はじめに
今日は、PDFelementと言うアプリについて紹介します。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
★PDFelementの無料版と有料版の違いはどこが違うの?
★PDFelementのダウンロード、インストールはどうするの?
★PDFelement 使い方はどうするの?
・ホーム画面の説明
・実際に試してみたよ(OCR機能)
英語の分の画像をPDFelemntでOCRした結果
Google Sheetsの表をPDFにしたものをPDFelementで読み込みOCRした結果
・透かしの削除
★PDFelementの評判・評価、口コミ
パソコンのOS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 20H2
PDFelementとは?
PDFは、Portable Document Formatの頭文字を取ったもので、Adobeが開発し、無料のAcrobat Reader(現在は、Acrobat Reader DC)で読めることで皆さんも良くご存じだと思います。
PDFは、画像や文書などを高品質で読むことができる形式のフォーマットであり、PDF形式の文書などはファイル容量が少なく、容易にメールなどへの添付も容量を気にせずに送ることができたり、会議、講演などの資料として作成されたり、色々な所で活用されているのが実情です。
PDFelementは、色々な素晴らしい特性のあるPDFを扱えるアプリの一つなんです。
このPDFelemntの特徴を以下に載せます。
PDFelementの試用版と有料版の違い
PDFelementには、2つの有料版があります。
試用版と2つの有料版の主要項目の違いを表にしました。
試用版 | 標準版 | PRO版 | |
価格 | 0円 | 5,980円 | 9,980円 |
PDFに関する全般的な機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
Acrobat Readerとの互換性 | 〇 | 〇 | 〇 |
スキャナー、スマホからPDFを作成 |
〇 | × | 〇 |
スキャンされたPDFを編集可能にするOCR処理 | 〇 | × | 〇 |
スキャンしたデータのフォームフィールド自動認識 | 〇 | × | 〇 |
チェックボックス、ラジオボタン、テキストフィールド、リストボックスなどの作成 | 〇 | × | 〇 |
PDF圧縮、圧縮バッチ処理 | 〇 | × | 〇 |
電子署名を作成 | 〇 | × | 〇 |
PDF文書内への透かし | 透かしが入る | 透かしが入らない | 透かしが入らない |
PDFファイルを変換の制限 |
半分のページ数まで、最大5ページに限定 | 制限なし | 制限なし |
Pro版でOCR実行後のPDFファイルの保存 | × | × | 〇 |
Pro版のバッチ処理 | 最大リスト二番目のファイルまで | × | 制限なし |
PDFelementのダウンロード、インストール
PDFelementのホーム画面に移動して、無料ダウンロードをクリックしてください。
ダウンロードフォルダーに「pdfelement-pro_setup_full5272.exe」のセットアッププログラムがダウンロードされますので、このファイルをダブルクックします。
指示にしたがって、インストールを開始し、インストールをし終えると、直ぐ起動するかどうかを聞いてきますので、起動したい場合は「今すぐ起動」をクリック、後で起動する場合は、右上の「×」をクリックして終了します。
あなたのパソコンのデスクトップには「Wondweshere PDFelement」のアイコンができているはずですので、起動する場合は、このアイコンをダブルクリックすればPDFelementを起動することができます。
PDFelementをスマホで利用する際、iOSのiphone場合はApp Storeから、Androidスマホの場合は、Google Playからそれぞれダウンロードしてインストールしてください。
PDFelementの使い方
以後の操作は、Windows10 Pro (Windowsバージョン:20H2)で試用版PDFelement(バーション:8.1.7)で解説します。
ホーム画面の説明
上部メニューの「開く」、「保存」、「メールを送信」、「印刷」、「共有」、「元に戻す」、「やり直す」があり、これらを選択することにより、それぞれの項目を実施することができます。
これらのメニューは、上部一番右にある「カスタマイズ」で、表示させる項目を選ぶことが可能。
メインの画面の最初に「おはようございます。」とあり、その下に「開く」、「PDFを結合」、「PDFを最適化」、「OCR PDF」、「PDFを変換」、「PDFを作成」、「一括PDF」のアイコンが並んでおり、それぞれをクリックすると、選んだ項目を実施できるようになっています。
メニューアイコンの下には、読み込んだファイルが表示されます。
それでは、メニューアイコンについて、もう少し詳しく紹介します。
【メニューアイコンの説明】
- 開く
このアイコンをクリックすると、ファイル選択画面が出てきて、PDFファイルを選択すると、そのPDFファイルを開きます。
また、textファイルなどを開くと、自動的にPDF化されて読み込まれます。 - PDFを結合
このアイコンをクリックすると、結合のウインドウが開き、点線の四角内にPDFファイルをドロップして1つPDFファイルにできます。
また、ファイル選択をクリックして、アフィル選択画面で複数のPDFファイルを選択して、1つのPDFファイルに結合することも可能 - PDFを最適化
このアイコンをクリックすると、ファイル選択画面が出て、PDFファイルを選択すると、圧縮程度(高圧縮・低品質、中圧縮・中品質、低圧縮・高品質)を選択でき、圧縮程度に見合ってPDFファイルを最適化します。 - OCR PDF
このアイコンをクリックすると、ファイル選択画面が出て、PDFを選択後、PDFファイルを選択すると、OCR PDFウィンドウが開き、OCR化するオプション、OCRするページ範囲、OCRする言語を選択して、「適用」をクリックしてPDFファイルをテキスト化することができます。
最初は、OCRのコンポ―ネットが組み込まれていないために、最初のみOCRコンポ―ネットをダウンロードしてインストールする画面などが表示されます。 - PDFを変換
このアイコンをクリックすると、PDFファイルを選択画面が出て、ファイルを選択後、選択したPDFファイルを、WORD形式、Execl形式、PowerPoint形式、テキスト形式、EPUB形式、各種画像形式、リッチテキスト形式、HTML形式、各種PDFファイル形式などに変換ができます。 - PDFを作成
このアイコンをクリックすると、ファイル選択画面が表示され、WORD形式、Execl形式、PowerPoint形式、テキスト形式、EPUB形式、各種画像形式、リッチテキスト形式、HTML形式をPDFファイルに変換できます。 - 一括PDF
このアイコンを選択すると、一括処理のウインドウが開き、複数ファイルを「ファイルを選択」するか「ファイルをドロップ」して選択した後、一括処理のメニュー「変換」、「作成」、「最適化」、「OCR処理」、「ベイツ番号」、「透かし」、「セキュリティ」、「データ抽出」、「一括印刷」を選択することにより、選択したファイルに対して一括して選んだ項目の作用をすることができます。
実際に試してみたよ(OCR機能)
PDFelement全ての機能を試すのは大変なので、ここではOCR機能に絞って試してみました。
英語の文の画像をPDFelemntでOCRした結果
ここでは、WordPressプラグインの「Elementor Website Builder」の説明の英語の一部をOfficeレンズで撮影し、PDF化したものをOne Driveに保存して、そのファイルをPDFelementで読み込み、OCRした結果がどうなるかを見てみました。
下の画像が元画像です。
そして、それをPDFelementでOCRした結果は、次の通りです。
The Leading Website& Page Builder
-Whetheryou±re a web designer Tookingforz way _toachieve pixel-perfect
websites, a marketerlookingtogetonline fast or a developerwho wants
to expand ther capabilitiesÆlementor*ws ebsitebuilderhaswhat you
need —intuitivedrag-and-drop Editor, advanceddesign features ande
full open-source approach
OCRの結果は、半角スペースが除かれていたり、かなり英字で文字認識の間違いが多数見られ、余り良いとは言えません。
下の画像は、同じ画像をGoogle KeepやClipOCR ProでOCRした結果を示します。
Whether you're a web designer looking for a way to achieve pixel-perfect
websites, a marketer looking to get online fast or a developer who wants
to expand their capabilities. Elementor's website builder has what you
need - intuitive drag-and-drop Editor, advanced design features and a
full open-source approach.
これを見ると、元画像内の文字認識を完璧に再現しており、Google KeepやClipOCRのOCR機能が優れていることが分かります。
以上のことから、写真や画像などのデータをPDFelementでOCRしても上手く文字認識がされないことが予想されますので、OCRを目的とするなら、ClipOCR ProやGoogle Keepを使った方が良いでしょう。
Google Sheetsの表をPDFにしたものをPDFelementで読み込みOCRした結果
次に、Google Sheetsで表組を作成し、それをPDFファイルに落として、そのファイルをPDFelemntで読み込みOCRして、表組の文字認識と表の枠組みがどうなるかを見てみました。
元の表とOCRした結果の表をキャプチャーして貼り付けて作成した画像を見て下さい。
この結果を見ると、表組も保持され、文字認識も正確にされているので、十分使えると言えいます。
素晴らしい。
したがって、PDFelementのOCR機能は、元々のデータがWord、Excelなどで作られた表をPDF化した物であれば、正確に文字認識もして表の枠組みも保たれるので、そのことを考慮した上でOCRelementのOCR機能を利用すべきでしょう。
透かしの削除
PDFelementのお試し版では、PDFを作成した段階で「Wondweshere PDFelement」と言う透かしがが入ります。
後に有料版を購入した際には、試用版で作成したPDFファイルの透かしを除く必要が出てきます。
また、作成したPDF文書に透かしを入れて他の方が利用できないようにしている透かし入りPDF文書から編集のために透かしを取り除きたいと思うことがあるでしょう。
透かしの入った文書を表示させると、右上の方に「透かしを除去する」とでるので、それをクリックすれば、透かしを除去できると思いますが、これをするには有料版を購入する必要がありますので試しておりません。
PDFelementの評判・評価、口コミ
PDFelementの評判や評価を見るためには、このアプリの評価しているところを見るのが一番良いと思います。
iTreviewでPDFelementのレビュー(口コミ・評判)をだしており、これを見ると、評価は
(レビュー23人)でした。PDFelementのApp Storeをみると、89件のレビュがあり、評価は
でした。PDFelementのGoogle Playをみると、3,802件のレビュがあり、評価は
でした。また、Twitterで「PDFelement」と入力して検索してみましたが、でてきませんでした。
これらの結果を見ると、現在ではこのアプリはそれほど使われていないのではないかと思われますが、アプリの評判や評価を見ると、3.8~4.0と評価が高く、評判も良いことが分かります。
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
PDFelementとはどのようなアプリなの?、PDFelementの無料版と有料版の違いはどこが違うの?、PDFelementのダウンロード、インストールはどうするの?、PDFelement 使い方はどうするの?、ホーム画面の説明、実際に試してみたよ(OCR機能)、英語の文の画像をPDFelemntでOCRした結果、Google Sheetsの表をPDFにしたものをPDFelementで読み込みOCRした結果、透かしの削除、PDFelementの評判・評価、口コミなどについて解説してきました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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