ChatGPTをベースにしたAIチャットボットChatbase、Webサイトに簡単埋め込み可能!

AIチャットボット
この記事は約11分で読めます。

はじめに

 皆さんは、Chatbase を知っていますか?

 Chatbaseは、ChatGPTをベースにしたAIチャットボットで、PDF、Textなどの文書やブログなどのURLなどを読み込ませることで自分専用のチャットボットを作成でき、作成したチャットボットを簡単にブログなどに埋め込むかとができ、訪問者の質問に対してあなたの代わりに返答ができます。

 ということで、今回は、この Chatbase についてもう少し深堀して紹介しようと思います。

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

 なお、OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について載せておきます。

パソコンOS : Windows11 Pro
Windowsバージョン : 22H2

Chatbase とは?

 Chatbaseは、ChatGPTを利用して、スマートなチャットボットを作成、訓練なをどをしてウェブサイトに埋め込むことがでるAIチャットボットビルダーです

 Chatbaseは、カナダのオンタリオ州トロントに住む若き起業家であるYasser Elsaidによって2023年に開発されリリースされました。

 Chatbaseは、AppSumoで販売されており、Chatbaseのホームページから購入すると、Hobby版で19ドル/月で購入するところ、現在29ドルのライフタイムディール(買い切り)で購入ができます。

 Chatbaseの特徴をあげると次の通り。

  • ChatGPTのベースプロンプトを編集して、チャットボットのトーンやパーソナリティを変更可能。
  • オンラインやオフラインのデータ(Word文書、PDF、テキストファイルなど)をアップロードして、チャットボットをオフラインで訓練可能。
  • チャットボットにウェブサイトをクロールさせて、サポート質問に回答させることが可能。
  • プロフィール画像、ライト・ダークテーマ、テキストバブルなどをカスタマイズが可能。
  • オープニングリーティングやよくある質問を設定が可能。
  • HTMLコードをコピー&ペーストするだけで、ウェブサイトにウィジェットやiframeとしてチャットボットを埋め込むことが可能。
  • Chatbase APIを使って、任意のアプリからチャットボットと通信することが可能。

Chatbaseの無料版と有料版の違い

 Chatbaseは、無料版でも利用できますが、有料版にすることにより多くのメリットがあります。

  Chatbaseの無料版と有料版の主要な違いを表にまとめました。
https://www.chatbase.co/pricing及びhttps://appsumo.com/products/chatbase/から引用)

項目 Free Hobby License
Tier 1
Growth Standard License
Tier 2
Unlimited
月額費用
(年払いの場合の費用)
無料 $19/月
($15/月)
$29
(買い切り)
$49/月
($39/月)
$99/月
($79/月)
$159
(買い切り)
$399/月
($319/月)
メッセージクレジット 30/月 2,000/月 1,000/月 5,000/月 10,000/月 5,000/月
(超えた場合OpenAI APIキー利用)
40,000/月
(超えた場合OpenAI APIキー利用)
チャットボット数 1 5 10 10 20 40 40
文字数/チャットボット 400,000 2,000,000 2,000,000 4,000,000 6,000,000 6,000,000 11,000,000
ウェブサイト埋め込み 可能 可能 可能 可能 可能 可能 可能
複数ファイルアップロード 不可 可能 可能 可能 可能 可能 可能
APIアクセス 不可 可能 可能 可能 可能 可能 可能
GPT-4選択 不可 不可 不可 不可 可能 可能 可能
ロゴ削除 不可 不可 不可 不可 不可 可能 可能

 なお、メッセージクレジットが上記で足らなくなった場合(License Tier 2、Unlimitedを除く)に、追加オプションで1000メッセージクレジット/月を$7で購入可能です。

Chatbase の始め方及び使い方

 Chatbaseがどの様なものかを知るのであれば、Chatbaseのホームページに移動し右下の「Cマーク」をクリックすると、Chatbaseが立ち上がり「Chatbase」に関することをチャットボットで質問して答えてくれます。

Chatbase のアカウントを作成

 Chatbaseのホームページに移動し、右上の「Log in →」または「Build your Chatbot」をクリック

 サインイン画面が表示されますので、「Sgin in with Google」又はあなたのメールアドレスとパスワードを記入して「Sgin in」をクリック、ここでは、「Sgin in with Google」をクリック、Google ログイン画面でアカウントの選択でChatbaseで利用するGoogleアカウントを選択してクリック

 すると、My Chatbotsのページに移動します。「New Chatbot」をクリックすることにより、あなたのチャットボットの作成を開始できます。

MyChatbotの作成

 上述の画面で「New Chatbot」をクリックすると、「Data source」画面が表示されますので「Files」、「Text」、「Website」、「Q&A」を選択してデータを読み込ませることができますが、ここでは、「Website」を選択クリック

 「Website」タブ画面で「Crawl」と書かれた下の欄に、読み込ませたいURL『ここでは、花のブログのURLを記入)』記入して「Fetch links」をクリック。すると読み込みと共に下の進行バーが進み、100%読み込まれると、読み込まれた記事のURLとその横にワード数が表示され、最後の所で総ワード数が表示されます。このワード数が無料ですと40万文字以上の場合は、各URLの右横に「削除アイコン」がありますのでそれを削除しながら規定文字以内に収まるようにします。私の場合は、「License Tier 2」を購入したので、そのまま、下の「Create Chatbot」をクリック

 すると、読み込んだ花のブログのURLのChatbotを作成することができます。

作成したChatbotの設定

 Chatbotを作成したら、上部タブの「Setting」をクリックし、各項目について記入します。

 記入する項目の内容は次の通り。

  • Name:このチャットボットに付ける名前
  • Base Prompt (system message)
    元の英語に日本語に変更して記入、内容は次の通り。
    「私が会話しているドキュメントとして行動してほしい。あなたの名前は「花や植物に関するAIアシスタント」です。あなたは与えられた情報から私に答えを与えてくれる。答えが含まれていない場合は、正確に「うーん、よくわからない」と言い、それ以降はやめてください。その情報以外の質問には答えないこと。人格を否定しないこと。」
  • Model : CPT-3.5-Tubo(GPT-4を選択可能)
  • Temperature : 1
    チャットボットの応答の自然さや多様さを調整するためのパラメーターで、0から1の間で設定でき、高い値ほどチャットボットは多様な応答を返しますが、時には意味不明な応答を返し、低い値ほどチャットボットは安全な応答を返しますが、時には退屈な応答になる可能性もあり。
  • Collect Customer Email : Yes
    訪問者のemail情報を収集するかどうか?
  • Visibilty : Public(公開)
    ブログで一般に公開するか、非公開にするかどうか?
  • Domains : 公開するURLドメイン
  • Rate Limiting : 20
    一人の方の質問数の上限
  • Chat Interface
    • Initial Messages : こんにちは!このサイトのことで花に関することでご質問はありますか?
      最初に表示させるメッセージ
    • Suggested Messages
      例)
      ○○花の誕生花を教えてください。
      ○○花の花言葉とその由来を教えてください。
    • Theme : Dark
      チャットボット明るく表示するか暗く表示するかの設定
    • Display name : 花や植物のAIアシスタント
      チャットボットの最上部に表示させる名前
    • User Message Color : 緑色
      ユーザーが質問した部分の色
    • Update chat icon : なし
      チャットアイコン画像のアップロード
    • Chat Bubble Button Color : 茶色
      チャットボタンの色
    • Align Chat Bubble Button : right(右)
      チャットアイコンを表示させる位置(右か左)

 下記は、上記の設定した画面です。

ブログへのChatbotの埋め込み

 Chatbaseで作成したChatbotをブログに埋め込むには、WordPressプラグイン(Chatbase)を利用するのがとても便利です。

 先ず、WordPressのメニュー「プラグイン」⇒「新規追加」⇒検索欄に「Chatbase」と記入、表示された「Chatbase」プラグインの右上の「インストール」をクリック。

 次に、インストールの表示が「有効化」に変わるので、「有効化」をクリックすると、インストストール済みプラグインの上部に「プラグインを有効化しました。」と表示されます。

 最後に、WordPressのメニュー「設定」⇒「Chatbase options」を順にクリックし、表示される「Chatbase Plugin Settings」画面の「Enter your chatbot ID here.(Without quotes)」と書かれた、右の欄にあなたのChatBaseで作成したChatbotの「Settings」に書かれている「Chatbot ID」をコピー&ペーストすれば、それでブログへの埋め込みはOKです。非常に簡単ですね。

 実際にChatbotが埋め込んだブログは次の通り。実際に、ブログに移動し、花のことについて尋ねてみてください。

Chatbase の評判

 Chatbase につてい、Twitterでのツイートを調べてみました。

 検索ワードは「Chatbase」で検索して、「最新」から2つほど載せます。

 書き込みは、日本人だけでなく外国人の書き込みも多く、かなり人気のツールであることが伺えます。

Chatbase を使った感想

 Chatbase は、PDF、Word文書、Text、URLを読み込ませることができ、読み込んだ内容に関するAIアシスタントとしての役割を持たせ、訪問者にそのサイトの質問に即座に回答ができるという素晴らしい機能を持つツールです。

 これを使うと、色々な応用が考えられてきます。ちょっと考えただけでも次のようなことに使えそうです。

  • チャトボットを使って、あなたのブログサイトの内容を訪問者に簡単に答えるAIアシスタントをして利用することができます。
  • チャットボットを使って、オンラインで教育や学習を行うサービス。例えば、英語やプログラミングなどのスキルを学ぶために、チャットボットと対話しながらレッスンを受けることができます。
  • チャットボットを使って、エンターテイメントやゲームを提供するサービス。例えば、小説や映画のキャラクターとチャットしながらストーリーを進めたり、クイズや謎解きなどのゲームに挑戦したりすることができます。
  • チャットボットを使って、カスタマーサポートやコンサルティングを行うサービス。例えば、商品やサービスに関する質問に答えたり、おすすめやアドバイスを提供したりすることができます。

 ただ、無料版ですと、覚え込ませるワード数が40万ワードと少なく、これですと少し大きなサイトですとそのサイトの情報を全て読み込ませることはできません。

 したがって、有料版が必要になるわけですが、私もサブスクリプションですと毎月支払うのは大変なので、買い切り版がAppsumoから販売されていましたので、そこから有料版の「License Tier 2」を購入しました。

 これからも、大いに活用していきたいと思っております。

 皆さんも、無料版で試してみて、良かったら有料版にしてみてはいかがだろうか?

おわりに

 皆さんいかがだったでしょうか。

 Chatbase とは?、Chatbaseの無料版と有料版の違い、Chatbase の始め方及び使い方、Chatbase のアカウントを作成、MyChatbotの作成、作成したChatbotの設定、ブログへのChatbotの埋め込み、Chatbase の評判、Chatbase を使った感想などについて解説してきました。

 この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

以上です。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました