JavaScript ブラウザオブジェクトを 初心者向けに解説、Window、Location、History、Navigator、Screenオブジェクトなども解説|Javascript入門講座(12)

JavaScript
この記事は約29分で読めます。

はじめに

 JavaScript入門講座の第十二弾として、JavaScript ブラウザオブジェクトついて紹介します。

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

  • ブラウザオブジェクトとは?
    • ブラウザオブジェクトの一覧
  • Windowオブジェクト
    • Windowオブジェクトのプロパティ
    • Windowオブジェクトのメソッド
  • Locationオブジェクト
    • Locationオブジェクトのプロパティ
    • Locationオブジェクトのメソッド
  • Historyオブジェクト
    • Historyオブジェクトのプロパティ
    • Historyオブジェクトのメソッド
  • Navigatorオブジェクト
    • Navigatorオブジェクトのプロパティ
    • Navigatorオブジェクトのメソッド
  • Screenオブジェクト
    • Screenオブジェクトのプロパティ
    • Screenオブジェクトのメソッド

 JavaScript入門講座(11)では、JavaScript ビルトインオブジェクについて解説してきました。

 ここでは、JavaScript ブラウザオブジェクトについて深堀していきます。

ブラウザオブジェクトとは?

 ブラウザーオブジェクトは、各ブラウザーが独自で提供しているオブジェクトで、最上位のWindowsオブジェクトから、Formオブジェクト、Locationオブジェクトなどがあり、次のようなものがあります。

ブラウザオブジェクトの一覧

オブジェクト説  明
Windowブラウザーの親となるオブジェクトで、ウインドウ全般を扱うオブジェクト
Location関連付けられたURLを扱うオブジェクト
History閲覧履歴を扱うオブジェクト
Navigatorブラウザーの種類やバージョンを扱うオブジェクト
Screenモニターの情報を扱うオブジェクト
DocumentHTML文書などを扱うオブジェクト

 この中でDocumentオブジェクト以外についてここで紹介していき、Documentオブジェクトについては、別途これだを取り上げた記事を書きたいと思います。

Windowオブジェクト

 WindowオブジェクトのプロパティやメソッドなどはMDN Web Docsから引用しました。

Windowオブジェクトのプロパティ

 Windowオブジェクトのプロパティには次のようなものがあります。

プロパティ名意  味
Window.closed読み取り専用、現在のウィンドウが閉じているかどうかを示します。
Window.console読み取り専用、ブラウザーのデバッグコンソールへアクセスするための console オブジェクトへの参照を返します。
Window.controlle読み取り専用、現在の chrome ウィンドウの XUL controller オブジェクトを返します。
Window.customElements 読み取り専用、CustomElementRegistry オブジェクトへの参照を返します。これは新しいカスタム要素の登録や、以前に登録したカスタム要素の情報を取得するために使用できます
Window.crypto読み取り専用、ブラウザーの crypto オブジェクトを返します。
Window.devicePixelRatio読み取り専用、現在のディスプレイの、物理ピクセルと端末非依存ピクセルの比率を返します。
Window.dialogArguments読み取り専用、window.showModalDialog() メソッドが呼び出されたときにウィンドウ (それがダイアログボックスである場合) に渡された引数を取得。これは nsIArray インタフェースです。
Window.document読み取り専用、指定ウィンドウが含む文書への参照を返す
Window.DOMMatrix読み取り専用、DOMMatrix オブジェクトへの参照を返します。これは 4x4 のマトリックスを表し、 2D や 3D の操作に適しています。
Window.DOMMatrixReadOnly読み取り専用、DOMMatrixReadOnly (en-US) オブジェクトへの参照を返します。これは 4x4 のマトリックスを表し、2D や 3D の操作に適しています。
Window.DOMPoint読み取り専用、DOMPoint (en-US) オブジェクトへの参照を返します。これはある座標系での 2D や 3D の点を表します。
Window.DOMPointReadOnly読み取り専用、DOMPointReadOnly (en-US) オブジェクトへの参照を返します。これは座標系で 2D や 3D の点を表します。
Window.DOMQuad読み取り専用、DOMQuad (en-US) オブジェクトへの参照を返します。これは 4 つの角と辺からなる四角形オブジェクトを表します。
Window.DOMRect読み取り専用、DOMRect (en-US) オブジェクトへの参照を返します。これは長方形を表します。
Window.DOMRectReadOnly読み取り専用、DOMRectReadOnly (en-US) オブジェクトへの参照を返します。これは長方形を表します。
Window.event読み取り専用、読み取り専用、現在のイベント を返します。これは現在 JavaScript のコードのコンテキストが処理しているイベントです。また、現在処理しているイベントがない場合は undefined を返します。イベントハンドラーに直接渡した Event オブジェクトは、可能な限り代わりに使用するべきです。
Window.frameElement読み取り専用、ウィンドウが埋め込まれた要素を返す。ウィンドウが埋め込まれていない場合は、 null を返す。
Window.frames読み取り専用、現在のウィンドウでのサブフレームの配列を返します。
Window.fullScreenこのプロパティはウィンドウが全画面で表示されているかどうかを示します。
Window.history読み取り専用、history オブジェクトへの参照を返す
Window.innerHeight読み取り専用、ブラウザーウィンドウのコンテンツ領域の高さを取得し、もしあれば、水平スクロールバーを含みます
Window.innerWidth読み取り専用、ブラウザーウィンドウのコンテンツ領域の幅を取得し、もしあれば、垂直スクロールバーを含みます
Window.isSecureContext読み取り専用、コンテキストが、安全なコンテキストを必要とする機能を使用することができるかどうかを表します。
Window.length読み取り専用、ウィンドウ内のフレームの数を返します。 window.frames も参照してください。
Window.locationwindow オブジェクトのロケーション、または現在の URL を取得 / 設定します。
Window.locationbar読み取り専用、ウィンドウ内で表示 / 非表示の切り替え (トグル) が可能な locationbar オブジェクトを返す
Window.localStorage読み取り専用、生成元のオリジンからのみアクセスが可能なデータを保存するために使用する、ローカルストレージオブジェクトへの参照を返します。
Window.menubar読み取り専用、ウィンドウ内で表示 / 非表示の切り替え (トグル) が可能な menubar オブジェクトを返す。
Window.messageManagerこのウィンドウの message manager オブジェクトを返します。
Window.mozInnerScreenX読み取り専用、スクリーン座標系でウィンドウのビューポートの左上隅の水平 (X) 座標を返します。この値は CSS ピクセルで表します。必要に応じて画面のピクセルに換算するための係数については、nsIDOMWindowUtils の mozScreenPixelsPerCSSPixel をご覧ください。
Window.mozInnerScreenY読み取り専用、スクリーン座標系で、ウィンドウビューポートの左上隅の垂直 (Y) 座標を返します。この値は CSS ピクセルで表します。必要に応じて画面のピクセルに換算するための係数については mozScreenPixelsPerCSSPixel をご覧ください。
Window.nameウィンドウ名を取得 / 設定します。
Window.navigator読み取り専用、navigator オブジェクトへの参照を返します。
Window.opener現在のウィンドウを開いたウィンドウへの参照を返します。
Window.orientation (en-US)読み取り専用、端末の本来の向きに対して相対的なビューポートの向きを角度 (90 度単位) で返します。
Window.outerHeight読み取り専用、ブラウザーウィンドウの外側の高さを取得します。
Window.outerWidth読み取り専用、ブラウザーウィンドウの外側の幅を取得します。
Window.pageXOffset読み取り専用、window.scrollY のエイリアスです。
Window.parent読み取り専用、現在のウィンドウまたはサブフレームの親ウィンドウへの参照を返します。
Window.performance読み取り専用、Performance オブジェクトを返します。これは timing や navigation 属性が含まれており、それぞれが パフォーマンス関連 (en-US) のデータを提供するオブジェクトです。詳細情報や使用例は Using Navigation Timing (en-US) をご覧ください。
Window.personalbar読み取り専用、ウィンドウ内で表示/非表示の切り替え (トグル) が可能な、 personalbar オブジェクトを返す。
Window.screen読み取り専用、ウィンドウに関連付けられた screen オブジェクトへの参照を返す。
Window.screenX
Window.screenLeft (en-US)
読み取り専用、どちらのプロパティも、ユーザーのブラウザーのビューポートの左端から画面の左端までの水平方向の距離を返します。
Window.screenY
Window.screenTop (en-US)
読み取り専用、どちらのプロパティも、ユーザーのブラウザーのビューポートの上端から画面の上端までの垂直方向の距離を返します。
Window.scrollbars読み取り専用、ウィンドウ内で表示 / 非表示の切り替え (トグル) が可能な、 scrollbars オブジェクトを返す。
Window.scrollMaxX読み取り専用、ウィンドウが水平スクロールされ得る最大オフセット、すなわち、文書の幅からビューポートの幅を引いたものです。
Window.scrollMaxY読み取り専用、ウィンドウが垂直スクロールされ得る最大オフセット (すなわち、文書の高さからビューポートの高さを引いたもの) です。
Window.scrollX 読み取り専用、文書が現在水平にスクロールされているピクセル数を返します。
Window.scrollY 読み取り専用、文書が現在垂直にスクロールされているピクセル数を返します。
Window.self読み取り専用、window オブジェクト自身へのオブジェクト参照を返す。
Window.sessionStorage生成元のオリジンからのみアクセスが可能なデータを保存するために使用する、セッションストレージへの参照を返します。
Window.sidebar読み取り専用、サイドバーの window オブジェクトへの参照を返します。
Window.speechSynthesis読み取り専用、SpeechSynthesis オブジェクトを返します。これは、Web Speech API の音声合成機能を使用するためのエントリーポイントです。
Window.statusブラウザー下部のステータスバーのテキストを取得 / 設定します。
Window.statusbar読み取り専用、ウィンドウ内で表示 / 非表示の切り替え (トグル) が可能な statusbar オブジェクトを返します。
Window.toolbar読み取り専用、ウィンドウ内で表示 / 非表示の切り替え (トグル) が可能な toolbar オブジェクトを返します。
Window.top読み取り専用、ウィンドウ階層における最上位のウィンドウへの参照を返します。このプロパティは読み取り専用です。
Window.visualViewport読み取り専用、指定したウィンドウの視覚的なビューポートを表す VisualViewport (en-US) オブジェクトを返します。
Window.window読み取り専用、現在のウィンドウへの参照を返します。
window[0]、window[1] などフレーム内の window オブジェクトへの参照を返します。詳しくは Window.frames をご覧ください。

Windowオブジェクトのメソッド

 Windowオブジェクトのメソッドには次のようなものがあります。

メソッド名意  味
Window.alert()警告ダイアログを表示します。
Window.blur()ウィンドウからフォーカスを外します。
Window.cancelAnimationFrame()Window.requestAnimationFrame によって過去にスケジューリングされたコールバックをキャンセルできます。
Window.cancelIdleCallback() (en-US)Window.requestIdleCallback によって過去にスケジューリングされたコールバックをキャンセルできます。
Window.clearImmediate() (en-US)setImmediate で設定した繰り返し処理をキャンセルします。
Window.close()現在のウィンドウを閉じます。
Window.confirm()ユーザーの応答が必要なメッセージを持つダイアログを表示します。
Window.dump()コンソールにメッセージを出力します。
Window.find()ウィンドウ内で指定された文字列を検索します。
Window.focus()現在のウィンドウにフォーカスを当てます。
Window.getComputedStyle()特定の要素の計算済みスタイルを取得します。計算済みスタイルは、要素のすべての CSS プロパティの計算値を示します。
Window.getDefaultComputedStyle() (en-US)特定の要素について、作者のスタイルシートを無視したデフォルトの計算済みスタイルを取得します。
Window.getSelection()選択されたアイテムを表す、セレクションオブジェクトを返します。
Window.matchMedia()指定したメディアクエリ文字列を表す MediaQueryList オブジェクトを返します。
Window.minimize() (en-US) 最上位の XUL ウィンドウに限る。ウィンドウを最小化します。
Window.moveBy()現在のウィンドウを指定した距離移動します。
Window.moveTo()ウィンドウを指定した位置に移動します。
Window.open()新しいウィンドウを開きます。
Window.postMessage()あるウィンドウから別のウィンドウへ、安全にデータ文字列を送信する手段を提供します。送信先ウィンドウは、送信元と同じドメインでなくてもかまいません。
Window.print()現在の文書を印刷するためのダイアログを開きます。
Window.prompt()ユーザーが入力ダイアログに入力したテキストを返します。
Window.requestAnimationFrame()アニメーションが進行中であることをブラウザーに伝えて、次のアニメーションフレームのためにウィンドウの再描画を予定するよう要求します。
Window.requestIdleCallback()ブラウザーがアイドル状態であるときに実行するタスクをスケジューリングします。
Window.resizeBy()現在のウィンドウを、指定した大きさの分だけ変更します。
Window.resizeTo()ウィンドウを動的にリサイズします。
Window.scroll()ウィンドウを文書内の特定の位置にスクロールします。
Window.scrollBy()ウィンドウ内の文書を、指定した距離の分だけスクロールします。
Window.scrollByLines() 文書を指定した行数分、スクロールします。
Window.scrollByPages()文書を指定したページ数分、スクロールします。
Window.scrollTo()文書内の特定の位置に、ウィンドウをスクロールします。
Window.setCursor()トップレベルの XUL ウィンドウに限る。現在のウィンドウのカーソルを変更します。
Window.setImmediate() (en-US)ブラウザーで他の高負荷なタスクが完了した後に、関数を実行します。
Window.setResizable()ユーザーがウィンドウをリサイズできるかを切り替えます。
Window.sizeToContent() コンテンツに応じてウィンドウのサイズを調整します。
Window.stop()ウィンドウの読み込み処理を停止します。
Window.updateCommands()現在の chrome ウィンドウ (UI) のコマンドの状態を更新します。

Locationオブジェクト

 LocationオブジェクトのプロパティやメソッドなどはMDN Web Docsから引用しました。

Locationオブジェクトのプロパティ

 Locationオブジェクトのプロパティには次のようなものがあります。

プロパティ名意  味
Location.href (en-US)URL 全体を収めた USVString を返す文字列化です。この値を変更すると、関連付けられた文書が新しいページへ移動します。この値は、関連付けられた文書のものとは異なるオリジンから設定できます。
Location.protocol (en-US)末尾の ':' を含む、URL のプロトコルスキームを収めた USVString です。
Location.host (en-US)URL のホスト (すなわち hostname、コロン (':')、port) を収めた USVString です。
Location.hostname (en-US)URL のドメインを収めた USVString です。
Location.port (en-US)URL のポート番号を収めた USVString です。
Location.pathname (en-US)URL のパス部分を、先頭の '/' を含めて収めた USVString です。
Location.search (en-US)URL のうち、'?' とそれに続くパラメーターや "クエリー文字列" を収めた USVString です。現代のブラウザーは、クエリー文字列からパラメーターを容易に解析するための URLSearchParams や URL.searchParams を提供しています。
Location.hash (en-US)URL のうち、'#' とそれに続くフラグメント識別子を収めた USVString です。
Location.username (en-US)ドメイン名の前に指定されたユーザー名を収めた USVString です。
Location.password (en-US)ドメイン名の前に指定されたパスワードを収めた USVString です。
Location.origin (en-US)読み取り専用、特定の location のオリジンの標準形を収めた USVString です。

Locationオブジェクトのメソッド

 Locationオブジェクトのメソッドには次のようなものがあります。

メソッド名意  味
Location.assign() (en-US)引数で指定した URL のリソースを読み込みます。
Location.reload()現在の URL のリソースを再読み込みします。省略可能な唯一の引数は Boolean 値で、true であれば常にサーバーからページを再読み込みします。false を指定するか値を指定しない場合は、ブラウザーがキャッシュからページを再読み込みする可能性があります。
Location.replace() (en-US)現在のリソースを、指定した URL のリソースで置き換えます。assign() メソッドとの違いは、replace() を使用した後は現在のページがセッションの History に保存されないことであり、ユーザーは 戻る ボタンを使用して移動することができません。
Location.toString() (en-US)URL 全体を収めた USVString を返します。これは HTMLHyperlinkElementUtils.href と同義ですが、こちらは値を変更するために使用できません。

Historyオブジェクト

 HistoryオブジェクトのプロパティやメソッドなどはMDN Web Docsから引用しました。

Historyオブジェクトのプロパティ

 Historyオブジェクトのプロパティには次のようなものがあります。

プロパティ名意  味
length (en-US)読み取り専用、現在読み込まれているページを含むセッション履歴の要素数を表す Integer を返します。たとえば、新しいタブで読み込まれたページのこのプロパティは 1 を返します。
scrollRestoration (en-US)ウェブアプリケーションが履歴の操作で既定のスクロール位置の復元を明示的に設定できるようにします。このプロパティは auto または manual を指定することができます。
state (en-US) 読み取り専用、履歴スタックの最上位にある状態を表す any の値を返します。これは popstate (en-US) イベントを待たずに状態を確認する方法です。

Historyオブジェクトのメソッド

 Historyオブジェクトのメソッドには次のようなものがあります。

メソッド名意  味
back()これは非同期メソッドであり、ユーザーがブラウザーの戻るボタンをクリックしたときと同じく、セッション履歴の一つ前のページへ移動します。 history.go(-1) と同等です。
forward()これは非同期メソッドであり、ユーザーがブラウザーの次へボタンをクリックしたときと同じく、セッション履歴の一つ次のページへ移動します。これは history.go(1) と同等です。
go()セッション履歴上で、現在のページからの相対位置で識別されるページを非同期に読み出します。たとえば、 -1 は前のページで 1 は次のページです。範囲外の値を指定した場合 (例えば、セッション履歴に以前訪問したページがないときに -1 を指定した場合)、このメソッドは暗黙に何もしません。 go() を引数なし、または 0 の値で呼び出すと、現在のページを再読み込みします。 Internet Explorer では数値の代わりに文字列を指定することで、履歴リストの中の指定した URL へ移動することができます。
pushState()指定されたデータを指定されたタイトル (および、指定されていれば URL) でセッション履歴に追加します。このデータは DOM においては透過的でないものとして扱われます。シリアライズ可能な JavaScript を指定することができます。詳しくは、 History API での作業を参照してください。
replaceState()履歴スタックの最新の項目が、指定したデータ、タイトル、指定されていれば URL になるよう更新します。データは DOM では透過的でないものとして扱われます。シリアライズ可能な JavaScript を指定することができます。なお、 Safari 以外のすべてのブラウザーが今のところ title 引数を無視することに注意してください。詳しくは、 History API での作業を参照してください。

Navigatorオブジェクト

 NavigatorオブジェクトのプロパティやメソッドなどはMDN Web Docsから引用しました。

Navigatorオブジェクトのプロパティ

 Navigatorオブジェクトのプロパティには次のようなものがあります。

プロパティ名意  味
Navigator.connection読み取り専用、端末のネットワーク状態の情報を提供する NetworkInformation オブジェクトを返します。
Navigator.cookieEnabled読み取り専用、Cookie への設定を無視する場合は false、それ以外は true を返します。
Navigator.credentials読み取り専用、ログインやログアウトの成功といったイベントが発生したときに、資格情報を要求してユーザーエージェントへ通知する手段を提供する CredentialsContainer (en-US) インターフェイスを返します。
Navigator.deviceMemory読み取り専用、端末のメモリーをギガバイト単位で返します。この値は 2 の階乗の最も近い値を 1024 で割った概算値です。
Navigator.doNotTrack読み取り専用、ユーザーの do-not-track 設定の値を返します。この値が "yes" であるとき、ウェブサイトやアプリケーションはユーザーを追跡するべきではありません
Navigator.geolocation読み取り専用、端末の物理的な場所を取得することができる Geolocation オブジェクトを返します。
Navigator.hid (en-US)読み取り専用、HID (en-US) オブジェクトを返します。これは HID 機器の接続、接続されている HID 機器の列挙、接続されている HID 機器のイベントハンドラーなどのメソッドを提供します。
Navigator.hardwareConcurrency (en-US)読み取り専用、使用可能な論理プロセッサーコアの数を返します。
Navigator.keyboard 読み取り専用、読み取り専用、Keyboard (en-US) オブジェクトを返し、キーボード配置マップを受け取る関数へのアクセスを提供したり、物理キーボードからキーの押下のキャプチャを有効化・無効化したりできるようにします。
Navigator.language (en-US)読み取り専用、読み取り専用、ユーザーにとって一番望ましい言語 (たいていはブラウザー UI の言語) の DOMString を返します。不明な場合には null を返します。
Navigator.languages (en-US) 読み取り専用、ユーザーが知っている言語を表す DOMString を、望ましい順に並べた配列を返します。
Navigator.locks読み取り専用、LockManager (en-US) オブジェクトを返します。これは、新しい Lock (en-US) オブジェクトを要求したり、既存の Lock (en-US) オブジェクトをクエリしたりするためのものです。
Navigator.maxTouchPoints読み取り専用、現在の端末で対応している同時タッチ点の最大数を返します。
Navigator.mediaCapabilities読み取り専用、読み取り専用、指定された形式のデコードおよびエンコード能力、それに出力能力についての情報が得られる MediaCapabilities (en-US) オブジェクトを返します。
Navigator.mediaDevices読み取り専用、MediaDevices オブジェクトへの参照を返します。これにより、使用可能なメディア端末の情報を取得する (MediaDevices.enumerateDevices())、ユーザーのコンピューターやユーザーエージェントで、メディアのどのような特性を制限することができるかを確認する (MediaDevices.getSupportedConstraints())、MediaDevices.getUserMedia() を使用してメディアへのアクセスを要求するといったことができます。
Navigator.mediaSession (en-US) 読み取り専用、MediaSession オブジェクトを返します。このオブジェクトは、グローバルメディア制御の UI などで、現在再生中のメディアに関する情報をブラウザーがユーザーに提示する際に使用できるメタデータを提供するために使用することができます。
Navigator.onLine読み取り専用、現在のブラウザーがオンラインかどうかを示す Boolean を返します
Navigator.permissions読み取り専用、Permissions オブジェクトを返します。これは、 Permissions API が対応する API の許可状態の問い合わせや更新に使用できます。
Navigator.presentation読み取り専用、Presentation (en-US) API への参照を返します。
Navigator.serial (en-US)読み取り専用、Serial (en-US) オブジェクトを返します。これは、シリアルポートを制御できるようにする Web Serial API (en-US) のエントリーポイントを表します。
Navigator.serviceWorker読み取り専用、ServiceWorkerContainer オブジェクトを返します。これは、associated document の ServiceWorker オブジェクトの登録、削除、更新、通信の機能を提供します。
Navigator.storage (en-US) 読み取り専用、サイトごとまたはアプリごとに持続的な記憶域の許可の管理や使用可能な記憶域の試算に使用する、シングルトンの StorageManager オブジェクトを返します。
Navigator.userAgent 読み取り専用、現在のブラウザーのユーザーエージェントを表す文字列を返します。
Navigator.vendor 読み取り専用、現在のブラウザーのベンダー名を返します (例 "Netscape6")。
Navigator.webdriver読み取り専用、ユーザーエージェントが自動で制御されているかどうかを示します。
Navigator.xr 読み取り専用、XRSystem オブジェクトを返します。これは WebXR API (en-US) のエントリーポイントを表します。

Navigatorオブジェクトのメソッド

 Navigatorオブジェクトのメソッドには次のようなものがあります。

メソッド名意  味
Navigator.canShare() (en-US)Navigator.share() の呼び出しが成功した場合は true を返します。
Navigator.clearAppBadge() (en-US)現在のアプリのバッジを消去し、 undefined に解決する Promise を返します。
Navigator.getBattery()BatteryManager (en-US) オブジェクトで解決するプロミスを返します。このオブジェクトはバッテリーの充電状態についての情報を返します。
Navigator.javaEnabled() (en-US)読み取り専用、false を返します。
Navigator.registerProtocolHandler()自分自身のサイトに URL などのプロトコルに関連づけたハンドラーを可能な限り登録します。
Navigator.requestMediaKeySystemAccess() (en-US)MediaKeySystemAccess オブジェクト用の Promise を返します。
Navigator.sendBeacon()ユーザーエージェントからウェブサーバーへ、HTTP を使用して少量のデータを非同期に転送するために使用します。
Navigator.setAppBadge() (en-US)このアプリに関連付けられたアイコンにバッジを設定し、 undefined で解決する Promise を返します。
Navigator.share()現在のプラットフォームのネイティブ共有メカニズムを実行します。
Navigator.vibrate()バイブレーションに対応している場合、端末にバイブレーションを起こします。対応していない場合は、何もしません。

Screenオブジェクト

 ScreenオブジェクトのプロパティやメソッドなどはMDN Web Docsから引用しました。

Screenオブジェクトのプロパティ

 Screenオブジェクトのプロパティには次のようなものがあります。

プロパティ名意  味
Screen.availTopオペレーティングシステムによって表示されるウィンドウ上のタスクバーなどの、固定あるいは半固定のユーザーインターフェイス部分を含まない、最初のピクセルの y 座標を指します。
Screen.availLefスクリーンの左端からの、最初の利用可能なピクセルの値を返します。
Screen.availHeight固定あるいは半固定のユーザーインターフェイス部分を除いたスクリーンの高さをピクセルで表します。
Screen.availWidthウィンドウで利用可能な水平方向のスペースの合計をピクセルで返します。
Screen.colorDepth画面の色深度を返します。
Screen.height画面の高さをピクセルで返します。
Screen.leftメイン画面の左端から現在の画面の左端までの距離をピクセルで返します。
Screen.orientation現在の画面の向きを返します。
Screen.pixelDepth画面のピット深度を取得します。
Screen.top現在の画面の上端からの距離をピクセルで返します。 
Screen.width画面の幅を返します。
Screen.mozEnabledブール値。false に設定すると、デバイスの画面がオフになります。
Screen.mozBrightnessデバイスの画面の明るさをコントロールします。0 から 1.0 までの double で指定します。

Screenオブジェクトのメソッド

 Screenオブジェクトのメソッドには次のようなものがあります。

メソッド名意  味
Screen.lockOrientation画面の向きをロックします (全画面かインストールしたアプリでのみ動作します)
Screen.unlockOrientation画面の向きのロックを解除します。 (全画面時かインストールしたアプリでのみ動作します)
以下のメソッドは EventTarget から継承されています。
EventTarget.addEventListener()Registers an event handler of a specific event type on the EventTarget.
EventTarget.removeEventListener()Removes an event listener from the EventTarget.
EventTarget.dispatchEvent()Dispatches an event to this EventTarget.

おわりに

 何だったでしょうか?

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以上です。

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