HTMLの初心者入門、基本的な書き方とタグの使い方|HTML&CSS入門講座(3)

HTML&CSS
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はじめに

 HTML&CSS入門講座の第三弾として、HTMLの初心者入門、基本的な書き方とタグの使い方ついて紹介します。

  この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

●HTMLの基本構造とはどのようなもの?
・HTML宣言
・htmlタグ
・headタグ
・titleタグ
・bodyタグ
●HTMLでよく使うタグとはどのようなもの?
・pタグ
・h1〜h6タグ
・imgタグ
・aタグ
・ul/ol/liタグ
・brタグ
コメントアウト
●classとidとは何ですか?
●divタグとspanタグとは何ですか?
 HTML&CSS入門講座(1)では、「インターネットとWebの仕組み」、「Webの仕組みの基本的規格」、「HTMLとは?」などにつてい、HTML&CSS入門講座(2)では、「HTMLとCSSの違い」、「HTMLとCSSの勉強に必要なツール」などについて解説してきました。

 

 実際にHTMLやCSSの勉強ができる土台ができましたので、これから順次基本から深堀していきます。

HTMLの基本構造

 HTMLの基本的構造を勉強する前に、テキストエディターとブラウザーでの使い方手順を次にあげます。

  1. テキストエディター(VS コード)を用意
  2. Meryを立ち上げ、「表示」⇒「編集モード」⇒「HTML」を順にクリック
  3. HTML言語でHTMLの文書を作成して名前を付けて保存(上述の設定で、自動的に拡張子が、「.html」で保存)
  4. 保存した文書を、Google Chromeの新たに開いたタブの画面にドラッグ&ドロップ
  5. 書いたHTMLがあなたに理解できるように表示して、HTMLの各要素がどのように作用しているかを知る
  6. これを繰り返してHTMLの基本要素について勉強をする。

HTML宣言

 HTMLの文書を書く時には、この文書は「HTML文書だよ!」と宣言します。

 この宣言文が、

<!DOCTYPE html>
です。
 
 これから、HTML文書を書きますよ!という宣言になります。

htmlタグ

 これも決まりのようなもので、ここからここまではHTMLのコードですよ!ということを知らせるものです。

 htmlのタグの書き方の例を示します。

<html lang="ja">
この間に色々これから説明するhtmlの要素を書き込みます。
</html>
です。
 
 ここで、最初の「lang="ja"」は、HTMLコードが日本語ですよという宣言で、この部分は書かなくてもそれほど影響はないようです。
 
 しかし、開始タグ<html>と終了タグ</html>は必ず書いてくださいね。

headタグ

 headタグは、あなたが書こうとしている文書(Webページ)のいろいろな情報や設定を書きます。

 headタグの書き方の例を示します。

<head>
<meta charset="utf-8">
<title>HTML&CSS入門講座(3)</title>
<link rel="stylesheet" href="default.css">
</head>
 <head>と</head>の間に、文字コード、このHTML文書のタイトル、スタイルシートの読み込みなどが書き込めます。
 
 そして、<head>と</head>の間の内容は、ブラウザー上には表示されません

titleタグ

 この「titleタグ」は、あなたの文書(Webページ)のタイトルを意味しており、ブラウザーなどで表示した際にあなたのWebページのタイトルとして認識されます。

 titleタグの書き方の例を示します。

<title>HTML&CSS入門講座(3)</title>
 <title>と</title>の間にあなたの文書のタイトルを入れます。

bodyタグ

 bodyタグは、あなたの文書の中身を書く部分です。
 
 bodyタグの書き方の例を示します。
 
<body>
この文書は、HTML&CSS(3)に関する文書です。
</body>
 それでは、ここで以下のHTMLをMeryで書いて、そのファイルを保存(htmlcss01.html)し、そのファイルをGoogle Chromeにドラッグ&ドロップしてみてください。
 
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>HTML&CSS入門講座(3)</title>
<link rel="stylesheet" href="default.css">
</head>
<body>
この文書は、HTML&CSS(3)に関する文書です。
</body>
</html>
 ブラウザー上に「この文書は、HTML&CSS(3)に関する文書です。」と表示されることがわかると思います。
 
 以後は、この「bodyタグ」の中にHTMLの良く使うタグを書いていきますので、その結果がどうなるかをブラウザーで確かめてください。

HTMLでよく使うタグ

pタグ

 pタグは、「Paragraph(パラグラフ)」の「p」を表し、段落を意味します。

 したがって、一番文書内では使われるタグの一つです。

 pタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<p>
パソコン上でHTML、CSSを書いていくための帳面と鉛筆に相当するものを用意する必要があります。 Windowsパソコンであれば、テキストエディターのメモ帳が標準で付属して、使えないことはないですが、HTML、CSSなどの言語を書く上ではあまりお勧めできません。
</p>
 
<p>
パソコン上でHTML、CSSを書いていくための帳面と鉛筆に相当するものを用意する必要があります。
</p>
<p>
Windowsパソコンであれば、テキストエディターのメモ帳が標準で付属して、使えないことはないですが、HTML、CSSなどの言語を書く上ではあまりお勧めできません。
</p>
を比較するとわかりますが、長い文書などを改行して区切る場合などに利用します。

h1〜h6タグ

 hタグは、見出しを作成するためのHTMLの要素で、h1タグは、ブログなどでは文書のタイトルの一番大きい見出しとなります。

 ブログなどでの本文中の見出しは、最大の見出しが「h2タグ」になることも頭に入れておいてください。

 hタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<h1>一番大きい見出し</h1>
<h2>二番目に大きい見出し</h2>
<h3>三番目に大きい見出し</h3>
<h4>四番目に大きい見出し</h4>
<h5>五番目に大きい見出し</h5>
<h6>一番小さい見出し</h6>

imgタグ

 文書中に画像を張り込むためのHTML要素です。

 画像の張り込める画像タイプとして、jpeg(jpg)、png、gif、svg、WebPなどが利用できます。

 imgタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<img src=
"https://yanai-ke.com/wp-content/uploads/2020/07/ponponmamu.jpg"
alt="黄色のポンポンマムの花だよ!" width="300" height="200"/>
 img内の「src」は、画像のURLを、「alt」は、画像がない(読み込めない)時などに表示される「代替テキスト」で、「width」は画像の幅を、「height」は画像の高さを、「/」はimgタグの終了を意味します。
 
 imgタグには、ここで説明した「scr」、「alt」、「width」、「height」以外にもいろいろな属性がありますが、それらについては、次を参照ください。
 

aタグ

 aタグは、リンクを作成するHTML要素になります。

 aタグで指定した文字や画像をクリックすると、その指定したリンク先に飛ばすことができます。

 aタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<a href="https://yanai-ke.com/">定年後のスローライフブログのトップに飛びます</a>
<p></p>
<p>下の画像をクリックしてね!↓ ↓ ↓</p>
<a href="https://yanai-ke.com/"><img src="https://yanai-ke.com/wp-content/uploads/2020/07/ponponmamu.jpg" /> width="300" height="200"/></a>

ul、ol、liタグ

 ul、ol、liタグは、箇条書きを作成するためのHTML要素です。
 
「ul」と「li」のペアで利用した場合は、
  • 項目1
  • 項目2
  • 項目3

のようにリストを作成できます。

「ol」と「li」のペアで利用した場合は、

  1. 項目1
  2. 項目2
  3. 項目3

のようなリストを作成できます。

 ul、ol、liタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<ul>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
</ul>
<ol>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
</ol>

brタグ

 brタグは、改行のHTML要素です。

 文書を見ていて、ただ単に改行したと思っても、改行されていないこともあります。

 そのようなときに「brタグ」を使えば、強制的に改行をすることができます。

 brタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<p>
cssとは、HTML、
<br>
CSSの勉強に必要なツール
</p>

コメントのタグ

 文書を書いていて、ここの部分に注釈を入れておくと、後で見た際に分かりやすくなります。

 コメントを入れたい部分に使うHTML要素が「<!--」「-->」です。

 この「<!--」と「-->」の間に注釈(コメント)を入れることができ、クラウザー上には表示されません。

 <!--」と「-->」タグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<p>
cssとは、HTML、
<br> <!--左の<br>は強制的に改行するHTMLの要素だよ!-->
CSSの勉強に必要なツール
</p>

class属性とid属性

 classとid属性は、HTML要素の開始タグで利用されるもので、次号以降で解説するCSSなどで修飾する際にClass、id名が付加されていれば、CSS内でHTMLのclass名やid名を指定して修飾が行えます。

 class名とid名の注意事項を次に載せます。

  • class名やid名は日本語も使えないわけではないが、基本的には英数字を使うこと
  • class名やid名の最初の文字には数字は利用不可
  • id名は一つの文書内では、同じid名は一つしか使えない。
  • class名は、つの文書内で何回でも同じclass名を利用が可能

 class属性とid属性の書き方は以下の通り。

<開始タグ> class="class名" </終了タグ>
<開始タグ> id="id名" </終了タグ>
 class属性とid属性の書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)
 
<p class="文字の色" id="特別色" >
この文字は赤、この文字は緑、この文字は白
</p>
 この状態では、cssがないので何も文字の色に変化が起きませんが、次号以降で解説するCSSを知ることにより文字色を変えることができます。

divタグとspanタグ

 divタグとspanタグは、文書(Webページ)内の「ある部分からある部分まで」と括って一つのまとまりを作成するもので、後でCSSでそのまとまりに対して修飾が行えるようにするものです。

 divタグとspanタグの書き方の例を示します。(bodyタブ内に書いてください。)

<div class="文字の色が赤" >
<p>この文字は黒、この文字は赤、この文字は黒</p>
</div>
 上述のように書いた場合は、cssでclassに赤を割り当てた場合、「この文字は黒、この文字は赤、この文字は黒」が赤文字で表示されます。
 
<p> この文字は黒、 <span class = "文字の色が赤" > この文字は赤 </span> 、この文字は黒</p>
と書けば、「この文字は赤」だけ赤文字になり、他は普通の黒文字で表示されます。
 
 これまでここで書いてきたhtmlファイルを以下からダウンロードができます。
 

 ダウンロードした「htmlcss01.html」ファイルをGoogle Chromeなどのブラウザーにドラッグ&ドロップしてみてください。

 今までやってきたことがブラウザーで見ることができます。

おわりに

 如何だったでしょうか?

 HTMLの基本構造とはどのようなもの?、HTML宣言、htmlタグ、headタグ、titleタグ、bodyタグ、HTMLでよく使うタグとはどのようなもの?、pタグ、h1〜h6タグ、imgタグ、aタグ、ul、ol、liタグ、brタグ、コメントアウト、classとidとは何ですか?、divタグとspanタグとは何ですか?などについて解説してきました。

 この記事があなたにとって少しでもお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

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