HP Chromebookの診断、バックアップ、使用記(11)

Chromebook
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はじめに

 今回はHP Chromebookの使用記の第十一弾としてHP Chromebookの診断、バックアップを紹介します。

 この機種の購入を考えておられるならば次を参照して下さい。

 なお、Amazonについては、旧モデルのものを載せておきます。

商品画像
総品名 HP Chromebook x360 14b-cb0000 シリーズ コンフォートモデル ンテル® Pentium® Silver N6000 プロセッサー(1.10GHz-3.30GHz, キャッシュ 4MB) 14b-cb0005TU
(楽天市場、Yahoo!ショッピング)
Google Chromebook HP ノートパソコン インテル Pentium® Silver 8GBメモリ 64GB eMMC 14インチ フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ 2in1 コンバーチブルタイプ 日本語キーボード HP Chromebook x360 14b
(Amazon)
商品の評価 4.3
(レビュー総数433件)
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価格はこちらから Amazonから 楽天市場か Yahoo!ショッピングから

 この記事を読むと、次のことについて知ることができます。

  • Chromebookの診断
  • ChromebookのLinux関連のバックアップ
  • Chrome OS のバックアップ
    • Chromebook リカバリ ユーティリテ拡張機能のインストール
    • リカバリー USBの作成

 OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。

パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1
Chromebook : Chromebook Pentium Silver N6000 8GB 128GB eMMC フラッシュメモリ 14.0型 IPS タッチディスプレイ Wi-Fi 6 HP Chromebook x360 14b (型番:48J49PA-AAAD)

Chromebookの診断

 最新のChrome OSには付属しており、「設定」⇒「Google Chrome OS について」⇒「診断」と選択していくと、バッテリー、CPU、メモリーのテストが行えます。

 バッテリー、CPU、メモリーのテストの右下にある「放電テストを実行」、「CPUテストを実行」、「メモリテストを実行」をクリックするとこにより、バッテリー、CPU、メモリのテストが行えます。

 テスト結果は、一番下にある「セッションログを保存」をクリックすることにより、Google ドライブ内に保存ができます。

 「session_log.txt」と言うテキストファイルで保存され、ChromebookのCPUやメモリ、バッテェリー情報などが載っています。

 私のChromebookに対してtestした結果は次の通りです。

== Telemetry Log ===
--- System Info ---
Snapshot Time: 2021/09/19 5:37:22 JST
Board Name: madoo
Marketing Name:
CpuModel Name: Intel(R) Pentium(R) Silver N6000 @ 1.10GHz
Total Memory (kib): 8003212
Thread Count: 4
Cpu Max Clock Speed (kHz): 3300000
Version: 92.13982.0
Has Battery: true

--- Battery Charge Status ---
Battery State: kDischarging
Power Source: kDisconnected
Power Time: 5 時間 3 分
Current Now (mA): 847
Chage Now (mAh): 3617

--- Battery Health ---
Charge Full Now (mAh): 5991
Charge Full Design (mAh): 6149
Cycle Count: 9
Wear Percentage: 97

--- Memory Usage ---
Total Memory (kib): 8003212
Available Memory (kib): 2776748
Free Memory (kib): 2075744

--- Cpu Usage ---
Usage User (%): 17
Usage System (%): 3
Usage Free (%): 78
Avg Temp (C): 31
Current scaled frequency (kHz): 787227

=== Routine Log ===
2021/09/16 12:13:40 - BatteryDischarge - Started
2021/09/16 12:14:10 - BatteryDischarge - Passed
2021/09/16 12:14:54 - CpuStress - Started
2021/09/16 12:16:10 - CpuStress - Passed
2021/09/16 12:16:10 - CpuCache - Started
2021/09/16 12:17:21 - CpuCache - Passed
2021/09/16 12:17:21 - CpuFloatingPoint - Started
2021/09/16 12:18:22 - CpuFloatingPoint - Passed
2021/09/16 12:18:22 - CpuPrime - Started
2021/09/16 12:19:23 - CpuPrime - Passed
2021/09/16 12:19:39 - Memory - Started
2021/09/16 12:46:41 - Memory - Passed

ChromebookのLinux関連のバックアップ

 Chromebookにおいて、「設定」⇒「詳細設定」⇒「デベロッパー」⇒「Linux開発環境」によりインストールした、Linux環境、Linuxでインストールしたアプリなどは、自動的にはバックアップされません。

 何かの不具合で起動できなくなった際には、これらLinux関連のファイル、データはバックアップする必要があります。

 このバックアップは、Chromebookの「デベロッパー」の「Linux開発環境」⇒「バックアップと復元」から行うことができます。

 Linuxアプリには、「Blender」、「ターミナル」、「Fcitx」、「Sweeper」、「Inkscape」、「ImageMagick」、「GIMP」、「OpenShot」、「Thunderbird」がインストールされております。

 この状態でバックアップすると、「chromeos-linux-2021-09-16.tini」というファイルが作成されます。

 オレンジ色の背景の「2021-09-16」はバックアップした日付です。

 バックアップする場所は、選べますのでGoogleドライブなどにホルダーを作りその中にバックアップできます。

 私の場合は、「HP Chromebook Backup」と言うホルダーをGoogleドライブに作成し、そこにバックアップしました。

 バックアップしたファイルの容量は、1.34GBありました。

 バックアップには時間がかかりますので気長に待ちましょう。

Chrome OS のバックアップ

 通常の状態ですと、Chromebook内のアプリや作業した内容はGoogleドライブ内にバックアップされますが、何らかのトラブルでChromebookが起動しなくなった際には、USBメモリーからChrome OSそのものをインストールして再設定する必要が出てくる場合もあります。

 そのためにも、Chromebookのシステムを復元させる「リカバリー USB」を作成しておくことは重要なことです。

Chromebook リカバリ ユーティリテ拡張機能のインストール

 ChromebookのChromeブラウザーの「Chromeのウエブストア」から「Chromebook リカバリ ユーティリティ」の拡張機能を追加します。

  「Chromebook リカバリー ユーティリティー画面」で右にある「Chromeに追加」をクリックします。

 「Chromebook リカバリー ユーティリティー」を追加しますか?と聞いてくるので、「拡張機能を追加」をクリックします。

 すると、「Chromebook リカバリー ユーティリティーがChromeに追加されました」と表示されますので、これで、Chromebook リカバリー ユーティリティーが利用できるようになりました。

リカバリー USBの作成

 それでは、リカバリーUSBを作成してきますが、8GB以上のUSBを用意してください。

 USBの中身に何か保存してあれば、消えてしまいますので、それらデータはバックアップしておいてくださいね。

 Chromeブラウザーの拡張機能表示バーの右にある金槌マークをクリックして、Chromebook リカバリー ユーティリティーをクリックします。

 「Chromebookのリカバリメディアの作成」画面が表示されますので、「始める」をクリックします。

 「Chromebookの識別」画面が表示されますので、記入欄にChromebookの識別コードを記入して「続行」をクリックします。

 「USBフラッシュドライブまたはSDカードの挿入」画面が出ますので、使用するメディアを下の欄から選択して、「続行」をクリックします。

 「リカバリーイメージの作成」画面が表示されるので、「今すぐ作成」をクリックします。

 

 リカバリーイメージの作成中と表示され、約13分ほどで「リカバリメディアの作成が完了しました」と表示されますので、「完了」をクリックします。

 

 これで、リカバリーUSBができました。

 Chromebookが何らかのトラブルがあってもこのリカバリーUSBにより復元ができます。

おわりに

 Chromebookの診断、ChromebookのLinux関連のバックアップ、Chrome OS のバックアップ、Chromebook リカバリ ユーティリテ拡張機能のインストール、リカバリー USBの作成などについて解説してきました。
 この記事が少しでもあなたにとって役に立ってもらえればこれほど嬉しいことはありません。
 
以上です。