はじめに
日本において最も利用されているSNSであるLINEは、「【2022年4月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ」の記事によると、全国の幅広い年齢層で利用され、月間アクティブユーザー数が9,000万人と日本の人口の70%以上をカバーしており、生活に定着しています。
このように多くの利用者がいるLINEにおいて、スマホを買い替えたり(特に、Android⇔ iphone )した際に今まで利用していたLINEと同様な状態で使えるようにしてくれる大変便利なアプリがあります。
そのような際に大変便利に利用できるiCareFone for LINE について紹介します。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
パソコンのOS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境、スマホの機種、ソフトバージョンなどについて記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H2
iOS版のスマホ機種 : iphone11
Android版のスマホ機種 : Xiaomi Redmi Note 10 Pro
iCareFone for LINEバージョン : 1.0.0(更新日付:2022年4月12日)
iCareFone for LINEとは?
iCareFone for LINEとは、前述したようにLINEデータのPCへのバックアップ、PCからスマホ機種(iOS機種)へのLINEデータの転送、スマホ機種同士でのLINEデータの転送などが容易に行えるアプリです。
iCareFone for LINEは、元々iCareFone Transferと言うLINE以外にもWhatsApp、Kik、Viber、WeChatなどの世界的にユーザー数も多く有名なメッセージや電話アプリをPCへのバックアップ、PCからスマホ機種(iOS、Android両機種)へのそれらデータの転送、スマホ機種同士でのデータの転送などが容易に行えるアプリからLINEに関する部分を分離させて取り出したアプリとなりますので、バージョンは1.0.0(更新日付:2022年4月12日)となっています。
iCareFone for LINEを販売している株式会社Tenorshare(以後、Tenorshareとする。)は、2007年に香港に設立されたIT企業で、多くのメディアから評価されており、Tenorshareが開発販売しているアプリは世界中で1,000万人以上のユーザーがおり、国内外のお客様から高い評価と信頼を得ており、安心して利用できるアプリと言えます。(Tenorshareの公式サイトより)
Tenorshareが販売するアプリには、データ復旧(4種類)、システム修復(3種類)、データ管理(5種類)、パスコード解除(4種類)、GPS変更アプリを合わせて17ソフトを販売しており、データ管理アプリの中の1つに「iCareFone for LINE」があります。
このiCareFone for LINEの特徴をホームページから抜粋して以下に載せます。
iCareFone for LINEの無料版と有料版の違い
iCareFone for LINEには、有料版として月間ライセンス、年間ライセンス、永久ライセンスがあります。
下記の表は個人向けで、法人商用向け(ここでは割愛します。)もあります。
月間ライセンス、年間ライセンスは自動更新ですが、更新前にお知らせメールが届きますので、いつでも解約が可能、永久ライセンスは、一度購入すれば永続的に利用でき、その後のバージョンアップにも対応しています。
無料版(体験版) | 月間ライセンス | 年間ライセンス | 永久ライセンス | |
料金 | 0円 |
2,838円 | 4,048円 | 6,578円 |
インストール範囲(1PC、1Mac) | - | 5デバイス |
||
iOS/AndroidのLINEデータをバックアップ(注1) | ○ | ○ | ||
LINEデータのバックアップからすべてのデータを確認 | ○ | ○ | ||
AndroidとiOSの間でLINEデータの転送 | × | ○ | ||
2台のiPhoneまたは2台のAndroidスマホの間で直接にLINEデータを移行 |
× | ○ | ||
LINEバックアップをiOS・Androidデバイスに復元(注2) | × | ○ | ||
LINEバックアップをコンピューターにエクスポート | × | ○ | ||
30日間返金保証 | × | ○ | ||
100%データ安全 | ○ | ○ | ||
アプリ更新とサポート | サポート | 1ヶ月間無料更新&サポート | 1年間無料更新&サポート | 生涯無料更新&サポート |
- 注1
現時点(2022年4月15日)では、LINEデータのPCへのバックアップはiphoneのみがサポートされており、Androidスマホのバックアップに関してはサポートされていません。 - 注2
現時点(2022年4月15日)では、バックアップデータからのLINEデータの復元はiphoneのみがサポートされており、Androidスマホの復元に関してはサポートされていません。
iCareFone for LINEの評判・評価、口コミ
iCareFone for LINEのダウンロードページを見ると、合計ダウンロード数78,913,416、顧客人数6,668,888、評価が5点満点で
(レビュー数 58 )と満点であり、大変人気のアプリであることが伺えます。ダウンロード数が8千万弱は驚きを感じますし、評価も5点満点中5.0と満点の評価を受けており、利用している人は大変満足して使っていることが分かります。(ただし、メーカーページに載っているのでそのまま全てを信用することはできないと思われますが・・・)
ここでは、「iCareFone for LINE」は発売されたばかりなので、元々の「iCareFone Transfer」について、Twitterで検索した中で話題のツイートから2つほど以下に載せます。
【iCareFone for WhatsApp Transfer】プロのWhatsAppファイルマネジャー 、より快適のデータ ... https://t.co/AJUHQfnpmY 復元先のiOS/Androidデバイスを接続し、バックアップファイルを選択するだけで、W… #Android
— あたらし帳 (@atarashicho) April 13, 2021
#LINEデータ引き継ぎ
ならiCareFoneTransferですね♥手軽に引き継ぎできてとても便利✨
LINEには思い出など大事なデータが沢山入ってるので助かります🍀
これからは安心して機種変更できます☺ https://t.co/5gi26BUTZ3
— ゆっこす (@yukkosudesu) February 24, 2022
以上、まだそれほど書き込みが多くはないですが、評価は良いようです。
iCareFone for LINEのメリット、デメリット
上述でiCareFone for LINEの特徴などを紹介してきましたが、ここではメリットやデメリットを箇条書きで挙げときます。
- ワンクリックでAndroidとiOS間のLINEデータ転送を実現可能
- iCloudを使わずに 無料でLINEデータをバックアップが可能
- すばやくLINE バックアップを復元可能
- LINEバックアップを プレビューと表示が可能
- 操作画面が初心者に優しい設計で分かり易い
- LINEのバックアップがiOSデバイスのみしか対応していない
- PCのLINEバックアップデータの復元がiOSデバイスのみしか対応していない
iCareFone for LINEのダウンロード、インストール
iCareFone for LINEのホーム画面に移動して、無料ダウンロードをクリックしてください。
ダウンロードフォルダーに「line-transfer.exe」のセットアッププログラムがダウンロードされますので、このファイルをダブルクックします。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので、「はい」をクリックすると、iCareFone for LINEのインストーラーが立ち上がりますので、「インストール」をクリックします。
しばらくすると、iCareFone for LINEがパソコンにインストールされ、「iCareFone for LINE 開始」と言う画面が表示されますので、直ぐ利用しないようであれば右上の「☓」をクリックして閉じて下さい。
また、パソコンのデスクトップ画面上に「iCareFone for LINE」のアイコンが作られているはずですので、起動する際には、このアイコンをダブルクリックすれば起動することができます。
iCareFone for LINEの使い方
iCareFone for LINEの使用条件
iCareFone for LINEを利用する上でのパソコンの条件を以下に載せておきます。
- Windows 11/10/8.1/8/7/XP
- プロセッサ(CPU)
1GHz以上(32 ビット版 or 64 ビット版) - RAM
512MB以上 - ハードディスクの空き容量
200 MB以上
- 12(macOS Moneterey)、11.5(macOS Big Sur)、10.15(macOS Catalina)、10.14 (macOS Mojave)、MacOS X 10.13 (High Sierra)、10.12(macOS Sierra)、10.11(El Capitan)、10.10 (Yosemite)、10.9 (Mavericks)、及び 10.8以前
- プロセッサ(CPU)
1GHz以上(32 ビット版 or 64 ビット版) - RAM
512 MB以上 - ハードディスクの空き容量
200 MB以上
そして、対応するデバイスやOSバージョンは次の通りです。
- 機種
iPhone 5s~iPhone 13 Pro max - OSバージョン
iOS 12.5~iOS 15.4
- 機種
Samsung、HTC、Sony、LG、Huawei、Motorola、HTC、ZTE、Google など - OSバージョン
Android 12/11/10/9/8.1/8/7/6/5/4
以後の操作などの紹介では、Androidスマホ機種としてXiaomi Redmi Note 10 Pro、iphoneの機種としてiphone11を用いて操作などを紹介していきます。
AndroidからiPhoneにLINEデータ転送(有料版で利用可能)
iCareFone for LINEを起動すると、「AndroidからiOSへLINEデータを転送」画面が表示されます。
Androidスマホ(Xiaomi Redmi Note 10 Pro)、iOSスマホ(iphone11)をそれぞれ付属のUSBケーブルを利用してパソコンに繋いでください。
(注)それぞれのデバイスが認識されなかった場合は、「デバイスは接続されているが認識されませんか?」をクリックして、ぞれぞれ接続できない機種に対する対処法を実施してください。
デバイスが認識された場合は、転送元の横の表示部分に認識されたAndroidスマホ機種を、転送先の横の表示部分に認識されたiOSデバイスであるiphoneスマホ機種を選択し、「転送」をクリックします。
ここで、もしiphoneにLINEデータが既に入っている場合は、「iphoneのLINEデータが上書きされます。続行してよろしいですか?」と聞かれますので、もしバックアップを取りたい場合は「キャンセル」をクリックして、バックアップを先に実施してください。(次の「iphoneのLINEデータのバックアップ(無料版で利用可能)」を参照)
バックアップを取ってあり、上書きしても良い場合は「続ける」をクリックします。
すると、「Android側のLINEデータバックアップをGoogle ドライブにバックアップしてください 。」と表示されますので、表示されている方法にしたがってAndroidスマホ側のlINEデータをGoogleドライブにバックアップし、バックアップが済んでいれば、「バックアップ済み」をクリックします。
QRコードが表示されますので、Android スマホでLINEを開きQRコードを読み込み、表示される認証コードを入力してログインして承諾をもらいます。
次に、GoogleドライブにバックアップしたLINEデータをダウンロードするために、Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを求めらられますので、それらを入力しログインします。
Googleドライブから「バックアップデータをダウンロード○○%」と表示され、LINEデータがダウンロードされます。
LINEデータがダウンロードされた後に、復元するためのデータが作成する画面が表示されます。
転送するiphoneのLINEにログインし、「登録済み」をクリックします。
(注意)「iphoneを探す」がONになっていると、データ転送できないので、予め「iphoneを探す」をOFFにしておきましょう。(「設定」⇒「あなたの名前」⇒「探す」⇒「iphoneを探す」を順にタップして、ON⇒OFFにする。)
バックアップされたLINEデータがiphoneに転送され、終了すると「転送は成功しました!」と表示されます。
iphoneのLINEデータのバックアップ(無料版で利用可能)
左のツールバーの上から2番目の「バックアップ」をクリックし、iphone付属のUSBコードでiCareFone for LINEをインストールしたパソコンに接続します。
次に、バックアップデバイスとして先ほど繋いだiphone機種名を選択し「今すぐバックアップ」をクリックします。
「LINEデータをバックアップしています。デバイスを切断しないでください。」と表示され、直ぐにバックアップが開始されます。
バックアップが終了すると、「バックアップが成功しました!」と表示されますので、バックアップデータを表示するために、「バックアップを表示」をクリックします。
バックアップデータは、左のメニューからメッセージ、ドキュメント、写真、ビデオ、音声、その他をクリックすることにより、それぞれのデータを個別に見ることができます。
下記はメッセージと写真を見たものです。
データ容量を見てみると、57.73MBありました。
バックアップデータのiphoneへの復元(有料版で利用可能)
左メニューの「表示&復元」をクリックし、表示されるバックアップされたLINEデータを選択(複数ある場合)し「iOSに復元」をクリックします。
LINEデータを復元するiphoneの機種を選択し「今すぐ復元」をクリックします。
復元するiphoneに既にLINEデータが存在する場合は、「LINEデータが上書きされます。続行してもよろしいですか?」と聞かれるので「続ける」をクリックします。
さらに、「復元する前に、ターゲットデバイスでLINEにログインしていることを確認してください。ログインしていない場合、復元が成功しても復元されたデータは表示されません。」と表示されますので、復元する機種のiphoneでLINEにログインしてください。
「LINEデータを復元しています。デバイスを切断しないでください。」と表示され、直ちに復元が始まります。
復元が終了すると「復元は成功しました!」と表示されます。
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
iCareFone for LINEとは?、iCareFone for LINEの無料版と有料版の違い、iCareFone for LINEの評判・評価、口コミ、iCareFone for LINEのメリット、デメリット、iCareFone for LINEのダウンロード、インストール、iCareFone for LINEの使い方、iCareFone for LINEの使用条件、AndroidからiPhoneにLINEデータ転送(有料版で利用可能)、iphoneのLINEデータのバックアップ(無料版で利用可能)、バックアップデータのiphoneへの復元(有料版で利用可能)などについて解説してきました。
iCareFone for LINEは、機種変更の際のLINEデータの移し替えなどができる大変便利なアプリです。
是非皆さんも利用して見てはいかがだろうか?
買い切り版でもそれ程価格も高くなく、良心的です。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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