はじめに
今回はHP Chromebookの使用記の第十五弾としてChromebookでペイント系アプリKritaのインストールと使い方、Linuxで動かす方法についても解説を紹介します。
この機種の購入を考えておられるならば次を参照にして下さい。
なお、Amazonについては、旧モデルのものを載せておきます。
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総品名 | HP Chromebook x360 14b-cb0000 シリーズ コンフォートモデル ンテル® Pentium® Silver N6000 プロセッサー(1.10GHz-3.30GHz, キャッシュ 4MB) 14b-cb0005TU (楽天市場、Yahoo!ショッピング) Google Chromebook HP ノートパソコン インテル Pentium® Silver 8GBメモリ 64GB eMMC 14インチ フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ 2in1 コンバーチブルタイプ 日本語キーボード HP Chromebook x360 14b (Amazon) |
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商品の評価 | (レビュー総数433件) |
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この記事を読むと、次のことについて知ることができます。
- Kritaとは?
- Kritaのダウンロード、インストール
- Google PlayからKritaをインストールした場合
- KritaをChromebookのLinux環境から利用する方法
- Kritaの使い方
- Kritaの画面構成
- 画像を読み込み編集
- Kritaを使った感想
OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1
Chromebook : Chromebook Pentium Silver N6000 8GB 128GB eMMC フラッシュメモリ 14.0型 IPS タッチディスプレイ Wi-Fi 6 HP Chromebook x360 14b (型番:48J49PA-AAAD)
Kritaとは?
Kritaは、Adobe PhotoshopやGIMPと同類のラスター系(ペイント系)の画像編集やお絵描きができるアプリで、GIMPと同様にオープンソースの無料で利用できるツールです。
Kritaは、Colligra Suite(旧名KOffice)の一員でしたが、2016年より離脱して単独で開発がなされ、現在はオランダにある「Krita財団」が開発してリリースをしています。
Kritaアプリの特徴を次の載せておきます。
Kritaのダウンロード、インストール
Google PlayからKritaをインストールした場合
Chromebookへのダウンロード、インストールは「Playストア」から行います。
Chromebookのランチャーをクリック、「∧」をクリックしてデスクトップを表示させ、「Playストア」をクリックします。
Google Playの検索欄に「Krita」と記入して、検索して出た「Krita」のインストール画面で、「インストール」をクリックします。
インストールが終了すると、「インストール」が「開く」に代わりますので、「開く」をクリックします。
「デバイス内の写真やメディアのアクセスと「Krita」に許可しますか?」とスマホの画面の大きさで聞いてくるので、「許可」をクリックします。これで、「Krita」が起動しますが、画面がスマホの大きさなので、これでは利用できません。
Kritaのスマホの大きさの画面の右上の全画面「□」をクリックして、全画面表示にするか、画面の横端か、右隅にカーソルを持っていくと、両矢印が表示されますので、スライドして適当の大きさにして下さい。
下の画像は、全画面表示させたKritaです。
上述の画面は、右上の「☓」をクリックして閉じて下さい。
実際にKritaがインストールされているか確かめてみましょう。
Chromebookのランチャーから「∧」をクリックして、デスクトップを表示させ下にスクロールすると、一番最後にKritaのアイコンが表示されていることが分かります。
Kritaを起動した際に表示される「Kritaの案内画面」を見るとバーションが4.4.5となっていました。
しかし、このKritaを少し使ってみましたが、文字入力がまともにできませんでした。
したがって、ここでは、もう一つのインストールしたKritaで試してみました。
KritaをChromebookのLinux環境から利用する方法
ChromebookのLinux環境から安定版の最新のKritaを起動する方法です。
この方法は、KritaのダウンロードサイトからKritaのLinux用の安定版の最新のAppimageをダウンロードして、ChromebookのファイルアプリでLinuxホルダーにそのダウンロードしたファイル(krita-4.4.8-x86_64.appimage)を移動します。
移動した状態で、Linuxのたターミナルを起動し、次の2文を記入してリターンを押下します。
chmod a+x krita-4.4.8-x86_64.appimage(ダウンロードしたAppimageのファイル名)
./krita-4.4.8-x86_64.appimage
これで、Kritaの安定版の最新バージョンの4.4.8が起動します。
ただし、この方法はChrome OSのLinuxに登録されませんので、Kritaを使うときには、上述の2番目の文は使う度にLinuxのターミナルに入力して起動する必要があります。
Kritaを終了したら、ターミナルも終了してくださいね!
Kritaの使い方
上述のChromebookのLinuxのターミナルからKritaを起動します。
Kritaの画面構成
下の画像は、予めキャプチャーしておいたChromebookの背景画の同じものを2つほど読み込んだ画像です。
この画面でKritaの画面構成について紹介します。
画像を読み込み編集
ここでは、私が一番利用する画像を読み込んで、ある部分を目立たせたり、文字を加工したりしてみます。
同じ画像を2枚読み込み、一つを目枝立てたい部分で切り抜き、それを元画像に貼り付けます。
その前に、元画像はぼかしておきます。
貼り付けた画像を移動調整して元画像と同じ位置に移動し、文字を入力します。
文字は自動的に別レイヤーとなり、フォントの種類、大きさ、傾きなどを変化させて好きな位置に配置できます。
また、簡単な図形を書き中を塗りつぶしてみました。
出来上がった図形を下図に示します。
Kritaを使った感想
今回始めてKritaを使ってみた感想は、少しなれるまで時間がかかるなと思いました。
あと、色々なブラシが豊富でお絵描きをする方などは、このソフトを使うのに十分な機能があるので満足するのではないかと思いました。
Windows10では、前にも述べましたがPhotoshop Xを主に利用してきましたが、操作が直感的にできるのでそれほど迷わずに使えましたが、Kritaの場合は、Adobe Photoshopを使っている方なら、それほど違和感なく利用できるのでしょうが、全く初めての初心者には、慣れるまで少し時間が必要と感じました。
ただ、何度か編集修正などをしているとアプリが固まってしまうことがありましたが、Windows10では見られませんでした。
ですので、パソコンのメモリがChromebook8GBに対してWindows10パソコンが32GBと言う違いが大きく影響しているようです。
また、一度固まってしまうと、Chromebookを再起動しないとLinuxアプリ全体が使えない状態となりますので、この辺が利用するのに問題があると感じました。
しかし、慣れてくれば、普通にブログなどのアイキャッチ画像への文字入れ、ロゴの作成などには十分利用できると思います。
おわりに
画像を読み込み編集、Kritaを使った感想などについて解説してきました。