Glideの無料版と有料版の違い
Glide は、無料版でも利用できますが、有料版にすることによりさらに多くの機能を利用することができます。
Glideの無料版、有料版の主要な違いを表にまとめました。(https://www.glideapps.com/pricingから引用)
プラン | Free | Starter | Pro | Business |
概要 | 個人的な用途に適した無料プラン | 個人的な用途に適した有料プラン | チームでアプリを作るための有料プラン | 大規模な組織や特別な要件に対応した有料プラン |
月額の価格 | 無料 | $25 | $99 | $249 |
アプリ数 | 最大3個 | 最大5個 | 無制限 | 無制限 |
エディター数 | 最大2人 | 最大5人 | 最大10人 | 最大25人 |
スプレッドシートの行数 | 最大500行 | 最大5,000行 | 最大25,000行 | 最大100,000行 |
アップデート数 | 最大1,000回 | 最大2,500回 | 最大10,000回 | 最大25,000回 |
ファイルストレージ容量 | 最大200MB | 最大5GB | 最大50GB | 最大1TB |
ユーザー数 | 無制限のビジター、最大10人のパブリックユーザー、最大3人のプライベートユーザー | 無制限のビジター、最大100人のパブリックユーザー、最大10人のプライベートユーザー | 無制限のビジター、最大500人のパブリックユーザー、最大50人のプライベートユーザー | 無制限のビジター、最大1000人のパブリックユーザー、最大100人のプライベートユーザー |
サポート | コミュニティサポート | コミュニティサポート | コミュニティサポートとメールサポート | コミュニティサポートとメールサポートとユーザーに合わせたオンボーディングサービス |
Glideの始め方
Glideを利用するには、アカウントを作成する必要があります。
Glideのホームページへ移動し、右上の「Open Glide」をクリック。
「Create your free account」と表示されますので、「Sign up with Google」又は「Sign up with Email」のどちらかをクリック。ここでは、「Sign up with Google」をクリック。
Googleにログイン画面でGlideで使うGoogleアカウントを選択して、クリックします。「GlideがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」と表示されたら、「許可」をクリックします。
「Whats your company like?」と表示されたら、会社の業種、会社の名前、規模などを記入して「Continue」をクリック。「What is your role at work?」と表示されたら、会社ののあなたの役割を選択後、「Continue」をクリック。ここでは、「Other」をクリックして「For writing blog posts」と記入して「Continue」をクリック。「What is your team’s name?」と表示されたら、「Yes! I want Glide tips & occasional updates via email」にチェックを入れ、「Let's Glide!」をクリックすることにより、利用できるようになります。
Glide の使い方
Glideでは、豊富なテンプレート(テンプレートギャラリー)からオペレーション&フィールド、人事・採用、営業・CRM、ポータル&ダッシュボード、プロジェクト管理、イベント管理、教育&非営利団体、パーソナルなどから目的に合ったアプリを選ぶことができますが、Glideのテンプレートはデータも英語で作成されていますので、簡単にアプリを作成するにはGoogle スプレッドシートに予め作りたいアプリのデータを作成し、それを利用する方が楽にアプリを作成できます。
と言うことで、ここでは、「私の植物図鑑」と言う名前のアプリを作成したいと思います。
私の植物図鑑のデータの作成
Google スプレッドシートを開き、1行目に、No、日付、植物の写真、植物名、植物の概要、花言葉、誕生花、植物の記事のURLを書き、その下に4~5個のデータを入力したテーブルを作成します。なお、ファイル名を「私の植物図鑑」、シート名を「植物リスト」としています。
以下が作成したテーブルです。
GlideからGoogleスプレッドシートを指定してアプリの作成
Glideの「Projects」画面から「New project」をクリック。
「Create a new project」画面でプロジェクト名(ここでは、私の花図鑑)、アプリの種類(ここでは、Mobile)、を記入しあり選択した後に「Continue」をクリック。
「Select a source」画面で、「Google Sheets」を選択して「Continue」をクリック。
「Select a file」画面で、先ほど作成した「私の花図鑑」を選択して「select」をクリック。
すると、Googleスプレッドシートが読み込まれ、自動的にモバイルアプリが作成されます。
後は、体裁を整えるために、表示順を「No」⇒「植物名」に変更。
また、右上の「Settings」から「Name & Icon」の「icon」⇒「Hibiscus」、「Appearance」の「Style」⇒「薄緑」、「Privacy」から「Access」⇒「Pablic」、「Sign-in」⇒「No sign-in」に変更。
アプリの共有
公開前に、ドメイン「●●●.glide.page」の「●●●」の部分をあなた固有の値に変更してください。
右上の「Share」から「Copy app Link」でアプリのリンクをコピーして、このアプリを共有したい方にメールなどで送ります。
Glideの評価・評判
Glideはノーコードでアプリが作れるツールとして、多くのユーザーから高い評価を得ています。Glideの公式サイトでは、人道支援や教育などの分野でGlideを活用した事例が紹介されています1)。また、ITreviewというサイトでは、Glideのユーザーレビューが5件掲載されており、すべて5点満点の高評価です2)。ユーザーからは、以下のようなコメントが寄せられています。
- 非常に簡単にアプリ作成できます!スプレッドシートをデータベースとして、スマホやパソコンで使えるアプリが簡単に作れるのが凄い便利で、ここが良いポイントだと思います。2)
- オンライン授業のアプリを作成しました。アプリの作成はGlideがなければ簡単にはできませんでした。大変好評を博し、多くのボランティアに使っていただきました。1)
- コードを書かずにスマホアプリが完成!この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?PWAを利用したブラウザベースのアプリがだれでも簡単に作成できるサービス2)
Glideはノーコードでアプリが作れるツールとして、多くのメリットを提供していますが、一方で注意点もあります。Glideのユーザーレビューでは、以下のような問題点や改善点が指摘されています。
- カスタマイズ出来ることがかなり限られています。簡単に作れるメリットは、保守も簡単ということにもつながると思います。保守がされないサービスは廃れがちだと思いますが、作成から管理まで非常に簡単なため、持続可能なサービスを作れます。2)
- 日本語のヘルプが無いため、凝ったことをしたい場合、サンプルのアプリを解析したりする必要がある。2)
- Glideは無料プランでは制限があるため、本格的に利用する場合は有料プランにアップグレードする必要があります。Glideは無料で使えるプランがありますが、その場合はスプレッドシートの行数やアプリのストレージ容量などに制限があります。また、アプリにGlideのロゴや広告が表示されたり、カスタムドメインやSSL証明書を設定できなかったりします。これらの制限を解除するには、有料プランにアップグレードする必要があります。有料プランでは、より多くの行数や機能を使うことができます。
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