はじめに
こんにちは、エイじーです。
皆さんは、自動車は乗られていますか?
4年ほど前までは、エコカーであるトヨタのプリウスを載っていましたが、年金生活であること、車の維持費は子供一人分を養うほど?とよく言われるくらいお金がかかることより車を売り、軽自動車に乗り替えました。
普通自動車のプリウスを乗っていた頃は、あまり気になりませんでしたが、自動車を乗ると普通自動車や軽自動車にかかわらず、毎年自動車税や車検ごとに掛かる自動車重量税が掛かってきます。
これらの税金について、良く知らないで自動車に載っていましたが、車に乗る以上は税金のことも知る必要があると思い、車の税金について深堀して調べたことを紹介したいと思います。
この記事を読むと次のことが分かります。
●自動車税はどのくらいとられるの?
●乗用車税と軽自動車税の違いはなにがあるの?
・管轄の違い
・重量税の違い
・環境性能割税の違い
・還付の違い
自動車税に関係した税の種類
自動車(軽自動車を含む)に乗っていると掛かってくる税を次に挙げます。
- 自動車税(乗用車)
排気量によって掛かってくる税金が異なり、排気量が増えれば自動車税も増えます。 - 軽自動車税(軽自動車)
排気量が同じであるので、掛かる税金も一律同じ。 - 重量税
・普通自動車の場合は、重量により重量税が増える
・軽自動車の場合、は一律同じ。 - 消費税10%の導入時に掛かった自動車取得税が廃止され、「環境性能割」を導入。
自動車税はどのくらい?
自動車税は、4月1日時点で車検証上の名義人に対して毎年掛かってくる税金で、用途、排気量や環境性能により異なります。
以下に表にしてまとめました。(バス、トラック、牽引車などの特殊車両は除き、エコカー減税などをする前の税率です。)
なお、自家用の()内の数値は、2019年9月30日以前に新車登録された自家用車の基本納付税で、かっこがついてない方が2019年10月1日以降に新車登録された自家用車の基本納付税です。
(年額、円)
車の種類 | 自家用 | 業務用 | |||||
乗用車 | 1リットル以下 | 25,000(29,500) | 7,500 | ||||
1リットル超~1.5リットル以下 | 30,500(34,500) | 8,500 | |||||
1.5リットル超~2リットル以下 | 36,000(39,500) | 9,500 | |||||
2リットル超~2.5リットル以下 | 43,500(45,000) | 13,800 | |||||
2.5リットル超~3リットル以下 | 50,000(51,000) | 15,700 | |||||
3リットル超~3.5リットル以下 | 57,000(58,000) | 17,900 | |||||
3.5リットル超~4リットル以下 | 65,500(66,500) | 20,500 | |||||
4リットル超~4.5リットル以下 | 75,500(76,500) | 23,600 | |||||
4.5リットル超~6リットル以下 | 87,000(88,000) | 27,200 | |||||
6リットル超 | 110,000(111,000) | 40,700 | |||||
貨客兼用車(バン) (最大積載量及び総排気量) (最大乗車定員4人以上) |
1t以下 | 1リットル以下 | 13,200 | 10,200 | |||
1リットル超~1.5リットル以下 | 14,300 | 11,200 | |||||
1.5リットル超 | 16,000 | 12,800 | |||||
1t超 ~ 2t以下 | 1リットル以下 | 16,700 | 12,700 | ||||
1リットル超 ~ 1.5リットル以下 | 17,800 | 13,700 | |||||
1.5リットル超 | 19,500 | 15,300 | |||||
2t超 ~ 3t以下 | 1リットル以下 | 21,200 | 15,700 | ||||
1リットル超~1.5リットル以下 | 22,300 | 16,700 | |||||
1.5リットル超 | 24,000 | 18,300 | |||||
軽自動車 | 10,800 | 10,800 |
上記の税金以外に、下記に示すような環境に適した車に対する減税措置や逆に長年使用しているような車に対する重課税が課せられます
♦ グリーン化特例(自動車税・軽自動車税)
排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて、自動車税・軽自動車税を軽減するとともに、逆に新車新規登録等から一定年数を経過した自動車に対して自動車税・軽自動車税を重課税する規制。
♦ 環境性能割(自動車税・軽自動車税)
以前は、新車を購入した際には取得税が掛かってきたが、2019年10月1日より車両を取得した場合に、車両の取得価額に対して環境性能に応じた税率を課税する形に変わった。
乗用車税と軽自動車税の違い
乗用車と軽自動車と違いについて、管轄、重量税、環境割税、還付などのについて表にまとめました。
項目 | 乗用車 | 軽自動車 |
管轄 | 陸運局(国土交通省の地方運輸局) | 軽自動車検査協会(特別民間法人) |
重量税 | 基本的には以下の項目にしたがって課税されますが、エコカーなどの環境にやさしい車には減税措置があります。
●新車から12年目までの乗用車 次のサイトで、車体番号、検査予定日を記入して、「照会」をくりっくするれば、教えてくれます。 |
基本的には以下の項目にしたがって課税されますが、エコカーなどの環境にやさしい車には減税措置があります。
●新車から12年目までの乗用車 次のサイトで、車体番号、検査予定日を記入して、「照会」をくりっくするれば、教えてくれます。 |
環境性能割税 | 「(課税標準基準額+オプションの価格)×環境性能割の税率」で算出(新車の場合)。
●平成27年度燃費基準の車:3% |
「(課税標準基準額+オプションの価格)×環境性能割の税率」で算出(新車の場合)。
●平成27年度燃費基準の車:2% |
重課税 | 新車からの経過年数が13年を超えると自動車税が重課税分が排気量により増えて掛かります。(注2) | 新車からの経過年数が13年を超えると軽自動車税が重課税分が増えて掛かります。(注2) |
還付 | ●乗用車を廃車した際の乗用車税の還付金の計算 還付金=1年の自動車税額÷12ヵ月×登録抹消した翌月から3月までの残存月数で計算 ●重量税の還付金 還付金=「納付された自動車重量税額×車検残存期間÷車検有効期間」 次のサイトで、還付金の計算をしてもらえます。 廃車還付金お見積り自動計算ツール 令和2年最新版 自動車の廃車時に返還される自動車税・自動車重量税・自賠責保険料の還付金額を自動計算するツール。廃車ひきと... |
●軽自動車を廃車しても軽自動車税の還付金はなし ●重量税の還付を受けるには、自動車リサイクル法に基づいた使用済自動車の適正な解体の処理が必要 |
(注1)中古車の残価率
1年 | 1.5年 | 2年 | 2.5年 | 3年 | 3.5年 | 4年 | 4.5年 | 5年 | 5.5年 | 6年 | |
乗用車 | 0.681 | 0.561 | 0.464 | 0.382 | 0.316 | 0.261 | 0.215 | 0.177 | 0.146 | 0.121 | 0.100 |
軽自動車 | 0.464 | 0.316 | 0.215 | 0.146 | 0.100 | - | - | - | - | - | - |
車種 | 排気量など | 13年未満 | 13年経過 |
乗用車 | 1000cc未満 | 29,500 | 33,900 |
1000以上~1500cc未満 | 34,500 | 39,600 | |
1500以上~2000cc未満 | 39,500 | 45,400 | |
2000以上~2500cc未満 | 45,000 | 51,700 | |
2500以上~3000cc未満 | 51,000 | 58,600 | |
3000以上~3500cc未満 | 58,000 | 66,700 | |
3500以上~4000cc未満 | 66,500 | 76,400 | |
4000以上~4500cc未満 | 76,500 | 87,900 | |
4500以上~6000cc未満 | 88,000 | 101,200 | |
6000cc以上 | 111,000 | 127,600 | |
軽自動車 | 平成27年3月31日以前 | 7,200円 | 12,900円 |
平成27年4月1日以降 | 10,800円 | 12,900円 |
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
自動車税の種類はどのようなものがあるの?、自動車税はどのくらいとられるの?、乗用車税と軽自動車税の違いはなにがあるの?、管轄の違い、重量税の違い、環境性能割の違い、還付の違いなどについて解説してきました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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