WebPへの変換方法を紹介すると共にそれら圧縮率を比較

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はじめに

 今日は、WebPについて紹介します。

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

👉WebPとはどのようなもの?
👉WebPへの変換方法はどのようにしてやるの?
・Squooshを利用した画像ファイル変換
・Syncerを利用した画像ファイル変換
・XnConvertを利用した画像ファイル変換
・サルワカ道具箱を利用した画像ファイル変換
👉写真5枚で変換方法による圧縮率の違いを比較するとどうなるの?
 OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境やスマホについて記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 20H2
iphoneのスマホの機種 : iphone11(iOSバージョン:14.5.1)
Androidのスマホの機種 : Xiaomi Redmi Note 10 Pro(Androidバージョン:MIUI 12(Android 11準拠))

WebPとは?

WebPは、現在よく利用されているJPEG、PNG、GIFの静止画にとって代わるものとして、Googleが開発した次世代静止画フォーマットのことなんです。

 WebPを利用することにより、現在の静止画よりも圧縮率が高いために、保存容量を抑えることができ、画像の読み込みが早くなり、結果的に画像を含んだページの表示速度を上げる効果があります。

 したがって、私などもそうですが、WordPressのサイトをPageSpeed Insightsで表示スピードを計測した際に悪いスコアーを出すサイトは、一番の解決策は画像容量を小さくすることがPageSpeed Insightsで表示スピードのスコアーを上げるために、最初に取り組む解決策でしょう。

 WebPは、2010年9月30日に仕様が公表、提供され、現在ではほとんどのOS、ブラウザーが対応しています。

 それでは、現時点(2021年5月)でWebPに対応するOS、ブラウザーを次に挙げます。

【WebPに対応するOS】

◆Windows 10 Creators Update(リリース:2017年4月11日)以降
♦macOS Big Sur (リリース:2020年11月13日)以降
♦Android 非可逆圧縮は 4.0 (リリース:2011年10月18日)以降、可逆圧縮は 4.3(リリース:2013年7月24日 以降
♦iOS 14(リリース:2020年9月16日) 以降
 これを見ると、Apple関係のMacOS、iphoneのiOSの対応はつい最近になって対応になったことが分かります。
 
【WebPに対応するブラウザー】

◆Google Chrome
♦Mozilla Firefox 65以降
♦Microsoft Edge
♦Opera
♦Safari 14以降
 利用されているブラウザーのほとんどがWebPに対応したと言えます。

WebPへの変換方法

 WebPへの変換方法は、色々ありますが手軽に変換できるものを4つほど次に挙げます。

Squooshを利用した画像ファイル変換

 WebPを開発したGoogleが提供するWebPへの変換ツールであり、WebPのサイトに移動して、変換したい画像をドラッグ&ドロップすると、変換前と変換後の画像を比較しながら自由に変換条件を変えて利用することができる便利なツールです。

 対応する画像フォーマットは大変多く、JPEG、PING、AVAF、JPEG AL(ベータ版)、MozJPEG、OxiPNG、WebP、WebP V2(不安定)などに元画像から変換方法も見ながら色々試して変換ができます。

 また、良く利用される方は、WebPのサイトに移動して右上にある「インストール」をクリックして指示にしたがいパソコンにインストールして利用することができます。

 WebPのサイトは、次の通りです。

 ただ、残念なことは、同時に複数枚の画像を変換できないことが唯一のデメリットと言えます。

Syncerを利用した画像ファイル変換

 このサイトは、2016/03/09に公開されたChromeのみに対応した画像変換サイトで、JPEGやPNGをWEBPに、WEBPをPNGに変換するウェブサービスです。

 Squooshと同様に1枚づつの画像しか変換することができません。

 変換する際の設定は色々試して行うということができないですが、あまり考えずに変換ができるところがメリットと考えられます。

 しかし、画像の圧縮後の品質や圧縮率などは他のツールやサイトと比較するなり調査した上で利用することをお勧めします。

このサイトは、次からどうぞ。

XnConvertを利用した画像ファイル変換

 XnConvertは、私がJPEGをPNGに変換する際によく利用していたアプリで、複数枚を素早く変換してくれるので重宝して利用していました。

 このアプリは、画像変換に文字入れしたり、画像に色々処理を加えて変換でき、もちろんWebPへの変換も行うことができ、非常に沢山の画像フォーマットに対応した画像変換アプリと言えます。

 また、個人で利用する場合は無料で利用できますが、商用で利用する場合は有料となります。

 このアプリの対応OSは、Windows、Mac、Linux、Androidに対応しているようです。

 このアプリのダウンロードサイトは、次のサイトから行うことができます。

サルワカ道具箱を利用した画像ファイル変換

 このサイトでは、色々なツールが置かれており、その中の一つにWebPへの画像変換ができるWebツールがあります。

 複数の画像をドラッグ&ドロップで変換ができ、一度に複数の画像をWebPに変換するのに便利です。

画像5枚で変換方法による圧縮率の違いの比較

 ここでは、上述で解説してきたWebPへの変換方法をそれぞれデフォルトの設定で変換した際の元画像に対する圧縮率などを比較してみました。

変換ツール 元画像 河津さくら
画像サイズ 17.6MB(PNG) 2.03MB(PNG) 664kB(PNG) 722kB
(PNG)
10.2MB
(PNG)
Squoosh 変換後サイズ 2.04MB 166KB 52.1KB 94.6KB 619KB
圧縮率 88.4% 91.8% 92.2% 86.9% 93.9%
Syncer 変換後サイズ 2.7MB 228.5KB 94.1KB 61.2KB 490.3KB
圧縮率 84.7% 88.7% 85.8% 91.5% 95.2%
XnConvert 変換後サイズ 2.60MB 223KB 81.5KB 58.5KB 480KB
圧縮率 85.2% 89.0% 87.7% 91..9% 95.3%
サルワカ道具箱 変換後サイズ 3MB 223KB 92KB 60KB 479KB
圧縮率 86% 90% 87% 92% 96%

 上述の結果を見ると、1枚1枚WebPに変換するならば、全体的に圧縮率も高いGoogle が提供しているSquooshがおすすめです。

 一度に複数枚をWebPに変換したいのであれば、画像形式がJPEG、PNG、GIFと限られますが、サルワカ道具箱がおすすめです。

 しかし、複数枚をWebPに変換したいけど、画像形式がJPEG、PNG、GIF以外の画像形式の場合は、XnConvertを利用するしか選択肢はありません。

おわりに

 如何だったでしょうか?

 WebPとはどのようなもの?、WebPへの変換方法はどのようにしてやるの?、Squooshを利用した画像ファイル変換、Syncerを利用した画像ファイル変換、XnConvertを利用した画像ファイル変換、サルワカ道具箱を利用した画像ファイル変換、写真5枚で変換方法による圧縮率の違いの比較などについて解説してきました。

 WebPは、現時点ではほとんどのOS やブラウザーで利用が可能であり、WebPが画像を扱うアプリなどに取り入れられていくのもそう遠い話ではないと思いますので、今の内からこの記事を読んでWebPの知識を頭に入れておいて損はないと思います。

 是非、この記事を読んで、WebPをあなたのブログにもを使ってみてはどうだろうか?

 この記事が少しでもあなたのお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。

以上です。

 

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