Pythonの for 文による繰り返し処理、これから始めようとする初心者向けに分かりやすく解説|Python入門(8)

Python
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はじめに

 前回のPython入門(7)では、Pythonの while 文による繰り返し処理について学びました。

 Python入門の第八弾として、Pythonのfor 文による繰り返し処理について紹介します。

  この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

 それでは、Pythonのforによる繰り返し処理をこれから始めようとする初心者向けに分かりやすく解説していきます。

for 文による繰り返し処理

 for 文による繰り返し処理は、決められた一定数を for 文以下の処理を繰り返します。

for 変数 in リストオブジェクト :
    処理1
  処理2
   :
for 文を書く上で注意すること

  1. for 文の後に忘れずに「:」を入れること
  2. for 文以下の処理部分( for 節)は、4文字分字下げすること

 ここで簡単な for 文の例を紹介しましょう。

 リストオブジェクトについては、後に詳しく紹介しますが、ここでは簡単に1次元の配列データとして、東京都のコロナ感染者数を 5/28 ~ 6/3 までの1週間分のデータを [2549, 2194, 1344, 2362, 2415, 2335, 2111]をリストオブジェクトとして扱います。

 以下のGoogle ColabでのPythonプログラムは、初期値として total = 0 、index = 0 とし、for 文で コロナ感染者の1週間分の感染者数とその合計を出力してプリントするというプログラムを書いてみました。

break 文によるループの抜け出し

 プログラム上でループを抜け出したい場合は、「break 文」を利用します。

 例えば、次のプログラムは index  =  5 になったら、for 文を抜け出すプログラムです。

continue 文

 continue文は、for 文の中で利用されると、continue文の以下の処理を中止して、for文の先頭に戻りやり直すことができます。

 つまり、ある条件の時は以下の処理をやらずに飛ばして再度実行することができます。

 以下の Python プログラムは、index = 2 , 5 のときにfor 文以下の処理を中止し、再度やり直しするプログラムになっており、index = 2 , 5 の時の出力が省略されています。

for else の利用 

 for と一緒に else を利用すると、for 文の処理が終了した後で else 以降の処理を実行することができます。

 上述のような使い方は、それほど利用する機会はないと思いますが、 break文と一緒に利用することが一般的です。

 break 文と一緒に利用することにより、for 文の繰り返し処理が全て実行された場合には「特定の処理(else節の処理)が実行され、for 文の処理が break により抜けた場合は、特定の処理(else 節の処理)は実行しない」と言うように使います。

 上述のプログラムは、break 文により途中で index が 5 になったら for 文を抜け出す処理であり、その際にはelse 節以降の処理が行われません。

おわりに

 如何だったでしょうか?

 for 文による繰り返し処理、break 文によるループの抜け出し、continue 文、for else の利用 などについて解説してきました。

 この記事を読みながらPythonを学んでもらえればと思います。

 次をお楽しみに?

以上です。

 

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