はじめに
あなたはスクリーンショットを撮る際にどのようなアプリを利用していますか?
記事を書く際に記事の中で説明に良くスクリーンショットをパソコン画面から画面の一部、あるいは全画面を撮って、利用することが結構多いです。
言葉だけで説明するより画像を入れたほうが文字だけよりより具体的に説明ができるので読み手にとっても分かり易い解説となります。
Windows10に標準で付属するSnipping Toolを利用してスクリーンショットを撮っていましたが、縦長のパソコン画面に収まらない縦長のものや画像内のある部品(例えば、アイコンなど)を綺麗にキャプチャすことはできません。
よく画面に収まらない縦長の画像のキャプチャーの場合は、Chromeブラウザーの拡張機能である「GoFullPage」でパソコン画面のフルページ画面(見えない部分も全て)をキャプチャーしてファイルにダウンロードし、それを画像編集アプリに読み込み、必要な部分を切り取り利用していました。
このような方法でも良いのですが、できるだけ手間をかけたくないので、何か良いアプリがないか探していたのですが、FastStone Captureは上述のキャプチャを叶えてくれるソフトであることを知りました。
という事で、今回はFastStone Captureについて紹介します。
この記事を読むと次のことが分かります。
- FastStone Captureとは?
- FastStone Captureのダウンロードとインストール
- FastStone Captureのダウンロード
- FastStone Captureのインストール
- FastStone Captureの使い方
- FastStone Captureの画面説明
- ショートカットキー
- アクティブウインドウをキャプチャ
- ウインドウやオブジェクト領域のキャプチャ
- 任意の矩形領域をキャプチャ
- 自由に囲った領域をキャプチャ
- 全画面キャプチャ
- 下にスクロールして見えない領域を含めてキャプチャ
- 予め設定した特定領域をキャプチャ
- 画面録画
OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について載せておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1
FastStone Captureとは?
FastStone Captureとは、アクティブウインドウ、自由な矩形、自由な形、全画面、画面に収まらない画面などのスクリーンショットが撮れる高機能なキャプチャーソフトです。
FastStone Captureは、WindowsXP、Vista、Windows 7、Windows 8.x、およびWindows10で動作するアプリになります。
FastStone Captureは、かなり古くからあるアプリであり、バージョン5.3では無料で利用できたようですが、現時点では利用できません。
FastStone Captureの最新バージョン(最終更新日:2021-09-10)は、バージョン9.7で買い切り版で19.95ドルのシェアウエアのアプリとなっています。
FastStone Captureの特徴を次に載せておきます。
FastStone Captureのダウンロードとインストール
FastStone Captureのダウンロード
FastStone Captureのホームページに移動し、FastStone Capture 9.7の「ダウンロード」をクリクします。
ダウンロード画面が表示されますので、「EXE ダウンロード」をクリックすると、左下に「この種類のファイルはコンピュータに損害を与える可能性があります。FSCaptureSetup97.exe のダウンロードを続けますか?」を聞いてくるので、「保存」をクリックします。
すると、パソコンに「FSCaptureSetup97.exe」がダウンロードされます。
FastStone Captureのインストール
ダウンロードどしたファイル「FSCaptureSetup97.exe」をダブルクリックして起動します。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので、「はい」をクリック、「FastStone Capture 9.7セットアップウイザードへようこそ」ウインドウが表示されますので「次へ(N) >」をクリック、「ライセンス契約書」ウインドウが表示されますので、内容を確認の上「同意する(A)」をクリック、「インストール先をえらんでください。」と表示されるので、変更せずに「インストール」をクリック、直ぐにインストールが終了し、「FastStone Capture 9.7セットアップウイザードは完了しました。」と表示されるので、直ぐに起動する場合は「FastStone Capture 9.7を実行(R)」にチェックを入れ、「完了」をクリックします。
これで、「FastStone Capture 9.7」がパソコンにインストールされ、パソコンのデスクトップにFastStone Captureのアイコンが作成されます。
再度、起動する場合はこのアイコン(下図参照)をダブルクリックすれば起動することができます。
FastStone Captureの使い方
初めてインストールしたFastStone Capture 9.7は、試用版で30日間は無料で試せます。
無料版を試用して、あなたが良いと思えば購入を考えてください。
もし必要ないと思うのならば、その時点で削除してください。
最初に表示される、「FastStone Capture 9.7 試用版」のウインドウで「試用を継続」をクリックします。
FastStone Captureの画面説明
FastStone Capture 9.7を起動すると次の画面がデスクトップ上に表示されます。
ショートカットキー
ショートカットキーを使うと画像編集もスムーズに時間短縮ができます。
ショートカットキー | 意味 | ショートカットキー | 意味 |
Alt + PrtScrn |
アクティブウインドウのキャプチャ
|
PrtScrn |
全画面をキャプチャ
|
Shift + PrtScrn |
ウインドウやオブジェクト領域のキャプチャ
|
Ctrl + Alt + PrtScrn | 下にスクロールして見えない領域を含めてキャプチャ |
Ctrl + PrtScrn |
任意の矩形領域をキャプチャ
|
Ctrl + Alt + Shift + PrtScrn |
予め設定した特定領域をキャプチャ
|
Ctrl + Shift + PrtScrn |
自由に囲った領域をキャプチャ
|
Ctrl + N |
新規に画像サイズを決めて画像を作成
|
Ctrl + O |
画像ファイルを開く
|
Alt + V |
クリップボードからインポート
|
Ctrl + S | 保存 | Shift + S | 選択領域を保存 |
Ctrl + Shift + S | すべてを保存 |
F2
|
名前を変更
|
Ctrl + E |
FastStone Captureのエディターを開く
|
W |
前回のファイルの場所を開く
|
F12 |
設定を開く
|
F1 |
ヘルプ
|
Ctrl + M | メールで画像をおくる |
Ctrl + P
|
画像を印刷
|
Alt + C | 新しいタブへ送る |
Alt + O
|
画像をOne Noteへ送る
|
Alt + W | 画像をWordへ送る |
Alt + E
|
画像をExcelへ送る
|
Alt + P | 画像をPowerpointへ送る |
Alt + T
|
画像をWeb(FTP)へ送る
|
Alt + X | FastStone Captureのエディターを閉じる |
Ctrl + Z
|
もとに戻す
|
Ctrl +Y |
操作をやり直す
|
E
|
外部の画像エディターで編集
|
Ctrl + A |
全てを選択
|
Ctrl + D
|
選択領域をキャンセル
|
Ctrl + J |
選択領域のサイズを指定
|
Ctrl + Shift + I |
選択反転
|
X | トリミング | Ctrl + X | 切り取り |
Ctrl + C | コピー | Ctrl + V | 貼り付け |
Del | 削除 | Ctrl + R | サイズ変更 |
Ctrl + K | キャンバスサイズ変更 | Ctrl + Q | キャンバスを展開 |
Ctrl + T | 背景を透明化 | D | テキストや線を描く |
T | キャプションを入れる | C | クローン作成 |
Ctrl + E | 色を調整 | Ctrl + L | 照度を調整 |
Ctrl + Shift + P | スクリーンカラーピッカー | G | エッジ/ウォーターマークの選定の呼び出し |
F | 鏡面反射 | Ctrl + I | ネガ効果 |
U | シャープ/ぼかし | O | スポットライト |
B | ぼかし | + | ズームイン |
1 | 実サイズ | ー | ズームアウト |
K | 横幅に合わせる | 0 | ウインドウサイズに合わせる |
Alt + Q | タブを閉じる | 1 ~ 9 | 画像を100%~900%に拡大 |
Shift + Q |
他のタブを閉じる | Ctrl + Shift + Q | 全てのタブを閉じる |
Alt + C | タブの複製 | Alt + Home | 最初のタブ |
Alt + ← | 前のタブ | Alt + → | 次のタブ |
Alt + End | 最後のタブ | Ctrl + G | 複数の画像を1つのPDFファイルに変換 |
Ctrl + H | 複数の画像を1つのファイルに変換 |
アクティブウインドウをキャプチャ
「FastStone Captureの画面説明」の②をクリックすると。その時点でパソコンの一番おもてにあるWindowの画面がキャプチャされます。
したがって、キャプチャしたい画像を表示させてから、②をクリックするか、キャプチャータイマーを設定しておき(例えば、5秒)、その設定時間内にキャプチャーしたい画面を表示させると、設定時間終了時にアクティブウインドウのキャプチャー画像を撮ることができます。
下の画像は、Yahoo!Japanのトップ画面を撮ったものです。
ウインドウやオブジェクト領域のキャプチャ
「FastStone Captureの画面説明」の③をクリックすると、赤い枠が表示されるので、その枠を取りたいウインドウやオブジェクトに合わせてキャプチャします。
オブジェクトの場合は、赤枠が囲えるオブジェクトはキャプチャの対象となります。
この機能は大変お面白い機能であり、使う範囲が多いと思います。
下の画像は、ウインドウの部分と各種オブジェクトをキャプチャしたものです。
任意の矩形領域をキャプチャ
このキャプチャ機能は、ほとんどのキャプチャソフトでも利用できる機能であり、また、一番利用する機能でもあります。
「FastStone Captureの画面説明」の④をクリックすると、赤の十字線が出ますので、その十字線の交点部分を撮りたい任意の四角で囲い、囲った部分がキャプチャされます。
自由に囲った領域をキャプチャ
「FastStone Captureの画面説明」の⑤をクリックし、フリーハンドでキャプチャしたい部分を囲んで画像を取り込みます。
下の画像は、ショッピングカゴ、ヤフオク、ふるさと納税のウニ丼をキャプチャしたものです。
全画面キャプチャ
この機能は、普通のキャプチャアプリであれば全てが使える機能であり、パソコンの写っているデスクトップ全体をキャプチャすることができます。
「FastStone Captureの画面説明」の⑥をクリックするとパソコンの全画面キャプチャが撮れます。
下にスクロールして見えない領域を含めてキャプチャ
この機能ができるキャプチャソフトをあまり見たことがありません。
Chromeブラウザーの拡張機能の「Nimbus Screenshot & Screen Video Recorder 」で同様のキャプチャが行えるますが、私が実施した限りではバクで上手くキャプチャできなかった記憶があります。
この機能は、画面に収まらない画面をもキャプチャできるので大変便利です。
「FastStone Captureの画面説明」の⑦をクリックし、画面に隠れている部分もキャプチャする部分をクリックすると、キャプチャ画面が下に降りて行き、最後まで行き着いた所でキャプチャは終了します。
Yahoo!Japanなどは、スクロールしても次から次へ画面が表示されるので、終わりたい部分で「esc」キーを押せばその時点でキャプチャーを終了することができます。
このようにしてキャプチャしたYahoo!japanの画像が次の画像です。
予め設定した特定領域をキャプチャ
この機能は、予め決められた大きさ(例えば、320☓240ピクセル、800☓600ピクセル、1920☓1080ピクセルなど、それ以外に自由に設定も可能)の領域をキャプチャする機能です。
「FastStone Captureの画面説明」の⑧をクリックし、予め決められた大きさの枠が表示されますので、その枠をキャプチャしたい部分まで持っていってクリックすることにより決められた大きさの画像をキャプチャできます。
下図は、640☓480ピクセルの大きさの領域をキャプチャーしてみました。
画面録画
この機能は、パソコン画面での動画を記録できる機能です。
「FastStone Captureの画面説明」の⑨をクリックし、全画面、タスクバーありなし、決められた固定サイズ、アクティブウインドウサイズ、任意の長方形サイズを指定して得画ができます。
ここでは、フォーセイクンワールドというゲームの宣伝用ムービーの一部を任意の長方形サイズで枠にはめ込み録画してみました。
録画したファイルは、13秒ほどの録画で1.9MBのファイルサイズのWindows Media オーディオファイルで、これをGIFアニメーションにすると15MBほどのファイルサイズとなりました。
下の動画は、そのGIFアニメーションです。
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
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この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
毎日にように記事を書くと、必ず必要になる画面の切り貼り、これにはFastStone Captureが必須のツールです。
有料ですが、買い切りですのでそれほど負担にはなりません。
是非、揃えたいツールの一つですね!
以上です。
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