宇宙探索ソフトSpaceEngine 使い方、リアルな宇宙探検をしてみよう!

halleycommet ソフト
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はじめに

 こんにちは、エイじーです。

 前回に「Mitaka」、「Celestia」と言う宇宙天体シミュレーションソフトを紹介しましたが、今回も同様なソフトで「SpaceEngine」と言う3D宇宙天文シミュレーションソフトを紹介してみたいと思います。

 Mitaka、Celestiaの記事は、次を参照。

 このSpaceEngineは、ホームページを見ると、とにかく素晴らしい画像が置いてあり、このソフトで宇宙を眺めてみたいと思うようになるようなソフトなんです。

SpaceEngineは、Celestiaと同様にAdd-onが利用できますが、そのAdd-onの豊富さはCelestiaには及ばないですが、このソフトの特徴は他の宇宙3Dシミュレーションソフトには無い自動生成機能と言うものがあり、実際のデータに基づいてデータがない所でもあたかもそのデータがあるように補完して作成させる機能があるので、地球から遠く離れれば離れるだけ宇宙のデータは少なく、見るものも乏しくなりますが、このソフトはそこを自動生成により作り出すため奇麗に見ることができるんです。

 このSpaceEngineをもう少し深堀して紹介していきたいと思います。

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。。

★宇宙探索ソフトSpaceEngineとはどのようなアプリ?
★宇宙探索ソフトSpaceEngineアプリのダウンロード、インストールはどうすればよいの?
・pc版
★宇宙探索ソフトSpaceEngine アプリの簡単な使い方はどうすればよいの?
・基本的な操作
★SpaceEnginアプリでリアルな宇宙探検探索をするにはどうすればよいの?
・ハレー彗星
・アンドロメダ星雲
・暗黒星雲ブラックホール

宇宙探索ソフトSpaceEngineとは?

 SpaceEngineは、ロシアの天文学者でプログラマのVladimir Romanyukによって開発されている独自の3D宇宙空間シミュレーションソフトで、現在はWindows版だけしかなく、最新バージョンは有料となっています。

SpaceEngineのWikiを見ると、開発は2005年に始まり、2010年6月に初公開され、現在の最新バージョンは0.9.9.0ですが、無料で使える最新のバージョンは、 0.9.8.0となっています。

宇宙探索ソフトSpaceEngineアプリのダウンロード、インストール

SpaceEngineには、先に述べたようWindowsしかありません。

私のパソコン環境は、Windows10を利用しておりますので、使える環境にはあります。

pc版

SpaceEngineのホームのダウンロードページに移動してください。

 SPACEENGINE 0.9.8.0をクリックすると現れる「トレント」は、解凍するのに専用ソフトが必要になりますので、持っていない方はミラーサイト(3つある)をクリックして、「SE-0980-setup.exe」をダウンロードしてください。

 ダウンロードフォルダーに「SE-0980-setup.exe」がダウンロードされていると思いますので、それをダブルクリックして、指示に従いインストールしてください。

インストールする際に、言語を聞かれる場所がありますが、日本語には対応しておりませんので、「English」を選びましょう。

 すると、インストール終了と同時にソフトが起動しますが、ファイルが大きいので起動まで時間がかかります。

一応起動することが分かれば、次にパッチ0.9.8.0Eをインストールします。

3つのダウンロードサイトから1つを選び、パッチプログラム「SE-0980e-patch.zip」をダウンロードします。

このファイルをダブルクリックして解凍すると、「SE-0980e-patch」と言うフォルダーが作成され、その中に3つのフォルダー「config」、「data」、「system」ができますので、この3つのフォルダーをそのまま、先ほどSpeceEngineをインストールしたディレクトリー上書きします。

私の場合は、c:\SpaceEngine\内で上書きします。

宇宙探索ソフトSpaceEngine の簡単な使い方

基本的な操作

下記の表は、インストールしたドキュメント内にある「readme_eng.txt」に書かれていたキーボードショットカットをGoogleの翻訳で訳したものを載せていますので、訳などが間違っているかも知れまでんがご了承ください。

マウス操作のまとめ
マウス操作内容マウス操作内容
左ドラッグカメラを回転させます右ドラッグ選択したオブジェクトの中心を回転
ミドルドラッグ見回す左+右ドラッグ選択したオブジェクトをズーム
ホイール飛行速度/加速度を変更Ctrl +ホイール飛行速度/加速度を最も近い標準値に変更
左クリックオートパイロットで最も明るいオブジェクトを選択左ダブルクリックオートパイロットで2番目に明るいオブジェクトを選択
オブジェクトを左クリック宇宙地図モードで最も明るいオブジェクトを選択オブジェクトをダブル左クリック宇宙地図モードでオブジェクトに移動
中央ボタン宇宙地図モードでオブジェクトに移動してズーム右ドラッグ宇宙地図モードで選択したオブジェクトの中心を中心に回転
左+右ドラッグ宇宙地図モードで左+右ドラッグホイール宇宙地図モードズームの変更
左ドラッグ 宇宙船の制御で現在の宇宙船を回転右ドラッグ 宇宙船の制御で現在の宇宙船を中心にカメラを回転
ミドルドラッグ 宇宙船の制御で周りを見回すホイール 宇宙船の制御で利用可能な場合にメインエンジンの推力を変更
Shift + ホイール 宇宙船の制御で利用可能な場合にレトロエンジンの推力を変更Ctrl +ホイール宇宙船の制御で利用可能な場合にホバーエンジンの推力を変更
Alt + ホイール 宇宙船の制御で利用可能な場合にワープドライブパワーを変更 
キーボード操作のまとめ
キー操作内容キー操作内容
Esc最初のメニューに戻るF8キー操作リストを表示
フリーフライトモードに切り替え2宇宙船モードに切り替え
3航空機の飛行モード4選択した/前の宇宙船を制御
移 動
WS戻る
A左に移動D右に移動
R上に移動F下に移動
Q反時計回りに回転しますE時計回りに回転
飛行速度/加速度を上げる飛行速度/加速度を下げる
Ctrl +飛行速度/加速度を最も近い標準値に上げるCtrl ー飛行速度/加速度を最も近い標準値に下げる
Zカメラの移動を停止Xカメラの回転を停止
オートパイロット
C選択したオブジェクトに移動G選択したオブジェクトに飛行し、2回押すとより速く飛行
Shift G選択したオブジェクトの表面に着地Ctrl G選択したオブジェクトの中心に飛ぶ
Shift Hホームオブジェクト(天の川銀河、太陽、地球)を選択Shift F選択したオブジェクトをフォロー
Shift R選択したオブジェクトをフォローして回転Shift Dカメラのバインドを解除
Endカメラを水平に回転Escオートパイロットコマンドのキャンセル
T選択したオブジェクトの追跡を切り替えバックスペースオートパイロットのジャーナルから前のオブジェクトを選択
時間制御
L時間率を上げるK時間率を下げる
Jリバースタイムレートスペース一時停止/再開時間
\通常の時間レートを設定Ctrl \現在の時刻を設定
望遠鏡
Shift +左ドラッグ視野の変更(ズーム)ホーム
ミドルクリック
標準または前の視野に戻る
Page Up視野を縮小(ズームイン)Page Down視野を拡大(ズームアウト)
見かけの等級と明るさの制限
[すべてのオブジェクトの見かけの等級の限界を下げ]すべてのオブジェクトの見かけの等級の限界を上げる
Ctrl [星の見かけの等級の限界を下げるCtrl ]星の見かけの等級の限界を上げる
シフト[銀河と星雲の見かけの等級の限界を下げるシフト]銀河と星雲の見かけの等級の限界を上げる
Ctrl Shift [惑星の見かけの等級の限界を下げるCtrl Shift ]惑星の見かけの等級の制限を増やす
<フレームの明るさを下げる(露出)>フレームの明るさを下げる(露出)
シフト<惑星の周囲の照明を減らすシフト>惑星の周囲の照明を増やす
Ctrl <銀河と星雲の表面輝度を下げるCtrl >銀河と星雲の表面輝度を上げる
Shift Ctrl <点光源を明るくするShift Ctrl >点光源を暗くする
オブジェクトの表示
シフトA雰囲気を切り替えCtrl Shift Aオーロラを切り替え
Shift CトグルクラウドCtrl C水を切り替え
Ctrl Shift C彗星の尾を切り替えNエミッションテクスチャとナイトライトを切り替え
O-軌道を切り替えCtrl O 惑星ベクトルを切り替え
; 選択したオブジェクトポインタを切り替えシフト;速度ベクトルを切り替え
Ctrl; 赤道グリッドを切り替え'ラベルの切り替えモード:簡単/詳細/オフ
Ctrl 'マーカーを切り替え
グラフィック設定
シフトB回折スパイクの切り替えV自動露出の切り替え
Shift V実際の惑星の明るさの切り替えCtrl V実際の太陽の明るさを切り替え
Shift L惑星の二次ライトの切り替え(惑星照光)Ctrl L日食の影を切り替え
/ステレオスコピック(3D)モード/バーチャルリアリティ(VR)モードを切り替えEnterVRモードで向きをリセット
インターフェース
Escメインメニューまたは自動操縦コマンドのキャンセルTab自動操縦ジャーナル
F1
M
選択したオブジェクトに焦点を合わせた宇宙の地図Ctrl F1
Ctrl M
現在のオブジェクトに焦点を合わせた宇宙の地図
F2選択したオブジェクトの太陽系ブラウザCtrl F2現在のオブジェクトの太陽系ブラウザ
Shift F2惑星エディターF3名前でオブジェクトを検索
Ctrl F3宇宙船マネージャーShift F3スターブラウザ
F4 オブジェクトの表示メニューCtrl F4グラフィック設定メニュー
F6場所の保存/読み込みメニューF7等級/明るさ設定メニュー
F8コントロール設定メニューCtrl F8ディスプレイ設定メニュー
Shift F8ユーザー設定(プレイヤー名、インターフェース言語、ユニットF9ビデオキャプチャメニュー
F11インターフェイスなしでスクリーンショットを保存Ctrl F11インターフェース付きのスクリーンショットを保存
Shift F12音楽プレーヤーCtrl F12サウンド設定メニュー
0チャートモードI選択したオブジェクト情報(Wiki)
~コンソールCtrl〜インターフェイスモードの切り替え:簡単/詳細/オフ
Alt Enterウインドウズスクリーンに切り替えCtrl Enterフルスクリーンに切り替え
*スイッチモード:通常/デバッグ/編集Shift Enterウィンドウを次のディスプレイに移動
宇宙船の制御
Ctrl F3宇宙船マネージャーを切り替え"Rename" button宇宙船の名前を変更
"Build" buttonビルドする宇宙船のリストを切り替え"Take control" button選択した宇宙船を制御
"Destroy" button宇宙船を艦隊から削除"Fly here" button宇宙船に現在の場所に飛ぶように命令
"Warp here" button宇宙船に現在の場所にワープするように命令Ctrl 1 HUDをオフに切り替え
Ctrl 2大気モードでHUDを切り替えCtrl 3軌道モードでHUDを切り替え
Ctrl 4ワープモードでHUDを切り替えCtrl 5ドッキングモードでHUDを切り替え
4-最後に/選択した宇宙船を制御し、カメラを変更5宇宙船の順行を軌道速度ベクトルに向かって回転
6宇宙船を軌道速度ベクトルに対して逆行7宇宙船を放射状に回転
8宇宙船を反放射状に回転9宇宙船を軌道面の法線方向に回転
0宇宙船を軌道面の法線に対して回転End宇宙船を水平に回転
C宇宙船をターゲットまたはワープベクトルに回転W前方に加速
S加速ダウンA左に加速
D右に加速R加速する
F加速ダウンQ反時計回りに回します
E時計回りに回しますZエンジンのシャットダウン
Alt ZワープドライブをシャットダウンShift Zsyncvel自動操縦を切り替え
G選択したオブジェクトへの自動フライ/ワープShift G選択したオブジェクトへの自動飛行
Alt G選択したオブジェクトへの自動ワープH利用可能な場にトグルホールド高度自動操縦
Uスラスター付き自動同期でトグルフライトアシストO宇宙船の軌道と惑星の軌道のビューを切り替
Alt Oズームアウトして、宇宙船の軌道を確認Alt C宇宙船の中央カメラ
Tターゲットオブジェクトを選択P参照本文を選択
スクリーンショットとビデオのキャプチャ
/スイッチローディングモード:即時/インターリーブ/非同期Shift \タイミングモードの切り替え:
リアルタイム(システムクロックによるティック、インターリーブ/非同期ロード)からフレーム時間(フレームごとにチェック、即時ロード)
F11インターフェースなしでスクリーンショットを保存Ctrl F11インターフェース付きのスクリーンショットを保存
F9ビデオキャプチャ設定メニューを切り替えCtrl F9-設定メニューを開かずにビデオキャプチャを切り替え
デバッグモード
Yカタログ星八分木の表示を切り替えCtrl Y手続き型スター八分木の表示を切り替え
Uカタログ銀河八分木の表示を切り替えCtrl U銀河サブシステム八分木の表示を切り替え
Shift Ctrl U銀河モデル八分木の表示を切り替えShift Ctrl O星雲モデル八分木の表示を切り替え
Shift I星団サブシステムoctreeの表示を切り替えP惑星地形四分木の表示を切り替え
Shift Jカリング面を切り替えShift Kワイヤーフレームを切り替え
Shift Mimpostor、スカイボックス、フレームバッファーの表示を切り替えCtrl Mimpostorとスカイボックスの使用法を切り替え
Ctrl Alt Mスカイボックスの使用法を切り替えCtrl Nビュー錐台をロック/解放
Shift Nスター統計データ収集を切り替えCtrl Home手続き型スターの八分木制限レベルを上げる
Ctrl End手続き型スターの八分木制限レベルを下げるShift Home手続き型銀河の八分木制限レベルを上げる
Shift End手続き型銀河の八分木制限レベルを下げるAlt Home惑星地形の四分木制限レベルを上げる
Alt End惑星地形の四分木制限レベルを下げるCtrl Alt Home星の彩度を上げる
Ctrl Alt En星の彩度を下げるCtrl Shift Home星の色のシフトを増やします(赤を増やします)
Ctrl Shift End星の色のシフトを減らします(青を増やします)Ctrl ↓プラネタリーレイヤーマスクを減らします
Ctrl ↑プラネタリーレイヤーマスクを増やすF5変更されたレンダラーシェーダーをリロード
Ctrl F5変更された手続き型ジェネレーターシェーダーをリロードと選択した惑星を更新Shift F5手続き型銀河八分木を更新
編集モード
↑、→、↓、←モデルをそれ自体の軸を中心に回転<、> モデルを極軸を中心に回転
Shfift ↑、→、↓、←モデルをそれ自体の軸を中心に正確に回転Shift <、>極軸を中心にモデルを正確に回転
Ctrl Ctrl ShiftArrowモデルの半径を変更Ctrl <、> モデルの厚さを変更
Ctrl Shift ↑、→、↓、←選択した銀河の赤道座標を変更Ctrl Shift <、>太陽から選択した銀河までの距離を変更
Ctrl Shift F5スクリプトをリロードし、選択したモデル銀河/星雲モデルまたは惑星大気を更新、または惑星系をリロード

SpaceEnginアプリでリアルな宇宙探検探索

ハレー彗星

 ハレー彗星の実際の画像をお見せします。

【ハレー彗星ーの表示手順】

  1. SpaceEngineのアイコンをダブルクリックして起動
  2. 左の虫眼鏡メガネアイコンをクリックして、Find Objectのウインドウで入力欄に「Halley」を入れると候補が出るので、Object:Halley、Parent:sun、type:cometを選択して、「go to」をクリック
  3. 大きさは[Page Up]、「Page Down」で調節します。
  4. これで画像をキャプチャーしたのが下の画像です。

halleycommet

アンドロメダ星雲

私たちが住んでいる銀河系のアンドロメダ星雲を表示してみます。

  1. SpaceEngineのアイコンをダブルクリックして起動
  2. 左の虫眼鏡メガネアイコンをクリックして、Find Objectのウインドウで入力欄に「Andoromeda」を入れると候補が出るので、Object:andoromeda、type:Galaxyを選択して、「Go to」をクリック
  3. 大きさは[Page Up]、「Page Down」で調節します。
  4. これで画像をキャプチャーしたのが下の画像です。

amdoromeda

 

暗黒星雲ブラックホール

全てのものを飲み込むというブラックホールを表示してみたいと思います。

  1. SpaceEngineのアイコンをダブルクリックして起動
  2. 左のメニューにある星のアイコンである「Star Browser」をクリックして、Serch radiasに「200」を入力
  3. Filter settingsをクリックして、Systems main starに「Black hole」を選択して「OK」をクリック
  4. 候補の中から「RS8474-1792-8-9446687-365」を選択して、「Go to」をクリック
  5. 黒い何かが表示されますが、分かりずらいのでGridを表示させるとブラックホール付近でひん曲がっていることが分かります。

blackhole

 

おわりに

 皆さんいかがだったでしょうか?

 宇宙探索ソフトSpaceEngineとはどのようなアプリ?、宇宙探索ソフトSpaceEngineアプリのダウンロード、インストールはどうすればよいの?、pc版、宇宙探索ソフトSpaceEngine アプリの簡単な使い方はどうすればよいの?、基本的な操作、SpaceEnginアプリでリアルな宇宙探検探索をするにはどうすればよいの?、ハレー彗星、アンドロメダ星雲、暗黒星雲ブラックホールなどについて解説してきました。

 コロナ禍の時代、少しでも夢のある何かをお探しであれば、このような宇宙探索シミュレーションソフトなどを通じて少しでも気がまぎれればと思います。

 この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

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