はじめに
無料で利用できるオープンソースの2DCADソフトのLibreCADについて紹介します。
この記事を読むと次の疑問について分かるようになります。
- LibreCADとは?
- LibreCADのダウンロード、インストール
- LibreCADアプリの使い方
- LibreCADの日本語化
- 画面構成
- 基本操作
- ショートカットキー
- 作図の操作
- 線分関係の作図
- 円の作図
- 曲線の作図
- 楕円の作図
- ポリラインの作図
- 図形の選択
- 寸法線、角度などの作図
- 図形の移動・複写、回転、拡大・縮小、反転
- 図形の長な。角度、面積などの測定
- マルチテキスト
- ハッチング
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1
Chromebook : HP Chromebook x360 14b (型番:48J49PA-AAAD)
LibreCADとは?
LibreCADとは、2D設計用の無料のCAD(Computer Aided Design)ソフトで、人間が手作業で行っていた設計図面などをコンピュータ上で行うことができるアプリで、日本では同様なソフトとしてJw_cadが有名です。
LibreCADは、Wikipediaを見ると非営利団体である LibreCADコミュニティが開発をしており、オープンソースで無料の2DCADソフトウェアです。
LibreCADは、Windows、Mac、Linuxなど異なるOSで利用できるクロスプラットフォームなソフトウエアであり、初版が 2011年12月15日にリリースされ、安定板はバージョンが2.1.3(2016年9月23日) になっています。
ここで使用しているバージョンは、安定板のバージョン 2.1.3 です。
LibreCADのダウンロード、インストール
ここからはWindows版のLibreCADについて、話を進めていきます。
先ず、LibreCADrのダウンロードサイトに進み、「ダウンロード」をクリックします。
すると、ダウンロードフォルダーに「LibreCAD-Installer-2.1.3.exe」がダウンロードされます。
ダウンロードしたファイル「LibreCAD-Installer-2.1.3.exe」をダブルクリックして起動すると、「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので、「はい」をクリックすると、LibreCAD Setupプログラムが立ち上がり、License Agreement画面が表示されますので、「I Agree」をクリックします。
「Choose Install Location」画面が表示されますので、そのままでよいので「Install」をクリックします。
「Installation Complete」画面が表示されますので、「close」をクリックします。
これで、パソコンにLibreCADがインストールされ、デスクトップ上に「LibreCAD」のアイコンが作成されているはずです。
起動する際には、このLibreCADのアイコンをダブルクリックすれば起動できます。
LibreCADアプリの使い方
LibreCADの日本語化
LibreCADを最初に起動すると、「Welcome to LibreCAD」画面が表示され、単位、GUIの言語、コマンドの言を選択する画面が出るので、「GUI Language」と「Command Language」を「Japanese 日本語」に変更し、「OK」をクリックします。
画面構成
LibreCADの画面は大きく分けると6つの部分に分けることができます。
基本操作
基本的には、メインメニューや作図アイコンをクリックしてマウスで始点、終点を指定したり、ドラッグしたりして作図をしていきますが、それらについては別項で説明します。
ここでは。LibreCADでの主要な操作のショートカットキーを表にまとめました。
ショートカットキー
ショートカットキー | 意味 | ショートカットキー | 意味 |
Ctrl + N |
ファイルの新規作成
|
Ctrl + C |
選択したののをコピー
|
Ctrl + O |
フィルを開く
|
Ctrl + V | 貼り付け |
Ctrl + S |
ファイルを保存
|
Del |
選択した部分を削除
|
Ctrl + P |
作図した図面の印刷
|
F11 | 全画面表示 |
Ctrl + F4 |
アプリを閉じる。
|
Ctrl + I | ステータスバーの表示の切り替え |
Ctrl + T | Ctrl + G |
グリッド表示の切り替え
|
|
Ctrl + Z |
取り消し
|
F5 | 再描画 |
Ctrl + Y |
やり直し
|
Ctrl + + | 拡大 |
Ctrl + X |
選択範囲を切り取り
|
Ctrl + - |
縮小
|
作図の操作
作図アイコンにより、線分関係の作図、円関係の作図、曲線関係の作図、楕円関係の作図、ポリラインの作図、図形の選択、寸法線、図形の移動・回転・拡大・縮小など、測定、マルチテキスト、ハッチング、画像挿入、ブロック作成場ぢが行えますが、ここでは、これらの中から、線関係の作図、円関係の作図、曲線関係の作図、寸法線、図形の移動など、測定、マルチテキストなどについて紹介します。
線分関係の作図
線分関係の作図でも、種類が多く、普通の線分、平行線、2つの線の間の角度の等分線、円の接戦、四角形、三角形などが描けます。
円の作図
作図メニューの円を選択すると、色々な円の作図が可能となります。
曲線の作図
図メニューの曲線を選択すると、スプライン曲線、フリーハンドな曲線、色々な円弧などの作図が可能となります。
楕円の作図
作図メニューの楕円を選択すると、色々な楕円の作図が可能となります。
ポリラインの作図
作図メニューのポリラインをを選択すると、ポリラインの作図が可能となります。
図形の選択
作図メニューの「図形の選択」を選択すると、描いた図形のいろいろな選択ができます。
選択された図形は、薄い赤の破線で表示されます。
寸法線、角度などの作図
作図メニューの「寸法線」を選択すると、描いた図形の長さや角度、円の半径、直径などの寸法を作図できます。
図形の移動・複写、回転、拡大・縮小、反転
作図メニューの「+の周りに円の矢印のマーク」を選択すると、描いた図形の移動・複写、回転、拡大・縮小、反転などができます。
図形の長な。角度、面積などの測定
作図メニューの「図形の測定」を選択すると、描いた図形の長さ、角度、面積などを測定し、コマンドウインドウに測定結果を表示します。
マルチテキスト
作図メニューの「マルチテキスト」を選択すると、マルチテキストウインドウが表示され、文字を入力し文字の高さ、配置、行間、角度、文字種などを選択して「OK」をクリックして。描画ウインドウで文字を入れるところでクリックするとそこに文字が表示されます。
表示させた結果、日本語関係やギリシャ文字などは正常に表示されませんでした。
ハッチング
ハッチングする図形を選択しておき、作図メニューの「ハッチング」を選択すると、ハッチ属性選択画面が表示されますので、ハッチングするパターンを模様とその大きさ、角度を入力して「OK」をクリックします。
すると、図形内に選択したハッチング模様で図形が塗りつぶされます。
おわりに
如何だったでしょうか?
LibreCADとは?、LibreCADのダウンロード、インストール、LibreCADアプリの使い方、LibreCADの日本語化、画面構成、基本操作、ショートカットキー、作図の操作、線分関係の作図、円の作図、曲線の作図、楕円の作図、ポリラインの作図、図形の選択、寸法線、角度などの作図、図形の移動・複写、回転、拡大・縮小、反転、図形の長な。角度、面積などの測定、マルチテキスト、ハッチングなどについて解説してきました。
この記事があなたにとって少しでもお役に立つのであれば、これほど嬉しいことはありません。
以上です。
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