GASとは?特徴、制限事項、VBAとの違い、起動方法、ボタン作成から簡単な実行まで|Google Apps Script入門(1)

GAS
この記事は約23分で読めます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2026年4月17日執筆ーーーーーーーーーーーーーーーーー

  1. 記事のPodcast
  2. はじめに
  3. Google Apps Script(GAS)とは何か
    1. クラウド上で完結する開発環境
    2. Google Workspaceの強力なハブ機能
    3. 最新エンジン「V8ランタイム」への完全移行
  4. GASの際立った特徴
    1. サーバー不要で誰でもすぐに始められる
    2. 多彩なトリガー機能
    3. Webアプリとしての公開
  5. GASの利用における制限事項とクォータ(割当)
    1. 実行時間の上限
    2. 各種サービスの1日あたりの制限(2026年4月版)
    3. スプレッドシート側の物理制限
  6. VBA(Excelマクロ)との違い
    1. 実行環境の対比
    2. 外部サービスとの親和性
    3. 共同編集と同時実行
  7. GASの起動方法
    1. スプレッドシートから起動する手順
    2. スクリプトエディタの画面構成
    3. 最新のGemini AIアシスタンス
  8. ボタン作成から簡単な実行までのステップ
    1. 1. スクリプトを準備する
    2. 2. シート上にボタン(図形)を作成する
    3. 3. 図形にスクリプトを割り当てる
    4. 4. 初回実行時の承認(認証)
  9. GASをより深く学ぶためのポイント
    1. バッチ処理によるパフォーマンス最適化
    2. 外部APIとの連携
  10. まとめ
  11. 参考資料
  12. はじめに
  13. GASとは?
  14. GASの特徴
  15. GASの制限事項
  16. GASとVBAとの違い
  17. GASの起動方法
    1. Google ドライブからの起動
    2. Google Chromeの拡張機能から起動
    3. Google スプレッドシートからの起動
  18. GASの簡単なことを実行してみましょう!
    1. ボタンの作成
    2. GASの記述
    3. お試しの実行と最初の許可の仕方
    4. ボタン図形にGASのスクリプトの割り当て
  19. おわりに

記事のPodcast

下記のPodcastは、Geminiで作成しました。

はじめに

Google Apps Script(以下、GAS)は、Googleが提供する各種サービスのハブとして機能する、強力なクラウドベースのプラットフォームです。2026年現在、GASは単なる自動化ツールとしての枠を超え、高度な生成AIであるGeminiとの統合、そして最新のJavaScriptエンジンであるV8への完全な移行を経て、ビジネスパーソンにとって欠かせない「デジタル・アシスタント」としての地位を確立しました 。本稿では、プログラミング初心者の方でも安心してGASの世界に足を踏み入れられるよう、最新の状況を踏まえた基礎知識から、実際の操作方法までを丁寧に解説します。

Google Apps Script(GAS)とは何か

GASは、Google Workspaceの各アプリケーション(スプレッドシート、Gmail、ドライブ、カレンダーなど)をプログラムで制御するための言語です。その最大の特徴は、JavaScriptという世界的に普及している言語をベースにしている点にあります 。これにより、Web開発の経験がある方には馴染みやすく、未経験の方にとっても学習のハードルが比較的低いものとなっています。

クラウド上で完結する開発環境

従来のプログラム開発では、自分のパソコンに特別なソフトウェアをインストールしたり、サーバーを構築したりする手間が必要でした。しかし、GASはそのすべてのプロセスがGoogleのクラウドサーバー上で実行されます 。エディタはウェブブラウザから直接開くことができ、記述したコードはGoogleの強力なインフラの上で動くため、ユーザー側でサーバーを管理する必要は一切ありません。これを「サーバーレス」と呼び、管理コストやセキュリティの面で非常に大きな利点を持っています

Google Workspaceの強力なハブ機能

GASの本質的な価値は、複数のサービスを「繋ぐ」ことにあります。例えば、Googleフォームに回答が寄せられた瞬間に、その内容をスプレッドシートに記録し、特定の条件を満たしていればGmailで担当者に通知を送り、同時にGoogleカレンダーに予定を書き込む、といった一連のワークフローを自動化できます 。2026年時点では、新サービスであるGoogle VidsやNotebookLMといった高度なAIツールとも連携が可能になっており、自動化の幅はこれまで以上に広がっています

最新エンジン「V8ランタイム」への完全移行

GASの内部エンジンは、2026年1月に旧来のRhinoから最新のV8ランタイムへと完全に移行しました 。V8はGoogle Chromeでも採用されている高速なエンジンであり、これによって現代のモダンなJavaScript構文(ECMAScript 6以降)が標準的に利用できるようになりました 。具体的には、変数宣言における「let」や「const」の使用、アロー関数、クラス構文といった、より効率的で読みやすいコードの記述が可能です。これにより、コードの再利用性が高まり、開発効率が飛躍的に向上しています。

GASの際立った特徴

GASがこれほどまでに普及している理由は、単にGoogleサービスを動かせるからだけではありません。初心者から上級者までを惹きつける、独自の魅力的な特徴がいくつもあります。

サーバー不要で誰でもすぐに始められる

GASを利用するために必要なものは、Googleアカウントとウェブブラウザだけです。Googleドライブから「Google Apps Script」を新規作成するか、スプレッドシートのメニューから直接エディタを開くだけで、数秒後には最初のプログラムを書くことができます 。この「手軽さ」こそが、業務改善を志す多くの非エンジニアにとっての大きな味方となります。

多彩なトリガー機能

GASには「トリガー」と呼ばれる、プログラムを特定のタイミングで自動実行させる仕組みが備わっています

  • 時間主導型トリガー:毎日朝9時に実行する、1時間おきに実行するなど、スケジュール管理が可能です。
  • イベント主導型トリガー:スプレッドシートが開かれたとき、フォームが送信されたとき、セルが編集されたときなど、特定のユーザーアクションに反応させることができます。 これらの仕組みにより、深夜や休日であっても、あなたの代わりにシステムが働き続けてくれます 。

Webアプリとしての公開

GASは内部的な自動化だけでなく、独自の画面(UI)を持つWebアプリケーションとしてインターネット上に公開することも可能です 。HTMLやCSSを組み合わせることで、社内向けの専用ポータルサイトや、在庫管理システム、アンケート集計ツールなどを手軽に構築できます。また、2026年のアップデートにより、Geminiを利用したUI生成支援も強力になっており、デザインの知識が乏しくても整った画面を作成しやすくなっています

GASの利用における制限事項とクォータ(割当)

GASは非常に自由度の高いツールですが、Googleの共有インフラを利用しているため、公平な利用を担保するための制限(クォータ)が設けられています 。特に初心者が陥りやすいのが「実行時間の制限」です。

実行時間の上限

GASのスクリプトは、1回の実行につき最大「6分」という制限があります(通常のGoogleアカウントおよび多くのWorkspaceアカウントの場合) 。大量のデータ処理を行う場合、この時間を超えると「Exceeded maximum execution time」というエラーが発生し、処理が中断されてしまいます。これを回避するためには、処理を数回に分けて実行する、あるいはスプレッドシートへの書き込み回数を減らすなどの「バッチ処理」のテクニックが必要になります

各種サービスの1日あたりの制限(2026年4月版)

特定の機能には、24時間あたりに利用できる上限数が決まっています。これらは、使用しているGoogleアカウントの種類(無料版のConsumerアカウントか、ビジネス向けのGoogle Workspaceアカウントか)によって異なります。

機能項目個人アカウント(gmail.com)Google Workspaceアカウント
メール送信宛先数(1日)100通1,500通
ドメイン内メール送信(1日)100通2,000通
URL Fetch(外部通信)回数20,000回100,000回
スプレッドシート作成数250個3,200個
トリガーの合計実行時間90分/日6時間/日
スクリプト実行時間(1回)6分6分

(出典:

スプレッドシート側の物理制限

GASが操作するスプレッドシート自体にも、「合計1,000万セルまで」という制限があります 。これを無視して膨大なデータを蓄積し続けると、GASの動作が極端に遅くなるだけでなく、ファイルそのものが開けなくなるリスクもあります。適切なタイミングでデータを別ファイルにアーカイブしたり、BigQueryなどの本格的なデータベースへ移行したりすることが推奨されます

VBA(Excelマクロ)との違い

これまでExcelのVBA(Visual Basic for Applications)を利用してきた方にとって、GASへの移行はいくつかの概念の転換を伴います。両者は「スプレッドシートを自動化する」という目的は同じですが、その設計思想は大きく異なります

実行環境の対比

VBAは、あなたの手元にあるパソコンのExcelソフトの中で動作します。そのため、ローカルPC内のファイル操作や、Windowsの設定変更など、パソコン本体に密着した操作に長けています 。一方、GASはブラウザの中、すなわちクラウド上で動作します。これにより、スマホやタブレットからでもスクリプトを実行でき、PCの電源が切れていてもサーバーが自動で処理を継続できるという強みがあります

外部サービスとの親和性

2026年現在のビジネスシーンでは、SlackやSalesforceといった外部ツールとの連携が欠かせません。GASはWeb標準の技術(HTTPリクエスト)を用いて、これらの外部サービスと容易に通信できるよう設計されています 。VBAでも同様のことは可能ですが、高度なライブラリの設定が必要になる場合が多く、クラウドネイティブなGASの方が圧倒的に有利です

共同編集と同時実行

ExcelのVBAの場合、マクロ実行中に他の人がそのファイルを編集しようとすると、競合が発生しがちです。対してGASが動作するGoogleスプレッドシートは、最初から「複数人での同時編集」を前提として設計されています 。GASで作成したプログラムも、複数のユーザーが同時にアクセスして実行することを考慮した設計が可能であり、チームでの共同作業においてその真価を発揮します

GASの起動方法

GASには、「スプレッドシートなどのファイルに付属する形式(コンテナバインド)」と、「独立したファイルとして存在する形式(スタンドアロン)」の2種類があります 。初心者は、まずスプレッドシートから起動する形式から始めるのがスムーズです。

スプレッドシートから起動する手順

  1. Googleスプレッドシートを新規作成、または既存のファイルを開きます。
  2. 上部メニューにある「拡張機能」をクリックします 。
  3. 表示されたリストから「Apps Script」を選択します 。

スクリプトエディタの画面構成

「Apps Script」を選択すると、新しいタブでGASのエディタ画面が開きます

  • 中央エリア:ここにコードを書き込みます。最初は function myFunction() {... } という空の関数が用意されています。
  • 左サイドバー:プロジェクト内のファイル一覧や、トリガー設定、実行ログなどのアイコンが並んでいます 。
  • 上部ツールバー:保存、実行、デバッグ、デプロイなどのボタンが配置されています 。

最新のGemini AIアシスタンス

2026年のエディタには、Geminiによるコード支援機能が統合されています 。エディタのサイドパネルから「Gemini」を開き、「スプレッドシートのデータをGmailで送信するコードを作成して」のように自然言語で指示を出すだけで、AIが最適なコードを生成してくれます。生成されたコードは「Accept」ボタン一つでエディタに取り込むことができ、プログラミング初心者でもすぐに実用的なツールを作り始めることが可能です

ボタン作成から簡単な実行までのステップ

GASのコードを記述しても、毎回エディタを開いて「実行」ボタンを押すのは手間です。スプレッドシート上にオリジナルの「実行ボタン」を配置することで、誰でもワンクリックで処理を走らせることができるようになります

1. スクリプトを準備する

まずは、エディタに以下のコードをコピー&ペーストして保存してください。

JavaScript

/**
 * セルA1に挨拶を書き込む簡単なプログラム
 */
function sayHello() {
  // 現在開いているシートを取得
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  // セルA1に文字をセット
  sheet.getRange("A1").setValue("こんにちは!GASの世界へようこそ。");
  // 完了を通知するポップアップを表示
  SpreadsheetApp.getUi().alert("処理が完了しました。");
}

記述したら、ツールバーの「保存」アイコンをクリックします 。プロジェクト名は任意のものに変更しておきましょう。

2. シート上にボタン(図形)を作成する

スプレッドシートの画面に戻り、ボタンを作成します。

  1. メニューの「挿入」をクリックし、「図形描画」を選択します 。
  2. ツールバーの図形アイコンから、好きな形(角丸長方形など)を選んでキャンバスに描きます。
  3. 図形の中に「実行」といったテキストを入力します 。
  4. 右上の「保存して終了」をクリックすると、シート上に図形が配置されます。

3. 図形にスクリプトを割り当てる

配置された図形を、先ほど作成した関数 sayHello と紐付けます。

  1. シート上の図形を選択し、右上の三点リーダー(︙)をクリックします 。
  2. 「スクリプトを割り当てる」を選択します。
  3. 入力欄に関数名「sayHello」を正確に入力し、「OK」を押します 。※末尾の () は不要です。

4. 初回実行時の承認(認証)

作成したボタンを初めてクリックすると、Googleから「承認が必要」というダイアログが表示されます

  1. 「権限を確認」ボタンを押し、自分のGoogleアカウントを選択します。
  2. 「このアプリは確認されていません」という警告画面が出た場合は、左下の「詳細」をクリックします 。
  3. 「(プロジェクト名)に移動(安全ではない)」というリンクをクリックします。
  4. アクセス許可を求める画面で「許可」を選択します。

承認が完了すると、スクリプトが走り、セルA1に文字が書き込まれます。

GASをより深く学ぶためのポイント

GASの基本をマスターしたら、さらに実用的なスキルを身につけるために以下の点に注目してみましょう。

バッチ処理によるパフォーマンス最適化

GASで最も避けるべきは、「ループの中で何度もスプレッドシートを読み書きすること」です

  • 改善策getValues()setValues() を使い、シート全体のデータを二次元配列として一括で読み書きします。これにより、実行時間を10分の1以下に短縮できるケースも珍しくありません 。

外部APIとの連携

GASの真骨頂は、Google以外のサービスを操ることにあります。UrlFetchApp という機能を使えば、APIを提供しているほぼすべてのサービスとデータをやり取りできます 。2026年には、Vertex AIなどの高度なAIモデルをAPI経由で呼び出し、スプレッドシート上のテキストを自動で要約・翻訳させるような高度な連携も一般化しています

まとめ

Google Apps Scriptは、2026年現在、AIの力を借りて誰もがプログラマーのような力を発揮できる「魔法の杖」へと進化しました 。まずは小さな一歩から始めてみてください。その一歩が、定型業務の完全自動化へと繋がっているはずです。

参考資料

  1. Apps Script current quotas (April 2026), https://developers.google.com/apps-script/guides/services/quotas
  2. Migrate your Apps Script projects to V8 runtime before Jan 31, 2026, https://discuss.google.dev/t/migrate-your-apps-script-projects-to-v8-runtime-before-jan-31-2026/260396
  3. Apps Script V8 runtime features and syntax, https://developers.google.com/apps-script/guides/v8-runtime
  4. Hands-on with Google Apps Script: Accessing Google Sheets, Maps, and Gmail, https://codelabs.developers.google.com/codelabs/apps-script-intro
  5. Google Sheets API and Apps Script Integration, https://developers.google.com/apps-script/guides/sheets
  6. Google Workspace for Business in 2026, https://www.ncbar.org/2026/03/03/google-workspace-for-business-in-2026/
  7. Google Workspace Updates Weekly Recap - April 3, 2026, https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/04/weekly-recap-04-03-2026.html
  8. Google Apps Script best practices for performance, https://developers.google.com/apps-script/guides/support/best-practices
  9. Custom Menus in Google Workspace, https://developers.google.com/apps-script/guides/menus
  10. Google Workspace Gemini March 2026 Update, https://workspace.google.com/blog/product-announcements/reimagining-content-creation
  11. HTML Service: Best Practices, https://developers.google.com/apps-script/guides/html/best-practices
  12. How to create a button in Google Sheets (2026 Edition), https://spreadsheet.dev/buttons-in-google-sheets
  13. Gemini for Google Workspace with Gemini Alpha, https://knowledge.workspace.google.com/admin/gemini/google-workspace-with-gemini
  14. Automating Google Workspace with Gemini and Apps Script, https://kartaca.com/en/no-code-no-problem-automating-google-workspace-with-gemini-and-apps-script/
  15. Differences between Office Scripts and VBA (2026), https://learn.microsoft.com/en-us/office/dev/scripts/resources/vba-differences
  16. Excel vs Google Sheets Comparison Guide 2026, https://licendi.com/en/blog/excel-vs-google-sheets-comparison-guide-2026/
  17. Google Sheets vs Excel Comparison for Data Analysts, https://medium.com/@thedigitor/excel-vs-google-sheets-for-data-analysis-a-complete-comparison-for-data-analysts-b6b7f71f3b16
  18. How to make a button in Google Sheets, https://sheetsformarketers.com/how-to-make-a-button-in-google-sheets/
  19. Gemini Code Assist features and editions, https://developers.google.com/gemini-code-assist/docs/overview
  20. Gemini app: Core Capabilities, https://lovable.dev/guides/what-is-the-gemini-app
  21. Gemini Code Assist: AI-first coding, https://codeassist.google/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2021年8月17日執筆ーーーーーーーーーーーーーーーーー

はじめに

 Googleが提供するプログラミング言語でGoolgeのアプリを容易に利用できるGAS(Google Apps Script)について紹介します。

 この記事を読むと、次の疑問について知ることができます。

★GASとは?
★GASの特徴とは?
★GASの制限事項にはなにがあるの?
★GASとVBAとの違いは何?
★GASの起動方法はどうするの?
・Google ドライブからの起動
・Google Chromeの拡張機能から起動
・Google スプレッドシートからの起動
★GASの簡単なことを実行してみましょう!
・ボタンの作成
・GASの記述
・試しの実行と最初の許可の仕方
・ボタン図形にGASのスクリプトの割り当て

 OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について載せておきます。

パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1

GASとは?

 GASは、Google Apps Script の頭文字を取った略語でJavaScriptをベースとしたスクリプト言語です。

 したがって、JavaScriptと親和性も高く、JavaScriptの標準であるECMAScriptに対応し、「「V8ランタイム」と呼ばれるJavaScriptエンジンがGAS内でも利用できる仕様になっています。

 勿論、Googleが提供するプログラミング言語ですので、Google のアプリとも強く紐づけられており、Googleスプレッドシート、Google ドキュメント、Goolge スライドなどのアプリからも直接起動ができるようになっており、また、Google の次のアプリとの連携もでいるようになっています。

  • Gmail
  • Google カレンダー
  • Google マップ
  • Google ハングアウト
  • Googleドライブ
  • Google ドキュメント
  • Google スプレッドシート
  • Google スライド
  • Google フォーム
  • Google Keep

 Apps Scriptの最初のリリースが2009年8月であり、Googleドキュメント、シート、スライドのアドオンを強化するツールとしての役割も担っており、そのため、Google 関係のアプリには多くのアドオンが存在するのもうなずけます。

GASの特徴

 ここで、GASの特徴を次に挙げときます。

  1. 特別な開発環境を用意する必要がない
  2. Google 関係のアプリとの親和性が強いために、それらアプリを利用した自動化ツールを作成可能
  3. JavaScriptとの親和性もあることから、JavaSpriputの勉強にもなりえること
  4. Webサイトからの情報収集(スクレイピング)やWebアプリケーション開発なども可能
  5. Twitter、Chatwork、Slackなどの外部アプリケーションとの連携も可能
  6. 無料で利用可能

GASの制限事項

 GASは、Google サーバー上で実行されるために一部のユーザーにより過負荷をかけられないように制限事項を設けています。

 例えば、Google アカウント無料の場合、1回の実行制限時間が6分以内、一日当たりのメール受信者は100通、JDBC接続は10,000件、カスタム関数ランタイムは1実行にあたり30秒間などの制限があります。

 詳細は、Googleの次のサイトを参照。

GASとVBAとの違い

 Excelには、GASに相当するプログラミング言語としてVBA(Visual Basic for Applications)がありますが、これとの違いについて次に表にまとめました。

比較項目GASExcel VBA
ベースの言語JavaSpriputVBA
主な自動化Google アプリMicrosoft Officeアプリ
特別な開発環境必要ない必要ない
プログラムの保存GoogleのWebサーバーに保存パソコンに保存
編集複数人で編集可能単独で編集
プログラムの制限ありなし
学習コスト少なくて済む比較的少なくて済む
情報量多い多い

GASの起動方法

 GASを起動するには、大きく分けて3つの方法があります。

 一つは、Google ドライブから起動する方法、二つ目はChrome 拡張機能に「Google Apps Scrip」を追加してブラウザーのChromeから起動、三つ目はGoogle アプリのスプレッドシート、ドキュメント、スライドから起動する方法です。

 いずれにしても、Googleのアカウントを持っている必要があります。

 Googleのアカウントを取得すると、他のGmai、Googleスプレッドシート以外のオフィスソフトなどが無料で利用できるようになりますので、是非あなたも取得するようにしてください。

 Googleアカウントの取得については、ここでは省略しますが、取得について知りたい方はGoogleアカウントヘルプを参照してください。

 それでは、それぞれの起動方法について紹介します。

Google ドライブからの起動

 Google Chromeのブラウザーを利用していれば、新しいタブを開き、右上に表示される「Googleアプリ」アイコン(点が3×3並んでいるアイコン)から「ドライブ」をクリックします。

 Google ドライブが開いたら、「新規」⇒「その他」⇒「Google Apps Script」を順に選択することにより起動できます。

 また、Chrome以外のブラウザー(Microsoft Edge、FireFox)などを利用している場合は、検索欄に「Google」と入力してで検索結果で、Googleの検索サイトを表示させると、Chromeブラウザーと同様にGoogleアプリアイコンが右上に現れますので、「Googleアプリ」アイコンをクリックして、Googleドライブにアクセスするために、Googleの認証を求められますが、あなたが何時も利用しているメールアドレスと、パスワードを入力して認証に通れば、Googleドライブを起動でき、上述の同じ方法でGASを起動できます。

Google Chromeの拡張機能から起動

 Google Chromeブラウザーでのみしか対応していないようです。

 Microsoft EdgeでもChromeの拡張機能が利用できるようになっていますが、残念ですが「Google Apps Script」については、インストールできませんでした。

 したがって、ここではchromeブラウザーでの説明となります。

 先ず、「Google Apps Scriptの拡張機能」にアクセスし、「Chrome」に追加をクリックします。

 「Google Apps Script」を追加しますか?」と聞かれますので、「アプリを追加」をクリックします。

 すると、Chromeのアプリに追加されます。

 追加された「Google Apps Script」をクリックすることにより起動することができます。

Google スプレッドシートからの起動

 ここでは、Google アプリを代表してGoogle スプレッドシートを使って、「Google Apps Script」を起動します。

 先ず、Google Chromeのブラウザーを利用していれば、新しいタブを開き、右上に表示される「Googleアプリ」アイコン(点が3×3並んでいるアイコン)をクリックして、「スプレッドシート」をクリックすればGoogle スプレッドシートを起動できます。

 また、Chrome以外のブラウザー(Microsoft Edge、FireFox)などを利用している場合は、検索欄に「Google」と入力してで検索結果で、Googleの検索サイトを表示させると、Chromeブラウザーと同様にGoogleアプリアイコンが右上に現れますので、「Googleアプリ」アイコンをクリックして、Googleスプレッドシートにアクセスするために、Googleの認証を求められますが、あなたが何時も利用しているメールアドレスと、パスワードを入力して認証に通れば、Googleスプレッドシートを起動できます。

 スプレッドシートが開いたら「新しいスプレッドシートを作成」をクリックします。

 無題のスプレッドシートが開いたら、「ツール」⇒「スクリプトエディター」と順にクリックすると「Goolge Apps Script」を起動することができます。

GASの簡単なことを実行してみましょう!

 Google スプレッドシートを起動し、適当な位置に図形でボタンを作成し、そのボタンをクリックすることにより、「こんにちは!エイじーです。宜しくお願いします。」と言うメッセージボックスが表示されるGASを書いてみましょう。

 Google スプレッドシートを起動し、無題のスプレッドシードの名前を「Test01」と書き換えます。

ボタンの作成

 次に、スプレッドシートの上部メニューの「挿入」⇒「図形描画」をクリックすると、図形描画画面が立ち上がり、そこのテキストボックスをクリックして、背景をスカイブルー、文字を「ボタン」、33ポイント、ボールド体とした図形を作成し、「保存して終了」をくリクします。

 スプレッドシートに戻ると、ボタン図形が作成されているのが分かります。

 上部メニューの「ツール」⇒「スクリプトエディター」と順にクリックすると、別タブでGASが立ち上がります。

 そして、次のように名前を変更。

  • プロジェクト名 : Test01
  • コード名 : tst01.js
  • Function名 : test01Function

GASの記述

 と同時に、Functionの{ }の中に次のコードを挿入

Browser.msgBox("こんににちは!エイじーです。宜しくお願いします。");

 ここで、GASを保存したら、試しに起動してみましょう。

お試しの実行と最初の許可の仕方

 上部にある「▷ 実行」をクリックします。

 最初は、「承認が必要です」というメッセージが表示されますので、「権限を確認」をクリックします。

 Google にログインの画面が表示され、何時も利用しているメールアドレスをクリックします。

 さらに、「このアプリはGoogle では確認されていません」と言う警告メッセージが表示されますが、気にせず「詳細」をクリックして、その下に表示される「Test01(安全でないページに移動)」をクリックします。

 再度、Googleから許可を求めるられるので、「許可」をクリックします。

 

 これで、プログラムが正常に動けば、元のTest01のスプレッドシートに戻れば、メッセージボックスが表示されえいるはずです。

ボタン図形にGASのスクリプトの割り当て

 元のTest01のスプレッドシートに戻り、ボタンを右クリックして右上にある「縦三点」マーク右クリックして表示される「スクリプト割り当て」をクリックします。

 スクリプト割り当て画面がでますので、記入欄にFunction名(test01Function)を記入して、「OK」をクリックします。

 これで、「ボタン」を押せば、GASが起動して、メッセージボックス「こんにちは!エイじーです。宜しくお願いします。とでることを確認しててください。

 確認した後は、「OK」をクリックしてね。

おわりに

 如何だったでしょうか?

 GASとは?、GASの特徴とは?、GASの制限事項にはなにがあるの?、GASとVBAとの違いは何?、GASの起動方法はどうするの?、Google ドライブからの起動、Google Chromeの拡張機能から起動、Google スプレッドシートからの起動、GASの簡単なことを実行してみましょう!、ボタンの作成、GASの記述、試しの実行と最初の許可の仕方、ボタン図形にGASのスクリプトの割り当てなどについて解説してきました。

 この記事が少しでもあなたにとって役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました