Google Fit の使い方、インストール、各種アプリとの連携、口コミなどを初心者向けに分かりやすく解説、健康管理に役立てよう!

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はじめに

 今日は、Google Fitと言うあなたの健康に必須の色々な記録ができる健康管理アプリについて紹介します。

 この記事を読むと次のことが分かります。

 OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているスマホについて記しておきます。

iphoneのスマホの機種 : iphone11(iOSバージョン:15.6.1)
Androidのスマホの機種 : Xiaomi Redmi Note 10 Pro(Androidバージョン:MIUI 13(Android 12準拠))
Google FitのiOSバージョン : 1.70
Google FitのAndroidバージョン : 2.88.1.arm64-v8a.release

 それでは、さらに「Google Fit」を深堀していきたいと思います。

Google Fitとは?

 Android OS、iOS、Wear OSに対応したアプリであり、あなたの健康の指標としての毎日のアクティビティー(例えば、散歩ならば歩数、歩いた距離、消費エネルギー)、身体情報(体重、体脂肪率、心拍数、血圧、体温など)、食べた食事の栄養量(摂取エネルギー、その他の栄養素量)、睡眠状態、月経周期の管理などを記録できる総合健康管理アプリと言えます。

 このアプリは、誰でも利用できるGoogle Fit APIを提供しており、これによりGoogle Fitに対応したアプリも数多く出ており、多くの食事管理アプリ、歩数計アプリ、体重管理アプリなどはGoogle Fitと連携できるようになっています。

 また、Wear OSに対応しているために、このOSを利用したスマートウォッチやその他のウェアラブル端末などが多数出品されています。

 以上のことから、健康に必要なデータをGoogle Fitに集約して健康を管理することが可能となっています。

 このアプリは、Googleが提供しており、初版は2014年10月28日にリリースされています。

Google Fitの特徴

 このアプリは、iOSに対応したiphoneなどに標準で付属する「ヘルスケア」と同類の健康総合管理アプリとなります。

 ダイエットなどをする場合ならば体重などを管理できるアプリ(例えば、ハミングもぐたんダイエットなど)、食事の摂取したエネルギーや栄養素を管理したいのであれば食事管理アプリ(例えば、あすけんカロママなど)、毎日の運動を管理したいのであればアクティビティーを管理できるアプリ(例えば、Alkooスギサポ walk)などを利用してそれぞれのアプリで管理するわけですが、これらを一元管理できれば大変便利になりますが、これができるアプリとしてGoogle Fitアプリがあると言ってよいと思います。

 それでは、「Google Fit」の特徴を以下に示します。

★毎日の運動で消費したエネルギー、歩数、歩いた距離、ハートポイントなどを自動で記録
 ここで記録される消費エネルギーはCal(大カロリー)は、kcalと同等の意味
★体重、体脂肪率なども記録が可能(手動記録)
 ただし、Google Fitに対応した体組成計などがあれば自動記録が可能
★心拍数、血圧、呼吸数、血糖値、酸素飽和度、体温なども記録が可能(手動記録)
 ただし、Google Fitに対応したスマートウォッチやウエアラブル端末があれば自動記録が可能
★睡眠状態記録(自動記録)
★食べた摂取エネルギー、水分摂取量の記録が可能(手動記録)
★月経周期の管理が可能
★無料で利用が可能

Google Fit のダウンロードとインストール

 Google Fitをダウンロードする前にGoogle のアカウントを取得してください。

 通常は、Gmaiを利用していれば、その際にGoogle のアカウントを取得しているはずです。

 Google Fitは、スマホ版のみしかありません。

 iOS版のiphoneの場合は、App Storeから、Androidスマホの場合はGoogle Playから「Google Fit」のアプリをダウンロードしてインストールしてください。

Google Fit: アクティビティ トラッカー

Google Fit: アクティビティ トラッカー
開発元:Google LLC
無料
posted withアプリーチ
 

Google Fitの使い方

Google Fitを利用するまでの手順

 以下の紹介する画像は、全てAndroidスマホのXiaomi Redmi Note 10 Proを用いて解説しています。

 Google Fitをインストールすると、インストール後に表示される「開く」をタップするか、又はスマホの画面にFitのアイコン(ハートマーク)が作成されますのでFitのアイコンをタップしてください。

 Google Fitを利用するまでの手順は、以下の通り。

  1. Google Fitのアプリをインストールした後、「開く」をタップ。又は、そこを飛ばした場合は、スマホ画面のFitのアイコンをタップ
  2. 「健康で活動的な日々を送れるようにアドバイスします」と画面が表示され、その下にあなたのGoogleアカウントの名前とメールアドレスが表示されますので、「あなたの名前で続行」をタップ
  3. 「基本情報」画面が表示されますので、性別、生年月日、体重、身長などを記入して「次へ」をタップ
  4. 「アクティビティの記録」画面が表示されますので、内容をよく読んで「オンにする」をタップ
  5. 「身体活動データへのアクセスを「Fit」にき許可しますか?」と聞いてくるので「許可」をタップ
  6. Google Fitのホーム画面が表示されます。

 下記の画像は、上述の操作の2~6までの部分の画面のスクリーンショット画面です。

設定

 Google Fitでの設定は、デフォルトの設定からほとんど変更する必要がありませんが、位置情報の使用はデフォルトでは、OFFになっていますので、これをONにすることにより、散歩などをした際の歩いた行程を記録することが可能となります。

 手順は、下のメニューの「プロフィール」⇒右上の「歯車マーク」⇒下にスクロールして「位置情報の使用」をONにして下さい。

アクティビティーの記録

朝の散歩の記録(自動記録)

 2022年10月1日の朝にスマホをサイドポケットに入れて散歩した記録が次の画像です。

 上述の画像の意味は次の通り。

【左の画像】

  • 緑色の数値39
    Google Fitが設定している「強めの運動」ハートポイントの意味
    目標として1週間で150を目安に運動するとアメリカ心臓協会の基準をパス
  • 濃い青色の数値4,901
    このスクリーンショットを撮るまでの歩数
  • その下の数値473Cal、3.02km、43Move Min
    このスクリーンショットを撮るまでの消費エネルギー、動いた距離、動いた時間(分)

【真ん中の画像】
 下のメニューを「日誌」をタップした際の画像で、散歩などの記録が自動で記されます。
 薄赤で網掛けした部分は、10月1日の早朝5:46にウオーキングを開始し39分かけて、2.94Kmを歩きハートポイントが39ポイント獲得したことを意味します。

【右の画像】
 薄赤色の網掛け部分をタップすると散歩(ウォーキング)した詳細を表示
 地図上に歩いた行程を示し、その下にウォーキングの距離(2.94km)、消費エネルギー(142Cal、142kcalと同義)、運動時間(39分)、ウォーキングの平均ペース(13.15分/km)を表示

中国製スマートウォッチとの連携

 私は、中国製スマートウォッチを利用しています、

 私が利用しているスマートウォッチはT98というタイプのスマートウォッチでアプリがFitCloudProで、このアプリからiOS版のiphoneスマホであれば「ヘルスエア」アプリとAndroid版のスマホであればGoogle Fitアプリと連携ができます。

 このスマートウォッチで測定できるデータは、歩数、距離、消費エネルギー、体温、睡眠状態、心拍数、血圧、血中酸素濃度などが計測できるので、これらデータの内どのようなデータがGoogle Fitと連携できるかを確かめてみました。

 連携できるデータは、歩数、歩いた距離、消費エネルギーのみでその他のデータはGoogle Fitには連携されず見れないようです。

 Google Fit側の朝の散歩のデータとFitCloudPro側で計測した一覧データを以下に載せます。

 これを見る限り、スマートウォッチ側のソフトであるFitCloudProのGoogle Fit側へのデータ転送が上手くできていないようです。

 また、スマートウォッチと連携するとGoogle Fitのみでは記録される散歩などの軌跡が表示されなくなりますし、スマートウォッチ側で計測できる体温、睡眠状態、心拍数、血圧、血中酸素濃度などのデータがGoogle Fitと連携によりデータが転送されないのであれば、このスマートウォッチとGoogle Fitとの連携にはあまり意味がないと感じました。

 と言うことで、スマートウォッチ側のアプリであるFitCloudPro側で「Google Fitの接続を解除」することにし、元に戻してスマホ側の機能によりGoogle Fitで朝の散歩などのアクティビティーの記録をすることにしました。

体重、体脂肪率の記録

 体重を記録するために2017年7月に「multifun 体組成計 スマホ対応 簡単設定 Bluetooth体重計 ヘルスメーター カラダスキャン」を購入して、この体組成計のiphoneアプリとしてのYorandaアプリを介して体重計の管理を行っていました。

 また、iphoneの標準アプリである健康総合管理アプリである「ヘルスケア」との連携もできたので、体重以外にもBMI、体脂肪率、除脂肪体重(LMB)のデータも体組成計からYorandaアプリを介してヘルスケアに取り込むことができました。

 しかし、この体組成計のアプリは、現在ではAndroid用にはなく、代わりに「M-health」と言うYorandaと同様なアプリが提供されており、しかも、このアプリとGoogle Fitとの接続が上手くできず、直接「M-health」から「Google Fit」に体重などのデータを転送することができませんでした。

(注意)現在、multifun製体組成計を購入すると、この体組成計に対応したアプリが「F-Tracker」と言うアプリに変っており、私の購入した古いmultifun 体組成計ではペアリング(連携)ができませんでしたが、こちらのアプリ内でのGoogle Fitとの接続は正常にできるようです。したがって、新しいmultifun製体組成計を購入するならば、F-Trackerアプリを利用すればよいでしょう。

 そこで、苦肉の策として「M-health」(どちらのスマホからでも体重などのデータを取得できるようにするためにiphone とAndroidスマホの両方にインストール) ⇒ iphoneの「ヘルスケア」⇒ iphoneの「Google Fit」⇒ Androidの「Google Fit」と言う道筋で体重、体脂肪率のデータを取得することにしました。

 現時点では、Android用の「M-Health」アプリはないようです。

 したがって、現時点ではiphoneとAndroidスマホの両方に「M-Health」をインストールすることはできないようです。

M-Health

M-Health
開発元:multifun, LLC
無料
posted withアプリーチ
 

 下図の説明は、1.Androidスマホ上のM-Healthの画面、2.iphoneのヘルスケアの体重部分の画面、3.iphoneのGoogle Fitの体重部分の画面、4.AndroidスマホのGoogle Fitの体重部分の画面を並べて表示したものです。現時点では、下の図のようなことはできません。

食事で摂取したエネルギー(カロリー)の記録

 食事の際に摂取したカロリー計算ができるアプリは沢山あり、このブログでも「あすけん」、「MyFitnessPal」、「FatSecret」などがありますが、ここでは「FatSecret」と連携してGoogle Fit側で食事の摂取したエネルギー(カロリー)を見れるかを確認してみました。

 「Google Fit」と「FatSecret」の連携方法については、「FatSecret」の「Fitbit、GoogleFit、Samsung Healthなどとの連携(Androidスマホの場合)」項を参照してください。

 Google Fit側では特に連携する操作はありませんが、連携できているかどうかは「Google Fit」の下のメニューの「参照」 ⇒ 「栄養」の右上の「縦三点」をタップした中の「接続済みアプリ」と順にタップした際に表示される「アカウントにアクセスできるサードパーティ アプリ」内に「Calorie Counter by FatSecret」があれば正常に連携できていることを表しています。

 2022年10月5日~10月7日までの3日間食事をFatSecretに入れてみました。

 Google  Fit 側では摂取カロリー、たんぱく質、総炭水化物、総脂質のデータが入っていることが分かりました。

 下記の画像は、Google Fitの下のメニューの「参照」⇒「栄養」⇒「摂取カロリー」から日にちを選択(ここでは、10月7日を選択)⇒さらに「日にちのカロリー部分を選択」ものを順に示したものです。

  そして、下記の画像はFatSecret側の10月8日分の食事(朝食、昼食、夕食)を入力したデータ(日記)とレポートのカロリー、主栄養素、栄養素の画面をスクリーンショットしたものです。

 これらの画像を見ると、FatSecret側で入力した食事のデータなどが正常に連携されていることが分かります。

 ただ、食事の詳細についてはFatSecret側のアプリで確認する必要があります。

Google Fit の評価・評判、口コミ

 「Google Fit」の評価・評判を見るには、各アプリの評価を見るのが良いと思います。

 最も簡単なのがGoogle PlayやApple Storeで「Google Fit」アプリをダウンロードする際に表示される、評価とレビューを見ると一番分かり易いです。

Apple Store でのGoogle Fitの評価 : 4.0(レビュー総数500件)
Google Play でのGoogle Fitの評価 : 3.3(レビュー総数54.5万件)
 

 上述の結果から、iOS版とAndroid版では評価が多少違っており、5点満点中の4.0、3.3となっています。

 Google FitのAndroid版は、レビュー数が54.5万人と多いことから利用者数がかなり多く、レビュー内容を見ると評価が★1のものも結構見かけることから、この影響が評価を下げる結果となっていると思われます。

 iOS版でレビュー数が500と少ないのは、iphoneに付属する「ヘルスケア」アプリがあり、このアプリはGoogle Fitと同様なアプリのために、ヘルスケアプリを利用している方が多いためと思われます。

 Twitterの「Google Fit」の口コミを調べ、「話題のツイート」から2つほど以下に載せます。

以上の書込みを見ると、かなりの方が利用している事が伺えます。

アプリを使った感想

 このアプリは、健康管理アプリとしては大変優れたアリであると思います。

 ただ不満も少し残ります。

 例えば、色々記録ができますが食事の記録などでは摂取エネルギー以外の細かな栄養素などはなく、同類のアプリであるiphone付属のヘルスケアアプリと比べると見劣りがします。

 あと、体重なども記録や連携ができますが、連携できるデータは体重と体脂肪率のみであり、その他の体組成計で計測できる身体情報を記録できないことにも不満が残ります。

 かなり多くのアプリがGoogle Fitと連携できるようになっていますが、まだまだ連携できないアプリも多いので、体重、食事、運動などのアプリの開発者は是非ともGoogle Fitに対応した色々なデータを取得できるアプリの開発をしていただけたらと思います。

おわりに

 いかがだったでしょうか?

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 この記事を読んで少しでも「Google Fit」に興味を持っていただき、あなた自身の健康管理に役立ててもらえればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

 

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