Windows10のコマンドの使い方、一覧、バッチファイルでの使い方についても解説

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はじめに

 こんにちは、エイじーです。

 皆さんは、Windows10でコマンドを活用していますか?

 私は、ほとんどコマンドを知りませんが、時たま記事などを読むとコマンドプロップとで記号のような文字列をを打ち込んでたり、WindowのCortanaにcmdと打ち込んだ後、記号のような文字列を打ち込んで作業するとある作業がかなり時間短縮されるのを見ることができます。

 これは、覚えると便利であると感じましたので、どのようなコマンドがあるのか一度調べてみようと思った次第です。

 そして、そのコマンドがどのような機能があり、使い方はどのようにするのかるのかにつても調べてみようと思います。

 あと、思い出しましたが、私みたいに長く生きていると当初のパソコンはキャラクターベースのパソコンで、コマンドを打ち込んでプログラム(N88 Basic言語)を書いて遊んでいた記憶がありますが、今ではユーザーインターフェースがグラフィカルになり、タッチしたり、アイコンなどをクリックすることにより作業ができるようになりました。

 これも時代の進歩で、パソコンなどはその代表的な進化の激しい分野なのでしょうね。

 と言うことで、この記事を読むと次のことが分かります。

●コマンドとは?どのようなもの?
●Windows10の良く使うコマンドにはどのようなものがあるのか一覧にしてみました。
 基本的な操作のコマンド
 ファイル、ディレクトリ操作関係のコマンド
 システム管理、ネットワーク、プログラム制御に関するコマンド
 バッチファイルで利用するコマンド
●Windows10のコマンドの使い方はどうするの?
●Windows10でバッチファイルの簡単な方法はどうするの?

 なお、私が使用しているWindows10 Proのバージョンは、2004です。

コマンドとは?

 weblio辞書を見ると、コマンド(Command)は、

命令。指令。コンピューターで、処理装置に指示する特定の文字列。キーボード入力を主とするCUIのオペレーティングシステムやアプリケーションソフトなどにおいて使われる命令語を指す。
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89

とあります。

 「はじめに」でも述べた通り、コマンドとは、CUI(Character User Interface)であるコマンドプロンプト(黒い画面、winスタート⇒Windowsシステムツール⇒コマンドプロンプト)に文字を打ち込んで作業させると、ある作業などを短縮できる文字列のことで、これを覚えると作業が楽になることが多いです。

Windows10の良く使うコマンド一覧

 私が動作確認できたWindows10でよく使うコマンドを色々な観点から分類して一覧表を作成してみました。

基本的な操作のコマンド

 基本操作で使うコマンドとその説明を一覧表にしてみました。

コマンド表記コマンドの説明
cd
chdir
ディレクトリーの移動、ドライブの移動。
chcp文字コードを変更。Windowsでサポートされているコードページは次を参照。
https://docs.microsoft.com/en-us/openspecs/windows_protocols/ms-ucoderef/28fefe92-d66c-4b03-90a9-97b473223d43?redirectedfrom=MSDN
clipコマンド、ファイルの内容をクリップボードにコピー。
cls画面をクリア。
date日付の表示、設定。
dir現在いる場所のファイルやディレクトリーの一覧表示。
echoエコー機能を有効または無効にするか、メッセージを表示。
exitコマンドプロンプトの終了。
helpヘルプを参照。
find指定したファイルの中から、特定の文字列(テキスト)が含まれる行・数を検索。
formatディスクをフォーマット。
ftpFTPサーバを利用して、ファイルをリモート操作。
labelボリュームラベルを操作。
promptプロンプトの変更。
time現在時刻の表示と設定。
tree現在知る場所より下のディレクトリーなどをツリー表示
verWindowsのバージョン表示。
volボリュームラベルとシリアル番号の表示。
whoamiログイン中のコンピュータ名とユーザーの表示。

ファイル、ディレクトリ操作関係のコマンド

 ここでは、ファイル、ディレクトリを操作するコマンドを一覧にまとめました。

コマンド表記コマンドの説明
attribファイルの属性表示と設定。
copy [元ファイル名] [先ファイル名] 「元ファイル名」のファイルを「先のファイル名」でコピー。
delファイルの削除。
compファイルの比較。
fc2つのファイルの相違点表示。
find指定したファイルの中から、特定の文字列(テキスト)が含まれる行・数を検索。
md
mkdir
ディレクトリの新規作成。
rd
rmdir
ディレクトリの削除。
move  [ファイル、ディレクトリ名] [移動先のパス]
ファイルやディレクトリの移動。
ren [元ファイル名] [先ファイル名]
ren [元ディレクトリ名] [先ディレクトリ名]
rename [元ファイル名] [先ファイル名]
rename [元ディレクトリ名] [先ディレクトリ名]
ファイルやディレクトリのリネーム。
sortテキストファイルのソート表示。
type
more
テキストファイルの中身を表示。
テキストの中身を1ページづつ表示。
xcopy [元ディレクトリ名] [先フォルダ名]「元ディレクトリル名」のディレクトリを「先のディレクト名」でコピ。
where
ファイルの検索。

システム管理、ネットワーク、プログラム制御に関するコマンド

 ここでは、システム操作に関するコマンドを一覧にしました

コマンド表記コマンドの説明
chkdskディスクの状態チェック表示。
hostnameコンピュータ名(パソコン名)を表示。
ipconfigIPアドレスの表示。
getmacMACアドレスの表示。
mmc管理コンソール (MMC) を開く。
netネットワークの設定。
net userパソコンに登録されているユーザの情報の表示。
netstatネットワークの状況の表示。
nslookupDNSサーバーに名前解決を要求。
ping [IPアドレス]
ping [ホスト名]
目的のIPアドレスまはたホスト名までパケットが正常に到達するか確認。
regレジストリの編集。
set変数をセットする際に使うコマンド。
shutdownパソコンをシャットダウン、再起動。
tacert
宛先までの経路を確認。
tasklist今動作しているシステムプログラムなどを一覧表示。
wmic volumeディスク使用率を表示。

バッチファイルで利用するコマンド

 ここでは、バッチファイルで使用するコマンドを一覧にしました

コマンド表記コマンドの説明
@現在行の画面への非表示。
&&前のコマンドが成功した場合だけ実行。
||前のコマンドが失敗した場合だけ実行。
&複数のコマンドの区切り。
^(キャレット)エスケープ文字。
@,&,%,^などを文字として使用する場合に直前に付与。
:(ラベル)ラベル。
%0~%9パラメータの参照。
%環境変数名%環境変数の参照。
%%文字バッチプログラム内の変数。
call他のバッチ・プログラムの呼び出し。
echo画面へのメッセージ表示。
endlocal環境変数のローカライズを終了。
exit /bバッチスクリプトの終了。
forコマンドを繰り返して実行。
gotoバッチファイルの中のラベルで指定されている行に移動。
if else条件により処理を分岐。
pauseバッチプログラムの処理を一時停止。
remコメントを表示。
setlocal環境変数のローカライズを開始。
startプログラムの起動。
shift参照パラメータの繰り上。

Windows10のコマンドの使い方

 コマンドを利用するには、コマンドプロンプト内で利用するのが基本です。

 したがって、コマンドプロップトを起動させることがコマンドを使うために必要となります。

 コマンドプロンプトを起動させる方法にはいくつかの方法がありますので、それを以下に示します。

【コマンドプロップと起動法1】

  1. Winスタートを左クリック。
  2. 下にスクロールしてWinowシステムツールをクリック。
  3. コマンドプロップトを選択してクリック。

【コマンドプロップと起動法2】

  1. Winスタートを右クリック。
  2. 出たメニューで「ファイル名を指定して実行」をクリック。
  3. 出たウインドウの名前欄に「cmd」と記入して、「OK」をクリック。

【コマンドプロップと起動法3】

  1. Winスタートを左クリック。
  2. 下にスクロールしてWinowシステムツールをクリック。
  3. コマンドプロップトを選択して、ドラッグして自分のパソコンのデスクトップ上でドロップ。
  4. コマンドプロップとのショートカットが作成されるので、そこをダブルクリック。

 上述の方法でコマンドプロップとが起動できたら、その画面の中で「windows10の良く使うコマンド一覧」で示したコマンドを打ち込みどのような動作がなされるかをお試しください。

Windows10でバッチファイルの簡単な使い方

 毎日、同じことをやる作業があった場合に、コマンドレベルでやれるものがあればバッチファイルを作成し、それを実行することにより、一連の作業を実行することができます。

 この場合、バッチファイルはテキストエディターで作成します。

 バッチファイルの拡張子(ファイル名の最後の文字、.△△△)の△△△は、bat、cmdのどりらかを付けます。

 ここでは、簡単な例として、毎日使用するソフトを一度に起動するバッチファイルを作ってみたいと思います。

一度に起動するアプリは、ブラウザーのChrome、メーラーのサンダーバード、テキストエディターのMeryとします。

  1. プログラム開始コード(最初の行を非表示すると共に以後の行も全て非表示)
    @echo off
  2. Chromeブラウザーを起動する。
    start chrome.exe
  3. メーラーのサンダーバードを起動する。
    start thunderbird.exe
  4. テキストエディターのMeryを起動する。(パスが通ていないので、Meryの実行ファイルのある場所の絶対パス)
    start C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Mery\Mery.exe
  5. バッチを終了する。
    exit
  6. バッチファイルの内容
    @echo off
    rem Chromeブラウザーの起動
    start chrome.exe
    rem メーラーのサンダーバードを起動する。
    start thunderbird.exe
    rem テキストエディターのMeryを起動する。
    start C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Mery\Mery.exe
    rem バッチを終了する。
    exit

 上述のバッチファイルのある場所に行き、そのファイルをダブルクリックすると3つのアプリが起動できることが分かると思いますので、皆さんも試して見て下さい。

 なお、当然のことでですが上述のバッチファイルは私の場合であり、それぞれのアプリがインストールされており、実行ファイルのパスが通っている必要があります。

 パスが通っていない場合は、絶対パス名でアプリを起動するようにしてください。

おわりに

 皆さんいかがだったでしょうか?

 コマンドとは?どのようなもの?、Windows10の良く使うコマンドにはどのようなものがあるのかの一覧、基本的な操作のコマンド、ファイル、ディレクトリ操作関係のコマンド、システム管理、ネットワーク、プログラム制御に関するコマンド、バッチファイルで利用するコマンド、Windows10のコマンドの使い方はどうするの?、Windows10でバッチファイルの簡単な使い方はどうするの?などについて紹介してきました。

 この記事を読んで、コマンドを活用することにより、仕事や書き物などが効率よく作業が進むことを願っています。

 この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

 

 

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