はじめに
あなたは、ウッカリしてデータを削除してしまい、困ったことがありませんか?
そのような際のデータ復元アプリ「Wondershare Recoverit」(以後、「Recoverit」とします。)について紹介します。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
- Recoveritとは?
- Recoveritの無料版と有料版の違い
- Recoveritの評判・評価、口コミ
- Recoveritのダウンロード、インストール
- Recoveritの使い方
- ホーム画面の説明
- SDカード内のファイルの復元
- USBメモリー内の削除したファイルの復元
- パソコン内のドキュメントフォルダー内の削除ファイルの復元
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 20H2
Wondershare Recoverit Proバージョン : 10.0.3
Recoveritとは?
Recoveritとは、PC、HDD、SD、USBなどのデバイスから、写真、ビデオ、オーディオ、Eメール、ドキュメントなど、誤削除やトラブルの原因で消えたファイルを簡単に復元できるアプリです。
Recoveritは、2003年にリリースされ、160以上の国で販売され、ユーザー数は500万人以上、35以上の復元に関する特許を取得している世界的に利用されているデータ復元アプリなんです。
Recoveritを販売する会社は、2003年に設立したWondershare(ワンダーシェアー)という会社で、世界中に6つのオフィスを持ち、1,200人以上の社員が働いている企業です。
日本支社は、平成23年9月に設立され、東京都千代田区東神田に事務所を置く株式会社ワンダーシェアーソフトウェア(Wondershare Software Co., Ltd.)で、資本金 800万円(2017年2月現在)、従業員数(グループ連結) 500人(2017年2月現在)の会社です。
Wondershareが販売するアプリには、クリエイティブソフト、オフィス系ソフト、ユーティリティソフトなど合わせて16ソフトを販売しており、ユーティリティソフトの中の1つに「Recoverit」があります。
このRecoveritの特徴をホームページから抜粋して以下に載せます。
Recoveritの無料版と有料版の違い
Recoveritには、個人向け、ビジネス向け、学生教職員向けがあります。
無料版 | 個人向け | ビジネス向け | 学生・教職員向け(Ultimate版) | ||
Pro版 | Ultimate版 | Ultimate Plus版 | |||
月額プラン、1PC | 0円 |
5,980円 | 7,980 円 | 9,980 円 | 7,980 円 |
永続ライセンス、1PC | 10,980 円 | 12,980 円 | 14,980 円 | ||
1年間プラン(5PCs) | 14,940 円 | 20,940 円 | 問い合わせ | ||
データ容量 | 100MBまで | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
通常のデータ復元 | ☓ | ○ | ○ | ○ | ○ |
起動ディスク作成 | ☓ | ☓ | ○ | ○ | ○ |
最新のアドバンス動画復元、動画修復機能などの高度復元 | ☓ | ☓ | ☓ | ○ | ☓ |
Recoveritの評判・評価、口コミ
Recoveritの評判や評価を見るためには、このアプリの評価している記事やサイトを見るのが一番良いと思います。
Freesoft100のレビュー(口コミ・評判)をだしており、これを見ると、5点満点中評価は (レビュー5人)でした。
Amazonのカスタムレビューでは、5点満点中評価は
(レビュー80人)でした。Rakutenのみんなのレヴューでは、5点満点中評価は (レビュー8人)でした。
以上を見ると、Recoveritの評価は、5点満点中3.1~3.9の間にあると言えます。
データ復元は、色々な状況が考えられ、データ形式、デバイスなど種々雑多で複雑であることを考えると、全ての人に満足する結果を出すことは大変難しいことであり、その意味ではかなり良い評価と私は思います。
また、Twitterで「Recoverit」と入力して検索して、業者のツイートやキャンペーンを除くと、書き込みはほとんどが外国の方が多く、日本人の利用者が少ないことが伺われます。
Recoveritのダウンロード、インストール
Recoveritのホーム画面に移動して、無料ダウンロードをクリックしてください。
ダウンロードフォルダーに「recoverit_setup_full4139.exe」のセットアッププログラムがダウンロードされますので、このファイルをダブルクックします。
こちらでダウンロードしたRecoveritのセットアッププログラムは、有料版になります。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので、「はい」をクリックすると、Recoveritのインストーラーが立ち上がりますので、「インストール」をクリックします。
しばらくすると、Recoveritがパソコンにインストールされ、「今直ぐ開始」が表示されますが、直ぐ利用しないようであれば、右上の「☓」をクリックして閉じて下さい。
また、パソコンのデスクトップ画面上に「Wondershare Recoverit」のアイコンが作られているはずですので、起動する際には、このアイコンをダブルクリックすれば起動することができます。
無料版のRecoveritをダウンロードしたい場合は、次のサイトを利用して下さい。
Recoveritの使い方
以後の操作は、Windows10 Pro (Windowsバージョン:21H1、Recoverit(バーション:10.0.3、有料版)で解説します。
ホーム画面の説明
起動すると、左にファイル復元、ファイル修復メニューがあり、その右に左メニューにそったメニューが表示されます。
Recoverit Pro版で利用できるのは、「HDやデバイスからの復元」が主であり、この場合は、このメニューの右には、復元するファイルの場所の選択画面でパソコンのHD環境、パソコンに繋がっているデバイス、ゴミ箱、デスクトップ、フォルダーが表示されます。
また、上部にはログイン、購入、フィードバック、メッセージセンター、各種メニュー(言語、購入、登録、よくある質問、操作ガイドなど)があります。
SDカード内のファイルの復元
先ず、SDカード内のファイルの復元を試してみたいと思います。
削除したファイルは、次の通り。
SDカードのJドライブをクリックして、スキャンが終了すると「スキャンが完了しました。○○○ファイルが見つかりました。(ここで、○○○:今までに削除したフィル数」と表示されるので、「OK」をクリックすると、削除したファイルが表示されますので、この中から今回削除したファイル7個(上述のファイル)の左のチェックマークを入れて、「復元する」をクリックします。
途中に復元するためには、復元のみの場合はPro版の購入、復元+起動ディスクの作成まで行いたい場合はUltimate版を購入するように促されます。(この部分の画像は省略します。)
最終的に復元をしようとすると、「SDカードが取り外されました」などのメーセージが表示され、結果的に復元までに行きませんでした。
しかし、復元されるデータそのものは見ることができるので、正常にSD読み取り装置が動作すれば復元できるものと思われます。
SD読み取り装置があまり調子よくなく、それが原因と思われますので、次はUSBメモリーカード内の同じファイルをコピーして、削除したものを復元したいと思います。
USBメモリー内の削除したファイルの復元
USBメモリーにコピーしたファイルは、前述のSDカードにコピーしたものと同じものをコピーして、それらを削除して復元できるかを確かめてみます。
USBメモリーのIドライブをクリックして、スキャンが終了すると「スキャンが完了しました。○○ファイルが見つかりました。(ここで、○○:今までに削除したフィル数」と表示されるので、「OK」をクリックすると、削除したファイルが表示されますので、この中から今回削除したファイル7個(上述のファイル)の左のチェックマークを入れて、「復元する」をクリックします。
ファイルの保存先を選択する画面が表示されますので、保存できる空き容量のある保存先を選択(ここではDドライブ)し、「保存する」をクリックすると、復元されたファイルが指定された保存先に「正常に復元されました」と表示されましたら、「フォルダーを開く」をクリックすると、Dドライブに「Recoverit 2021-10-23 at 12.20.05」の下に「I」ホルダーが作成され、その中に削除したファイル7個か正常に復元されていました。
パソコン内のドキュメントフォルダー内の削除ファイルの復元
次に、パソコン内のドキュメントファオルダー内のUSBメモリで削除したファイルと異なる種類のファイル6個を削除して、それらファイルの復元をしてみます。
削除したファイルは、次の通りです。
復元する場所の選択で、「場所」⇒「フォルダー」⇒「ドキュメント」と順にクリックして、ドキュメントをスキャンします。
Cドライブの容量及び、消去したフィルなどが非常に多いために。スキャンには時間が約30分程かかりますので気長に待ちましょう。
スキャンが終わると、「スキャンが完了しました。○○○○○○ファイルが見つかりました。(ここで、○○○○○○:今までに削除したフィル数」と表示されるので、「OK」をクリックすると、Documents内のフォルダーが表示されますので、C:\Users\user\Documentsファオルダーの中から今回削除したファイル6個(上述のファイル)の左のチェックマークを入れて、「復元する」をクリックします。
ファイルの保存先を選択する画面が表示されますので、保存できる空き容量のある保存先を選択(ここではDドライブ)し、「保存する」をクリックすると、復元されたファイルが指定された保存先に「正常に復元されました」と表示されましたら、「フォルダーを開く」をクリックすると、Dドライブに「Recoverit 2021-10-23 at 14.10.05」の下に、「C:\Users\user\Documentsファオルダー」が作成され、その中に削除したファイル6個か正常に復元されていました。
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
Recoveritとは?、Recoveritの無料版と有料版の違い、Recoveritの評判・評価、口コミ、Recoveritのダウンロード、インストール、Recoveritの使い方、ホーム画面の説明、SDカード内のファイルの復元、USBメモリー内の削除したファイルの復元、パソコン内のドキュメントフォルダー内の削除ファイルの復元などについて解説してきました。
Wondershare Recoveritは、ウッカリした誤操作によりファイル削除などに対応するためのツールとして、個人でも1つは持っておいて損はないアプリであると思います。
ファイルの復元は外注すれば、ここで示したWondershare Recoveritの購入費用以上にかかってきます。
ファイルを削除してしまってから後悔する前に、是非とも揃えておきたいツールの一つと思いますので皆さんもこの記事を読んで是非利用していただけたらと思います。
最後に、今回使用したバージョンは10.0.3です。バージョンによってはUI(ユーザーインターフェース)や機能が異なる場合がございますので、詳細な最新情報はホームページまでご確認お願い致します。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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