はじめに
JavaScript入門講座の第五弾として、JavaScript のデータ型(3)、真偽型、Symbol型、null、undefindedついて紹介します。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
- データ型の真偽型とはどのようなもの?
- データ型のSimbl型とはどのようなもの?
- データ型のnullとundefindedとはどのようなもの?
- null
- undefinded
JavaScript入門講座(4)では、JavaScript のJavaScript のデータ型(2)、数値型について解説してきました。
ここでは、JavaScript のデータ型(3)、真偽型、Simbol型、Null、undefindedについて深堀していきます。
データ型の真偽型
JavaScriptでは、値が真の場合「true」を返し、偽の場合に「false」を返すデータ型のことを真偽型、論理型、ブーリアン型などと呼びます。
var a = 5; //varで宣言した変数aに数値の5を代入
var b = "5"; //varで宣言した変数bに文字列の“5”を代入
var c = a == b; //varで宣言した変数cにa == bを代入
console.log(c);
console.log(typeof c);
c = a === b; //varで宣言した変数cにa === bを代入
console.log(c);
console.log(typeof c);
値が、0、null、undefined、空文字などは偽とみなされます。
if ( 0 ){
console.log( "0は真" );
}
console.log( "0は偽" );
if ( null ){
console.log( "nullは真" );
}
console.log( "nullは偽" );
if ( undefined ){
console.log( "undefinedは真" );
}
console.log( "undefinedは偽" );
if ("" ){
console.log( "空文字は真" );
}
console.log( "空文字は偽" );
上述のコードの結果は、全て「偽」とでます。
さて、ここで、if 文の構文について紹介します。
データ型のSymbol型
Symbol型のデータは、ユニーク(唯一の)値を持ちます。
つまり、同じ名前のSymbol名でも、Javascriptのプログラム内では違うものとして扱われます。
let myKey = Symbol("myKey"); //letで宣言した変数myKeyにSymbolで"myKey"を代入
let myKey1 = Symbol("myKey"); //letで宣言した変数myKey1にもSymbolで"myKey"を代入
console.log( myKey === myKey1 ); //myKeyとmyKey1が厳密に等価であるかをコンソールに出力
console.log( typeof myKey ); //myKeyのデータ型をコンソールに出力
console.log( typeof myKey1 ); //myKey1のデータ型をコンソールに出力
データ型のnullとundefinded
null
nullは、数値変数に代入すると0となり、真偽型で紹介したように、真偽変数に代入すると「偽」となります。
var d = null; //varで宣言した変数dにnullを代入
console.log( d ); //コンソールにdを出力
console.log( d / 10 ); //コンソールにd÷10を出力
undefinded
宣言した変数が未定義を示すデータ型であり、if 文内に未定義変数がある場合は、真偽型で説明したように「偽」として扱われます。
それでは、実際に未定義の変数を宣言して、コンソールで見てみましょう。
let f ; //letで変数fに何も代入せずに宣言
console.log( typeof f ); //コンソールにfのデータ型を出力
おわりに
如何だったでしょうか?
データ型の真偽型とはどのようなもの?、データ型のSymbol型とはどのようなもの?、データ型のnullとundefindedとはどのようなもの?、null、undefindedなどについて紹介してきました。
この記事があなたにとって少しでもお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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