はじめに
あなたは、メーラーに何を使っていますか?
私は、Thunderbird(サンダーバード)というFireFox(ブラウザー)を提供しているMozillaが開発している無料のメーラーを利用していますが、Gmailも色々なサイトへの登録メールアドレスなどで利用しておりますが、実際のメーラーとしてはあまり利用していないのが実情です。
GmailはGoogleが提供するメーラーで、機能も豊富で、解説書やYouTubeでの使い方などの動画も多くあり、人気のメーラーです。
Gmailについて知っている方も多いと思いますが、私自身の勉強のために、もう少し深堀してGmailについて紹介していきたいと思います。
この記事を読むと次の疑問について知ることができます。
●Googleのアカウントの作成はどうすればよいの?
●Gmailを利用するにはどのようにするの?
・PC版
・スマホ版
●Gmailの初心者でもわかる使い方はどうするの?
・ログイン
・Gmailの設定
・アドレス帳
・アーカイブと削除
・署名
・メールの送信
・アカウントの追加・変更
・その他の便利な機能
Gmailとは?
Gmailは、「ほじめに」でも述べたようにGoogleが提供するメーラーで多くの優れた機能を持ち、仕事、個人の両方に利用ができるメーラーです。
以下にその特徴をまとめてみます。
- パソコンだけでなくスマホでも利用でき、デバイスを選ばない設計
- シンプルな設計で新着メールなどを容易に確認でき、メールの整理も簡単な操作で可能
- 返信が必要なメールが届くことで返信し忘れを防ぐ返信防止機能
- メールを一々開かなくても添付ファイルの表示、予定の出欠確認ができる設計
- 不審メールなどをブロックする迷惑メール防止機能
- あなたも利用しているOffice(Googleドキュメント、Google Sheets、Google スライド、Google Keepなど)との親和性が高く、シームレスにアクセスが可能
- フリーメールとして沢山のアドレスを簡単に作成でき利用が可能
Gmailのアカウントの作成
Gmailのアカウントの作成手順を以下に示します。
Gmailを利用するには?
パソコンでGmailを利用するには、Google Chromeのブラウザーを利用していれば、新しいタブを開き、右上に表示される「Gmail」アイコン又は(点が3×3並んでいるアイコン)をクリックして、「Gmail」をクリックするとGooglのアカウントの選択画面が出て、あなたがいつも利用するGoogleアカウントを選択した後、パスワードを求められるので、そのアカウントのパスワードを入力して、「次へ」をクリックすればGmail が開き利用できます。
また、Chrome以外のブラウザー(Microsoft Edge、FireFox)などを利用している場合は、Googleのサイトを表示させると、Chromeブラウザーと同様にGmailアイコンが右上に現れますので、「Gmail」アイコンをクリックして、Gmailを利用することができます。
iphone、ipad、Androidスマホの場合は、App StoreやGoogle PlayからGmailのアプリをダウンロードしてインストールしてください。
Gmailの初心者でもわかる使い方
これからの解説は、私がWindows10を利用していますので、パソコンのWindows10での解説となります。
ログイン
一度、「Gmailのアカウントの作成」で示した方法で、Googleのアカウントを作成していれば、2度目からは、「Gmailを利用するには?」で解説した通りに、Gmailを起動し、Googleのアカウント選択とパスワードを記入してログインすればGmailを利用できるようになります。
Gmailの設定
Gmailの設定は、受信トレイになっている状態で、右上の「歯車マーク」をクリックすると「クイック設定」が現れ、主要な項目の設定ができます。
さらに、詳細な設定をするには、「クイック設定」で「すべての設定を表示」をクリックすると詳細な設定を行うことができます。
しかし、これらの設定は、必要になった際に実施すればよいと思いますので、最初は、デフォルトの設定でやってみましょう。
アドレス帳
アドレス帳は、一つ一つ入力していくのは大変ですので、ここでは、Thunderbirdの連絡先をGmailの方へ移行する方法を紹介します。
先ず、Thunderbirdのメーラーを開き、上部メニューの「ツール」⇒「アドレス帳」とクリックし、Outlookに移すアドレス帳を選択、その後、「ツール」⇒「エクスポート」⇒名前を記入して「保存」をクリックすると、csv形式のファイルができあがります。
次に、Gmailに1つだけ連絡先(あなたの名前とメールアドレス)を登録して、連絡先をGoogle csv形式でエクスポートすると、ダウンロードフォルダーに「contacts.csv」ファイルがダウンロードされます。
エクスポートしたファイル「contacts.csv」をGoogle Sheetsで開き、Aカラムの「Name」、AEカラムの「E-mail 1 - Value」部分にThunderbirdの住所録に書かれた、Cカラムの表示名、EカラムのメールアドレスをGmail側の「contacts.csv」にコピー&ペーストし、保存し、保存したファイルを再度、Gmailでインポートすれば、Tunderbird側の住所録をGmailの連絡先に移すことができます。
アーカイブと削除
アーカイブされたメールは、受信トレイから姿を消しますが、削除されるわけではありません。
別な保管場所(すべてのメール)に移動し、安全に保管され、保管期限はありませんので、取り出したいときにいつでも取り出すことが可能です。
一方削除は、ゴミ箱に移動して30日を過ぎれば、完全に消去されますが、30日以内であれば、元に戻すことはできます。
直ぐに消去したければ、ゴミ箱内の消したいメールを指定して、直ぐに完全消去すれば復元はできませんが完全に消去することができます。
これにより、削除した分の保存容量が増えることになります。
それでは、アーカイブの仕方及び戻し方の手順は次の通りです。
【アーカイブの仕方の手順】
- アーカイブしたいメールにカーソルを合わせ、右にある「↓のアイコン」をクリック。
- これで指定したメールがアーカイブされ、受信トレイから消えます。
【アーカイブされたメールを受信トレイに戻す手順】
- アーカイブしたメールの中でそのメールに使われているキーワードを上部にあるメールの検索欄にいれ、虫眼鏡アイコンをクリックして検索
- 検索したメールから受信トレイに戻したいメールをクリック
- 上部メニューの右から2番目の「受信トレイに移動」アイコンをクリック
- これで、指定したメールを元の受信トレイに戻すことができます。
署名
署名は、あなたがメールを送信した際に自動的に自分の名前やメールアドレスなどを挿入してくれる機能で、署名欄は、自由にあなたがレイアウトして文字などを設定できます。
【署名の設定手順】
- Gmailの受信トレイにある状態で上部メニューの「歯車マーク」をクリック
- 「クイック設定」で「すべての設定を表示」をクリック
- 「設定」の「全般」を下にスクロールして「署名」の「+新規作成」をクリック
- 署名の名前欄に自由に名前を記入して、作成をクリック(例えば、「個人用署名」とか「仕事用署名」)
- 署名欄にあなたが自由にレイアウトして署名を記入
- デフォルトの署名として、新規メール用、返信/転送用に署名をなしにするか作成した署名を選択
- 「返信で元のメッセージの前に署名を挿入し、その前の「--」行を削除する。」にチェックを入れるかどうかの選択
- 「変更を保存」をクリック
メールの送信
それでは実際に送信してみましょう。
【メールの送信手順】
- 受信トレイにある状態で右上にある「+作成」をクリック
- 連絡先を作成していれば、「宛先」をクリックして、出てきた連絡先のリストから相手を選択して右下にある「挿入」をクリックして、「保存」をクリック
- 件名を記入
- 本文にメッセージを記入
- メッセージには、普通に文字の記入から、強調文字の強調、文字の修飾、画像や動画の挿入、箇条書きハイパーリンクなどを入れることができます。
- メッセージを書き終えたら、「送信」をクリック
- これで、宛先に入れたメールアドレス宛にメールが送信します。
アカウントの追加・変更
アカウントの追加は、「Gmailのアカウントの作成」で述べた方法により、別なメールアドレスを追加してパスワード設定すれば、メールのアカウントの追加ができます。
メールアカウントの変更は、次の手順で行えます。
【メールアカウントの変更手順】
- パソコンで Gmail を起動
- 右上にある「歯車アイコン」⇒「すべての設定を表示」をクリック
- 「設定」画面で、[アカウントとインポート] タブをクリック
- 「名前]」で 変更したいメールアカウントの右にある「デフォルトに設定」をクリック
その他の便利機能
「歯車マーク」をクリックして、クリック設定で色々あるテーマの中から好きなテーマを選べば、Gmailの背景がテーマの画像になり、気分が変わります。
左のメニューのMeetの「会議を新規作成」や「会議に参加」をクリックすることにより、Google Meetを利用して、Gmailから直接招待メールを送信したり、直ぐ会議を開催したりが容易にできます。
右の上にあるカレンダーをクリックすることにより、Google カレンダーと連携することができます。
また、右にあるメニューの「Keep」をクリックすると、ノートアプリGoogle Keepが起動し、ちょっとした思い付きや忘れないようにメモを残すことができます。
さらに、右上のGoogleアプリ(3×3の9点のマーク)をクリックするとGoogleで提供する色々なアプリ(例えば、Googleドキュメント、Google Sheets、GoogleスライドなどのOffice系アプリ)を起動するすることができ、これらアプリとの連携については、別な機会で記事にしたいと思いますので楽しみにお待ちください。
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
Gmailとはどのようなメーラーなの?、Googleのアカウントの作成はどうすればよいの?、Gmailを利用するにはどのようにするの?、PC版、スマホ版、Gmailの初心者でもわかる使い方はどうするの?、ログイン、Gmailの設定、アドレス帳、アーカイブと削除、署名、メールの送信、アカウントの追加・変更、その他の便利な機能などについて解説してきました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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