WolframAlphaの基本的な使い方を初心者向けに易しく解説、特に数式などを解くのに便利!

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はじめに

 皆さんは、WolframAlphaを知っていますか?

 WolframAlpha は、計算知能と呼ばれるWeb上で利用できるサービスで、数学、科学、社会、文化、日常生活などの様々な分野に関する専門家レベルの答えを計算して提供してくれます。

 ということで、今回は、この WolframAlpha についてもう少し深堀して紹介しようと思います。

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

WolframAlpha とは?

  WolframAlpha は、アメリカ合衆国イリノイ州シャンペーンに本社を置き、数式処理システム「Mathematica」(マセマティカ)の開発・販売元として知られているコンピュータ・ソフトウェア会社の子会社であるWolfram Alpha LLCという会社が提供しているサービスです。

 WolframAlpha は、2009年5月18日に公式にリリースされ、日本語版は2018年6月18日に公開されました。

 WolframAlphaの開発には、約30年の研究開発が基盤となっており、WolframAlphaの開発者であるスティーブン・ウルフラムは、1988年にMathematicaというコンピュータ代数システムを開発し、Mathematicaは、WolframAlphaのコアとなるWolfram言語というプログラミング言語を使っています。

 WolframAlphaは、Mathematicaの上に構築されており、1500万行のMathematicaコードで書かれています。

 WolframAlphaは、特に数学についての幅広い知識と力強い計算能力を有しており、数学の問題解決に役立ちます。

 また、数学関連の質問に対しての日本語に対応しています。

 このWolframAlphaの特徴を箇条書き次に挙げます。

【WolframAlphaの特徴】

  • 計算知識エンジン
    事実についての質問や計算リクエストに対して、直接答えを返します。
  • Wolfram言語
    コンピュータ代数、記号および数値計算、可視化、統計などの機能を網羅。
  • 精選された構造化データ
    答えと関連する視覚的情報を計算
  • 自然言語数学入力
    読みやすい形の解やプロットやグラフィックスなどを表示
  • 複数のソースのデータ
    複数のソースのデータを使って計算を行うことが可能
  • WolframAlpha Pro
    月々の利用料によってユーザに追加機能を提供

WolframAlpha の有料版はあるの?

  WolframAlpha は、無料で利用が可能ですが、有料版にすることにより多くのメリットがあります。

 WolframAlphaの一般個人用の無料版と有料版の違いを表にしました。(https://ja.wolframalpha.com/pro/pricingから引用)

項目 Basic Pro Pro Premium
月額費用
(年払いの場合の月額費用)
0 960円
(630円)
1,560円
(1,060円)
カスタマイズ可能な設定
ステップごとの解説
ヒント や 「ステッ プごと の解説」を見ながら解ける練習問題
金融 , 栄養学等のためのWebアプリ
計算の制限時間 2 倍 3 倍
即時解析のためのファイルのアッ プロードサイズの上限 2MB 5MB
カスタマイズ可能なグラ フィ ックス とダウンロード可能な結果
iOSアプリやモバイルデバイス用に特 化した「ス テップごとの解説」
エキパートからの優先サポート
WebアプリのPersonal Collection
とProfessional Collection

WolframAlpha を利用するまで

 WolframAlpha を利用するには、WolframAlphaのURLに移動して、「計算したいことや知りたいことを入力してください」と書かれた欄に質問事項を記入して、「=」をクリックすることにより解答が得られます。

 ここでは、数学関連の問題に絞って紹介します。

WolframAlpha を使ってみよう!

四則演算

 質問 : 259956+125847、259-181,148*596,12/256,14^5をそれぞれ計算して

 結果は次の通り。

 それぞれの計算結果、全ての計算結果の合計値、平均値、中央値、標本標準偏差まで計算して出してくれます。

式の展開及び因数分解

式の展開

  質問 : ( x+2)( x−2)− (x−7)( x−3)を展開して

 結果は次の通り。

因数分解

 質問 : ( x+3)^2 − 8(x+3)+16の因数分解をせよ

 結果は次の通り。

2次方程式、3次方程式の解

2次方程式

 質問 : 5x^2 − 7x + 1 = 0の方程式の解を求めて

 結果は次の通り。

3次方程式

 質問 : 4x^3−2x^2−6x+3=0の方程式の解を求めて

 結果は次の通り。

微分、積分

微分

 質問 : y=e^(−3x)*sin3xの微分をして

  結果は次の通り。

積分

 質問 : ∫(x^3+2x^2−√x)dx(数学入力により記述)

  結果は次の通り。

微分方程式

 質問 : 2階の微分方程式の解法(\displaystyle\frac{d^2 y}{dx^2}=-4y)←Tex表記(数学入力により記述)

  結果は次の通り。

WolframAlpha の評判

 WolframAlpha につてい、Twitterでのツイートを調べてみました。

 検索ワードは「WolframAlpha」で検索して、「話題のツイート」から2つほど載せます。

 かなり利用している方も多いですが、日本人の書き込みはほとんどおられませんでした。しかし、数学などの問題を解くにはもってこいのツールですので、このツールを知れば日本人の方も利用する方が増えることは明らかでしょう。

WolframAlpha を使った感想

 今回は、WolframAlpha を数学に絞って利用しましたが、その性能の良さに驚きを覚えました。

 WolframAlpha は、数学だけに限らず科学・テクノロジー、社会・文化、日常生活などの様々な分野に関する質問に対して、専門家レベルの答えを計算して提供します。

 また、WolframAlphaは、自然言語や数学入力を受け付けて、プロットやグラフィックスなどの視覚的な結果を表示します。

 特に、数学問題に対しては、一般の中高生の問題を難なく解いて、さらにグラフ表示までしてくれます。

 以上を考えても、一度は試してみる価値はあるかと思いますので是非この記事を読んであなあも試してみてはいかがさろうか?

おわりに

 皆さんいかがだったでしょうか。

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 この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

 

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