はじめに
今回は、Windows11でHyper-Vを使って、Ubuntuの仮想マシンを作成する方法を紹介したいと思います。
Ubuntuは、最も有名なLinuxディストリビューションの一つでありGNOME(グノーム、GNU Network Object Model Environment)と言うデスクトップ環境を採用した直感的に操作できるシンプルで使いやすいOSになります。
例えば、Ubuntu単独で利用することも可能ですが、Windowsでは動かないソフトウェアやゲームを試したり、Linuxの勉強をしたりすることができます。
Hyper-Vを使えば、Windows11の中に仮想的なパソコンを作って、そこにUbuntuを簡単にインストールすることができます。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
なお、OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について載せておきます。
パソコンOS : Windows11 Pro
Windowsバージョン : 22H2 (KB5031323)
Hyper-Vマネージャーのバージョン : 10.0.22621.1
Ubuntuのバージョン : 22.04 LTS
それでは、早速始めましょう。
Hyper-Vとは?
Hyper-Vとは、マイクロソフトが提供する仮想化技術の一つで、一台の物理的なコンピューターを複数の仮想的なコンピューターに分割して、それぞれに異なるオペレーティングシステムやアプリケーションを実行させることができます。
Hyper-Vでは、Windowsハイパーバイザーと呼ばれるソフトウェアが、物理的なハードウェアと仮想的なコンピューター(仮想マシン)の間に介在して、仮想マシンに必要なリソースを割り当てたり、仮想マシン同士の通信を制御したりします。
Hyper-Vを使うことで、以下のようなメリットがあります。
- コストの削減
一台のコンピューターで複数の仮想マシンを実行できるので、ハードウェアや電力の節約になります。 - 柔軟性の向上
仮想マシンは簡単に作成や削除ができるので、様々なオペレーティングシステムやアプリケーションを試したり、テストしたりすることが可能です。 - 信頼性の強化
仮想マシンは互いに独立しているので、一つの仮想マシンに障害が発生しても他の仮想マシンに影響しません。また、仮想マシンを別のコンピューターに移動させることもできます。 - 無料
Hyper-Vは、Home Editionでは基本的には利用不可ですが、Windows 11 Pro, Windows 10 Pro, Enterprise, Education の64ビット版で無料で利用が可能です。
Hyper-Vを使うデメリットは、以下のようなものがあります。
- Windows 11 Homeでは基本的に利用できない。Proにアップグレードする必要があります。
- ホストOSはWindowsのみ。MacOSやLinuxなどをホストOSとしては利用できません。
- 導入には仮想化の専門知識が必要。環境によってはコスト削減にならないこともあります。
- 仮想化ソフトが多く、選定が難しい。Hyper-V以外にもVMwareやVirtualBoxなどがあります。
- 物理サーバの能力が低ければ、仮想マシンの処理速度も遅くなる。物理サーバが故障すれば、仮想マシンも一緒に壊れる可能性があります。
- リソース割り当てやネットワーク設定などに注意が必要で、不適切な設定はパフォーマンスや信頼性に影響する可能性があります。
以前解説したVMware Workstation Player、VirtualBoxとの比較表を作成してみました。
項目 | Hyper-V | VMware Workstation Player | VirtualBox |
仮想化技術 | ハイパーバイザ型 | ホスト型 | ホスト型 |
ホストOS | Windows 10 Pro, Enterprise, Educationの64ビット版以降 | Windows 7以降、Linux | Windows, Linux, macOS, Solaris |
ネットワーク | NAT, Internal, External, Privateなどのネットワークタイプを選択できる | NAT, Bridged, Host-onlyなどのネットワークタイプを選択できる | NAT, Bridged, Internal, Host-onlyなどのネットワークタイプを選択できる |
USBデバイス | USB 3.0に対応しているが、仮想マシンに接続するにはEnhanced Session Modeを有効にする必要がある | USB 3.0に対応しているが、仮想マシンに接続するにはVMware Toolsをインストールする必要がある | USB 3.0に対応しているが、仮想マシンに接続するにはGuest AdditionsとOracle VM VirtualBox Extension Packをインストールする必要がある |
メモリ使用量 | メモリの動的割り当てや予約が可能で、メモリ使用量を最適化できる | メモリの割り当ては固定で、メモリ使用量は高めになる | メモリの動的割り当てや予約が可能で、メモリ使用量を最適化できる |
CPU使用率 | CPUの動的割り当てや予約が可能で、CPU使用率を最適化できる | CPUの割り当ては固定で、CPU使用率は高めになる | CPUの動的割り当てや予約が可能で、CPU使用率を最適化できる |
パフォーマンス | ハードウェアと直接通信するため、パフォーマンスは高い。ただし、ディスクIOやグラフィックスなどに制限がある場合もある | ホストOSと仮想マシンの間にオーバーヘッドが発生するため、パフォーマンスは低下する。ただし、VMware ToolsやPVSCSIなどの機能でパフォーマンスを向上させることができる場合もある | ホストOSと仮想マシンの間にオーバーヘッドが発生するため、パフォーマンスは低下する。ただし、Guest AdditionsやVirtIOなどの機能でパフォーマンスを向上させることができる場合もある |
セキュリティー | BitLockerやShielded VMsなどの機能でセキュリティーを強化できる | パスワードや暗号化などの機能でセキュリティーを強化できる | パスワードや暗号化などの機能でセキュリティーを強化できる |
コピー&ペーストやドラッグ&ドロップ | Enhanced Session Modeを有効にすると、ホストOSと仮想マシンの間でコピー&ペーストやドラッグ&ドロップが可能になる | VMware Toolsをインストールすると、ホストOSと仮想マシンの間でコピー&ペーストやドラッグ&ドロップが可能になる | Guest Additionsをインストールすると、ホストOSと仮想マシンの間でコピー&ペーストやドラッグ&ドロップが可能になる |
Unityモード | Enhanced Session Modeを有効にすると、仮想マシンのアプリケーションをホストOSのデスクトップ上で実行できる | Unityモードを有効にすると、仮想マシンのアプリケーションをホストOSのデスクトップ上で実行できる | Seamless Modeを有効にすると、仮想マシンのアプリケーションをホストOSのデスクトップ上で実行できる |
商用利用 | Windows 10 Pro, Enterprise, Educationのライセンスがあれば商用利用可能 | 個人利用は無料だが、商用利用は有料 | 商用利用も無料だが、Oracle VM VirtualBox Extension Packは個人利用か教育目的か評価目的に限られる |
メリット | ハードウェアと直接通信するため、パフォーマンスが高い。Windows 10に標準搭載されているため、導入が簡単。BitLockerやShielded VMsなどの高度なセキュリティー機能がある。 | WindowsやLinuxの両方に対応している。VMware ToolsやPVSCSIなどの高度なパフォーマンス機能がある。Unityモードや暗号化などの便利な機能がある。 | Windows, Linux, macOS, Solarisの多くのOSに対応している。オープンソースで無料で利用できる。Guest AdditionsやVirtIOなどの高度なパフォーマンス機能がある。Seamless Modeや暗号化などの便利な機能がある。 |
デメリット | Windows 10 Pro, Enterprise, Education移行以外では利用できない。Linuxカーネルへの対応が不十分。ディスクIOやグラフィックスに制限がある場合がある。Enhanced Session Modeを有効にしないとコピー&ペーストやドラッグ&ドロップができない。 | メモリやCPUの割り当てが固定で、メモリ使用量やCPU使用率が高くなる場合がある。macOSはサポートしていない。商用利用は有料。 | メモリやCPUの割り当てが固定で、メモリ使用量やCPU使用率が高くなる場合がある。Oracle VM VirtualBox Extension Packは商用利用できない。 |
Hyper-Vを利用する前提条件
Hyper-Vを利用する前提条件は、以下の条件を満たす必要があります。
- オペレーティングシステムは、Windows 10 Pro, Enterprise, Educationの64ビット版以降であること。
- プロセッサは、第2レベルのアドレス変換 (SLAT) 機能とVMモニターモード拡張機能 (Intel CPUの場合はVT-x) をサポートしていること。
- メモリは、最低4GB以上であること。仮想マシンの数や性能に応じて、より多くのメモリが必要になる場合があります。
- BIOSまたはUEFIで、仮想化技術 (Intelの場合はIntel Virtualization Technology, AMDの場合はAMD Virtualization) とハードウェアによるデータ実行防止 (Intelの場合はXDビット, AMDの場合はNXビット) を有効にすること。
上の条件が適合しているかどうかは、コマンドプロンプト、又は、PowerShellを使い「systeminfo」のコマンドを打ち込み、「Hyper-Vの要件:」に書かれたVM モニター モード拡張機能、仮想化対応のファームウェア、第 2 レベルのアドレス変換、データ実行防止が有効がすべて「はい」となっていることを確認してください。
なお、VMware、VirtualBox、WSL2などで仮想化マシンを使用している場合は、コマンドプロンプト、又は、PowerShellを使い「systeminfo」のコマンドを打ち込みでも「Hyper-Vの要件:」には、「 ハイパーバイザーが検出されました。Hyper-V に必要な機能は表示されません。」と表示されますので、その場合は、当然利用できます。
そして、コントロールパネルの [Windows の機能の有効化または無効化] に Hyper-V にチェックを入れてください。
Hyper-Vには、次の2つのオプションがあり、両方ともにチェックが入っていることを確認してください。
- Hyper-V プラットフォーム
- Hyper-V 管理ツール
上述の設定が済むとパソコンの再起動がしますので、再起動した後で「Hyper-Vマネージャー」が使えるようになります。
Hyper-VによるUbuntuのクイックインストール
クイックインストールができるOSには、Hyper-Vマネージャーのバージョンが10.0.22621.1では、次の5種類があります。このインストール方法は、自分でインストールするゲストOSのisoファイルを用意する必要がないので大変便利です。
- Windows 10 MSIX Packaging environment
- Ubuntu 18.04 LTS
- Ubuntu 20.04 LTS
- Ubuntu 22.04 LTS(ここでは、このOSをインストールします。)
- Windows 11 開発環境
まずは、前述の「Hyper-Vを利用する前提条件」をクリアーしていれば、タスクバーの検索欄に「Hyper-V」を記入して検索すると、「Hyper-Vマネージャー」が表示させます。
なお、よく利用するのであれば、タスクバーにピン止めするなり、ランチャーアプリに登録して、そこから起動するようにした方が良いでしょう。
以下に、Ubuntuをインストールする手順です。
- Hyper-Vマネージャを起動し、右のメニューの「クイック作成...」をクリック。
- 仮想マシンの作成画面が表示されますので、左のオペレーティングシステムの選択から「Ubuntu 22.04 LTS」を選択し、「仮想マシンの作成(V)」をクリック。
- Ubuntu 22.04 LTSのイメージをダウンロードしている画面の表示。(ダウンロードにかなりの時間がかかりますので気長に待ちましょう。)
- 「仮想マシンが正常に作成されました」と表示されたら、「接続(C)」をクリック。
- 「仮想マシン接続」画面が表示されますので、「起動」をクリック。画面が黒い少し大きなウインドウが表示されます。
- しばらくすると、「System configuration」の「Welcome」で言語の選択画面になりますので、「日本語」を選択(今まで英語表記が日本語表記に変化)して「続ける」をクリック。
- 「キーボードレイアウト」の「キーボードレイアウトの選択:」で「Japanese」を選択、その横も「Japanese」になっていることを確認後、「続ける」をクリック。
- 「どこに住んでいますか?」と聞かれるので、「Tokyo」になっていることを確認後、「続ける」をクリック。
- 「あなたの情報を入力してください」画面になりますので、名前(記入するとユーザー名にも同じ名前が自動記入)、ユーザー名(ログインする際の名前)、パスワード、コンピューターの名前(「名前‐Virtual‐Machine」となります。)を記入して、「続ける」をクリック。
- すると、今まで設定したことを反映するのに少し時間が経過した後に「画面の設定」になりますので、好きな解像度に変更(ここでは、1280×768ピクセルに設定)後、「接続」をクリック。
- ログイン画面になりますので、先に記入したユーザー名、パスワードを記入して「OK」をクリック。
- 「Connect Your Online Accounts」は「skip」、「LivePatch」は「Next」、「Help improve Ubuntu」は「No, don’t send info to Canonical」にチェックを入れ「Next」、「Privacy」は「Next」、「You’re ready to go!」は「Done」をそれぞれクリックすると、「Software Updater」画面になりますので、ここでは「Install Now」をクリック。しばらくすると、「Software Update」画面が表示されます。
- 「Authentication Required」画面でパスワードを記入して、「Authenticate」をクリック。
ソフトウエアのアップデートにかなり時間がかかりますので、待ちましょう。Ubuntuデスクトップ画面の左のアイコンの「software Updater」左横に赤い小さな〇が表示されており、これが表示されている間は、ソフトウエアのアップデートがされています。途中で再起動してログインを求められた場合は、パスワードを記入して、ログインしてください。さらに、ソフトウエアのアップデートが続いているはずです。なお、「Software Updater」のアイコンをクリックすると、ソフトウエアのアップデート状況を進行バーで見ることが可能です。 - ソフトウエアのアップデートが終了したら、再起動してください。
- Ubuntuのホーム画面が表示されます。
以上で、Windows11でHyper-Vを使ってUbuntu 22.04 LTSをインストールして起動するまでを図解入りで解説しました。
次に、BUbuntu 22.04 LTSの初期設定と使い方について説明します。
Ubuntu 22.04 LTSの初期設定と使い方
Ubuntu 22.04 LTS をインストールしたら、初期設定と使い方を覚えましょう。
Ubuntuは、Windows11とは違うデスクトップ環境やアプリケーションを持っていまが、基本的な操作はWindows11と似ているので、すぐに慣れることができます。
ここでは、Ubuntuのデスクトップ環境やアプリケーションについて紹介します。
日本語入力の設定
Ubuntu 22.04 LTS をインストールした段階で、日本語表示も中途半端であり、日本語入力もできません。
次の手順を踏むことにより、日本語入力が行えるようになります。
- 左下の 「 Show Applications」⇒「Settings」⇒「Legion & Language」⇒「Manage Installed Languages」⇒「言語サポートが完全にインストールされていません」と表示されましたら、「インストール」をクリック
- パスワードを求められたら入力して「Authenticate」をクリックてすると、「Applying changes」と表示されインストールが進行し、終了したら「言語サポート」の「言語」タブのメニューと「ウインドウの言語:」の下に日本語が一番上、2番目にEnglishがあることを確認後「close」をクリックして、言語サポート画面を閉じます。
- 次に、「Region & Language」の「Language」の下に「Language 日本語」があることを確認します。
- 右のメニューの「keyboard」をクリックし、「Input Source」の部分の「mozc-jp」左の「6点マーク」をドラッグして「japanese」の上に配置します。
- 「Settings」を閉じて、右上の電源ボタンをクリックして「Log Out」をクリックし、「再接続(R)」をクリックして、表示されたログイン画面でユーザー名、パスワードを記入して「OK」をクリックし、Ubuntuを起動します。
- 以上の設定後、再起動したUbuntuの「Settings」⇒「設定」に変更になっているなど、今まで英語表記⇒日本語表記になっていることが分かります。
- さらに、Ubuntuのデスクトップ画面の右上に「A」を書かれた部分をクリックすると表示されるメニューで「入力モード(A)」⇒「ひらがな」を選択することにより、日本語入力が可能となります。
クリップボードの共有
クリップボードの共有も上述の設定をすることにより、ホストOSとゲストOS間で相互にコピー&ペーストが可能となっていました。
これは便利です。
デスクトップ環境
Ubuntuのデスクトップ環境は、Gnomeという名前のものです。Gnomeは、見た目がシンプルですが初心者には使いやすいデスクトップ環境です。Gnomeのデスクトップ画面は、以下のような要素から構成されています。
- サイドバー
Firefox(Webブラウザー)、Thunderbird電子メール、ファイル(ファイルマネージャー)、Rhythmubox(音楽再生アプリ)、LibreOffice Writer(マイクロソフトワードに相当するアプリ)、Ubuntu Software、ヘルプ、ごみ箱などが配置されており、作業する上で必要な最低限のアプリをワンクリックで起動が可能。 - アプリケーションランチャー
デスクトップ環境の左隅に配置されており、Ubuntuにインストールされたアプリなどを「アイコン+下にアプリ名」で配置されている他に、上部にすぐに何かを検索が可能な検索窓、その下にワークスペースが配置されており、初心者にも分かりやすく使いやすく設計。 - ホームボタン
どのような作業をしていてもホームボタンをクリックすることにより、ホームに戻れます。ホームボタンはデスクトップ画面の好きな位置に配置が可能。 - 上部メニューバー
左にアクティビティ、中央にデジタルで日付と時間を表示、右端に入力、ネット、音声、電源関係のアイコンを配置
以上のように、初心者にも取っつきやすく使いやすい配慮がなされている。
アプリケーション
Ubuntuには、様々なアプリケーションがインストールされていおり、これらのアプリケーションは、「アプリケーションランチャー」から開くことができます。
ここでは、Ubuntuにインストールされているアプリケーションの中から、代表的なものをいくつか紹介します。
アプリケーションの分類 | アプリケーション名 | 説明 |
インターネット | FireFox | ウエブブラウザー |
Thunderbird | 高機能な電子メールソフト | |
オフィス | LibreOffice | 無料のオフィスソフト、Witer、Calc、Tmpress、Draw、Mathのソフトなどを含む |
ゲーム |
AisleRiot | ソリティアカードゲーム |
GNOME上海 | 麻雀牌を使ったパズルゲーム | |
画像関係 |
Shotwell | 写真管理ソフト |
画像ビュアー | 画像を表示するアプリ | |
システム | ファイル | ファイルマネージャー |
ターミナル | ターミナルエミュレーター | |
システムモニター | 仮想マシンの状態を表示 | |
ユーティリティー | アーカイブマネージャー | ファイルなどの圧縮、解凍アプリ |
開発 | テキストエディター | テキストエディター |
上述のように比較的に馴染みやすいアプリが入っており、初心者には特に使いやすいように考えられています。
おわり
この記事では、Windows11でHyper-Vを使ってBUbuntu 223.04 LTSをインストールして動かす方法と、Ubuntu 22.04 LTSの初期設定と使い方について説明しました。
Windows11とUbuntu 22.04 LTSを同時に使えると、色々なことができるようになります。
例えば、Windowsでは動かないソフトウェアやゲームを試したり、Linuxの勉強をしたりすることができます。
Hyer-Vを使えば、Windows11の設定やデータを変えることなく、簡単にUbuntuを試すことができます。ぜひ、この記事を参考にして、自分でも試してみてください。
以上です。
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