxのディストリビューションを簡単にインストールできる機能です。
KDEプラズマデスクトップは、Linuxで人気の高いデスクトップ環境の一つで、日本語表示と日本語入力に対応させるには、いくつかのパッケージや設定を行う必要があります。
その手順を詳しく説明しました。これで、WSL2でKubuntuのKDEプラズマデスクトップをある程度快適に使えるようになったと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上です。



















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