はじめに
今回はHP Chromebookの使用記の第九弾としてHP ChromebookのLinuxにドロウ系の画像編集アプのInkscapeをインストール、簡単な使い方、使用記(9)を紹介します。
この機種の購入を考えておられるならば次を参照にして下さい。
なお、Amazonについては、旧モデルのものを載せておきます。
商品画像 | ![]() |
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総品名 | HP Chromebook x360 14b-cb0000 シリーズ コンフォートモデル ンテル® Pentium® Silver N6000 プロセッサー(1.10GHz-3.30GHz, キャッシュ 4MB) 14b-cb0005TU (楽天市場、Yahoo!ショッピング) Google Chromebook HP ノートパソコン インテル Pentium® Silver 8GBメモリ 64GB eMMC 14インチ フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ 2in1 コンバーチブルタイプ 日本語キーボード HP Chromebook x360 14b (Amazon) |
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商品の評価 | (レビュー総数433件) |
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価格はこちらから | Amazonから | 楽天市場から |
この記事を読むと、次のことについて知ることができます。
- Inkscapeとは?
- HP ChromebookのLinuxにInkscaperをインストール
- Inkscapeのインストール
- Inkscapeの簡単な使い方
- Inkscapeの画面構成
- 画像ファイルの読み込み及び編集
- 使った感想
OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1
Chromebook : Chromebook Pentium Silver N6000 8GB 128GB eMMC フラッシュメモリ 14.0型 IPS タッチディスプレイ Wi-Fi 6 HP Chromebook x360 14b (型番:48J49PA-AAAD)
Inkscapeとは?
Inkscapeとは、Windows、Mac、Linuxなどのクロスプラットフォームで利用でき、オープンソースでかつ無料の画像編集アプリです。
Inkscapeは、Adobe Illustratorと同等の高機能なドロー系画像編集アプリであり、The Inkscape Teamにより開発されており、初版は2003年10月にリリースされ、その後も頻繁にバージョアップがなされ、現バージョンの安定版は1.1となっています。
InkscapeのホームページでLinux、Windows、Mac用Inkscapeをダウンロードできます。
Chromebook上のLinuxへのインストールについては別項目で紹介します。
Inkscapeの特徴を次に載せておきます。
HP ChromebookのLinuxにInkscaperをインストール
Inkscapeは、ドロー系画像編集アプリとして上述で上げる色々な素晴らしい特徴を持つアプリですが、私のHP Chromebookにインストールして、どの程度まで操作できるか検証してみたいと考えています。
先ず、HP ChromebookにLinuxをインストールする必要がありますが、Linuxのインストールなどについては次の記事を参照下さい。
Inkscapeのインストール
それでは、早速Inkscapeをインストールしてみましょう。
Chromebookのランチャーから「∧」をクリックして、デスクトップを表示させ、Linuxアプリからターミナルを起動します。
ターミナルが起動したら、最初に次の文を入力してリターンを押下します。
sudo apt update
sudo apt-get install inkscap
途中で、「この操作後に追加で 156 MBのデスク容量が消費されます。続行しますか?(Y/n)」と表示して止まりますので、「y」を記入してリターンを押下します。
これで、InkscapeがChromebookのLinuxにインストールできましたので確かめてみましょう。
ターミナルを閉じて、Chromebookのランチャーからデスクトップを表示させ、Linuxアプリを開くと、Inkscapeのアイコンが登録されていることが分かります。
インストールされたInkscapeのバージョンは、0.92であり、最新版より少し古いバージョンでした。
Inkscapeの簡単な使い方
上述のLinuxアプリからInkscapeアイコンをクリクすると約2秒ほどして起動し、軽快に操作できそうです。
Inkscapeの画面構成
下図は、メインメニューの「表示」⇒「カスタム」を選択した際のInkscapeの初期画面となります。
起動した画面の画面構成を簡単に説明すると以下のようになります。
画像ファイルの読み込み及び編集
画像ファイルの読み込みは、GIMPのときと同じく、記事を書いている際に最も利用すると思われるクリップボードからの貼り付けにより、画像をInkscapeに読み込み、それを縮小して編集領域に適合したサイズにして編集を行いました。
レイヤーを3枚使い、1つのレイヤにはクリップボードからコピーした画像を利用し、その画像を「ぼかし」したものを作成し、2つ目のレイヤーは目立たてたい部分を楕円でくり抜いたものを利用し、3つ目のレイヤで文字、矢印などを書いております。
詳細については省略しますが、次の画像が最終的な画像となり、3つのレイヤーを重ねて表示させせたものです。
使った感想
今回始めてInkscapeを使ってみた感想は、少しなれるまで時間がかかるなと思いました。
Windows10では、前にも述べましたがPhotoshop Xを主に利用してきましたが、操作が直感的にできるのでそれほど迷わずに使えましたが、Inkscapeの場合は、少し使う場合に癖があり、慣れるまで時間がかかるという感想を持ちました。
また、何度かやり直しをしているうちに、Inkscapeのアプリが固まって動かなくなり、再起動してやり直しをするということがありましたので、最終的にはWindows版のInkscapeで作成したものが最終画像となりました。
これは、ChrombookのCPUパワーがあまりない、及びメモリーが8GBと少ないことが原因と考えられます。
その点、Windows版のInkscapeでは途中で固まるなどのハングアップはしませんし、十分快適に利用できました。
ちなみに、Windowsパソコンは、Intel(R) Core(TM) i7-6700K CPU @ 4.00GHz 4.01 GHzでメモリーが32GBを積んでおり、グラフィックアクセラレイターNVIDIA GoForce GTX980(少し古いタイプですが)を積んでいるので、十分い余裕で動作しました。