はじめに
皆さんは、Microsoft Edge ワークスペースをご存じですか?
Microsoft Edge ワークスペース機能は、プロジェクトごとにタブ、お気に入り、履歴を分けて管理し、チームメンバーとリアルタイムで共有できる便利な機能です。この記事では、Microsoft Edge ワークスペース機能の使い方とメリットについて解説します。
Microsoft Edge ワークスペース機能とは?
Microsoft Edge ワークスペース機能とは、ブラウザーのタブやお気に入り、履歴などをプロジェクトごとにまとめて管理し、他のユーザーとリアルタイムに共有できる機能です。
この機能を使うと、複数のウェブサイトやファイルを開いて作業する場合に、効率的に情報を整理したり、コラボレーションしたりできます。例えば、ワークスペースを作成して、OneDriveのファイルやWeb版のExcelシート、Notionのタスク管理などをタブとして開き、プロジェクトメンバーと共有することができます。
ワークスペースは個人用のMicrosoftアカウントでも利用できるようになりましたが、現在はパブリックプレビュー段階で、Microsoft Edge ワークスペース機能は、ブラウザーベースの共同作業を実現する画期的な機能です。
特徴を箇条書きで挙げると次にようになります。
Microsoft Edge ワークスペース機能の使い方
Microsoft Edge ワークスペース機能の使い方は以下の通りです。
ワークスペースの作成
Microsoft Edgeを起動し、次の操作によりワークスペースを作成します。
- Microsoft Edge ブラウザー ウィンドウの左上隅にある [ワークスペースメニュー] アイコン を選択して、「新規作成」をクリックすると、ワークスペース名と色を選択する画面が表示されますので、名前(ここでは、デフォルトで名前が書かれていたワークスペース1)と色を選択後「完了」をクリック。
もし、[ワークスペースメニュー] アイコンが表示されない場合は、次のように打ち込んで下さい。Microsoft Edgeのショートカットをデスクトップに作成し、そのアイコンを右クリックして表示されるプロパティを選択クリックして、その中のリンク先に次の文を追加してブラウザーを再起動してください。
なお、半角スペースを空けて次の文を追加してください。--enable-features=msWorkspaces
- 新しいワークスペースが新しいブラウザー ウィンドウで開きますので、開くタブを作業に合わせてタブを追加して、ワークスペースに含めます。
ここでは、次のものを含めてみました。- Yahoo! Japan ホームページ
- Bing AI検索
- チャット/Microsoft Teams
- ホーム/Microsoft 365
ワークスペースの共有
ワークスペースの共有は、同じ仕事などを作業している場合に有効です。
ただ、私の場合は上手く動作しませんでした。メールに共有リンクを張り付けてメールを送り、相手先でそのリンクURLをクリックした段階でブラウザーからタブが開き「One moment while we connect to your workspace エラー: URL 要求の処理中にエラーが発生したため、接続できません。もう一度やり直してください。エラー コード: 36」と出て、上手くワークスペースを共有できませんでした。
共有の手順は次の通り。
- Microsoft Edge で、共有するワークスペースを起動します。
- ブラウザー ウィンドウの左上隅にある [ワークスペース] アイコン をクリックして表示されるメニューで「ワークスペースに招待します。」を選択クリックします。
- 「コラボレーターを招待する」ウインドウが開き、「リンクのコピー」をクリックします。
- 招待するユーザーにこのリンクを送信します。
ワークスペースの編集
名前などの変更などをする場合は、次のような編集手順を踏んでください。(画像などは省略)
- Microsoft Edge で、編集するワークスペースをクリックして起動します。
- [ワークスペース名] アイコンをクリックし表示されるメニューで [ワークスペースの編集] を選択します。
- 名前や色を変更し、 [完了] を選択します。
ワークスペースの削除
ワークスペースが必要がなくなった際には、削除することができます。(画像などは省略)
その手順は、次の通り。
- Microsoft Edge で削除するワークスペースを起動します。
- [ワークスペース] アイコンをクリックして表示されるメニューから [ワークスペースの削除] を選択します。
- [削除] を選択クリックします。
Microsoft Edge ワークスペース機能のメリット
Microsoft Edge ワークスペース機能のメリットは以下の通りです。
- プロジェクトごとにタブ、お気に入り、履歴を分けて管理できるため、作業効率が向上
- チームメンバーとリアルタイムでタブ、お気に入り、履歴を共有できるため、情報共有が容易(今回はこの機能は確認が取れませんでした。)
- ワークスペースを開くだけで作業環境を再現できるため、時間と手間が節約
- 個人的なタブや履歴とプロジェクトのタブや履歴を分離できるため、プライバシーを保護。
まとめ
Microsoft Edge ワークスペース機能は、作業ごとにタブ、お気に入り、履歴を分けて管理し、チームメンバーとリアルタイムで共有できる便利な機能です。この記事では、Microsoft Edge ワークスペース機能の使い方とメリットについて解説しました。Microsoft Edge ワークスペース機能を使って、より効率的なブラウジング体験を楽しみましょう。
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