AppSheetの魅力と使い方を徹底紹介!Webアプリやモバイルアプリを簡単に作成できるノーコード開発ツール

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はじめに

 皆さんは、AppSheetを知っていますか?

 AppSheet はGoogleが提供するノーコード開発ツールで、スプレッドシートやエクセルなどのデータを元に、Webアプリやモバイルアプリを簡単に作成できるサービスです。

 プログラミングの知識やスキルは必要ありません。画面をクリックしてアプリを作成するだけで、業務効率化や情報共有など、さまざまな目的にAppSheetを活用できます。

 このサービスは無料で利用できるプランもありますので、気軽に試してみることができます。

 ということで、今回は、このAppSheetについてもう少し深堀して紹介しようと思います。

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

 OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について載せておきます。

パソコンOS : Windows11 Pro
Windowsバージョン : 22H2

AppSheetとは?

 AppSheetは、前述したようにGoogleが提供するノーコード開発ツールで、スプレッドシートやエクセルなどのデータを元に、Webアプリやモバイルアプリを簡単に作成できるサービスです。

 AppSheetの歴史は、AppSheet 社がモバイルアプリケーションの開発プラットフォームとしてスタートし、その後、Googleに買収され、現在はGoogle Cloudのサービスラインの一つに位置付けられて開発が進んでいます。

 AppSheetの特徴は、以下のような点が挙げられます。

  • プログラミングの知識やスキルは必要ありません。画面をクリックしてアプリを作成するだけで、業務効率化や情報共有など、さまざまな目的にAppSheetを活用可能
  • 既存のデータベースにAppSheetを接続可能です。Googleスプレッドシートやエクセルだけでなく、MySQLやSQL-Serverなどの高度なデータベースにも対応
  • Webアプリだけでなくモバイルアプリも同時に作成・配布が可能です。iOSやAndroidなどの様々なデバイスにも対応
  • Google Cloud ファミリーとの親和性が高く、GoogleカレンダーやGoogleドライブなどのGoogleサービスとの連携が容易
  • 「AppSheet Automation」と呼ばれるRPA (Robotic Process Automation)ライクな作業自動化機能も備えています。メール送信やプッシュ通知、データの自動変更や外部ツールへのAPI連携などが可能

AppSheetの無料版と有料版の違い

 AppSheetは、無料版でも一通り利用できますが、有料版にすることによりさらに多くの機能を利用することができます。

  AppSheetの有料版の主要な違いを表にまとめました。(https://about.appsheet.com/pricing/から引用)

項目 Starter Core Eterprise Standard Enterprise Plus
一人当たりの月額費用 $5/月 $10/月 問い合わせ 問い合わせ
基本的なアプリケーションと自動化機能
スプレッドシートとクラウド ファイル ストレージ プロバイダーに接続する機能
高度なアプリと自動化機能 ×
アプリケーションのセキュリティ制御 ×
機械学習 × ×
高度なデータ × ×
高度な認証 × ×
上級ユーザーとデータ管理 × ×
チームのコラボレーション × ×
エンタープライズ データ サービス × × ×
ガバナンス × × ×
Scale 低い 低い 中くらい 高い
サポート × 電子メールでサポート 優先サポート 優先サポート

AppSheetの始め方及び使い方

  ここでは、朝の散歩で見かけた花などの植物を撮影し、その写真、花などの名前、撮影位置、などを記録できる簡単なアプリ、散歩の記録を作成していきます。

AppSheetの始め方

 AppSheetを始めるまでの手順は、次の通り。

  1. AppSheetの公式サイトにアクセスし、左の下の方にある「Get started」又は右上の「Get started」クリック
  2. Google、Microsoft、Apple、Dropbox、Smartsheet、Box、Salesforceのいずれかのアカウントの認証できるアカウントを選択クリック、ここでは、Googleを選択クリック。Googleのログイン画面でGoogleのアカウント選択画面が表示されますので、AppSheetで利用するGoogleアカウントを選択クリック。さらに、「GoogleAppSheetがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」と表示されますので「許可」をクリック
  3. これで、AppSheetの初期画面になります。

散歩の記録アプリの作成

 作成手順は次の通り。

  1.  先ず、Google スプレッドシートを起動し、アプリで使う項目(ここでは、No、花の写真、花の名前、撮影位置、日付)を1行目に記入し、スプレッドシートの名前を「散歩の記録」とします。
  2. Google スプレッドシートの上部メニューの「拡張機能」⇒「AppSheet」⇒「アプリを作成」と順にクリック。
  3. AppSheet画面に「Your app is ready!」画面が表示されますので、「Customize your app」をクリック。
  4. AppSheet側の左メニューの「Data」⇒上のメニューの「Columns」⇒「シート1」と順にクリック。
  5. 「Columns」の設定画面が表示されますので、Nameが「撮影位置」でFORMULAの部分をクリック
  6. 「ExpressionAssistant」画面が表示されますので、「Other」⇒ HERE() の「Insert」⇒「Save」と順にクリック。
  7. 同様にして、Nameが「日付」でFORMULAの部分をクリックし、「ExpressionAssistant」画面で、「Time」⇒ TODAY() の「Insert」⇒「Save」と順にクリック。
  8. AppSheetの画面に戻り、左メニューの「UX」⇒「Views」⇒「シート1」と順位クリック。
  9. Views画面の「Vew name」の右の欄に「花の写真リスト」と記入、「Views type」を「Deck」をクリック、右上の「Save」をクリック。
  10. 以上でプログラムが完成。
  11. これはなくともよいですが、Noの部分に自動で入力してもらうためには、AppSheet側の左メニューの「Data」⇒上のメニューの「Columns」の設定で、Nameが「No」の「INITIAL VALUE」の部分に、「MAXROW("シート1", "_ROWNUMBER") + 1」を記入すると、自動でナンバリングしてくれます。(画像省略)

スマホ側でこのアプリを利用

 スマホ側に「AppSheet」をダウンロードしてインストールします。

 iOS版のiphoneの場合は、App Storeから、Androidスマホの場合はGoogle Playから「AppSheet」のアプリをダウンロードしてインストールしてください。

AppSheet

AppSheet

開発元:Solvebot Inc.
無料
posted withアプリーチ
 
 スマホ側のAppSheetを起動し、AppSheetで登録時のGoogle アカウントでログインし、散歩の記録アプリを選択することにより、スマホ側でこのアプリを利用できます。
 

AppSheetの評判

 AppSheet につてい、Twitterでのツイートを調べてみました。

 検索ワードは「AppSheet」で検索して、「話題のツイート」から2つほど次に載せます。

 AppSheetに関するツイートも多くみられ、色々な活用法を考えてその活用法をツイートしておられます。

AppSheetを使った感想

 今回初めて、朝の散歩で利用できる花などの撮影した際にその花の記録、名前、撮影位置、日時などを記録できるアプリを作ってみましたが、全く触ったことのない私でも簡単に作成することができました。

 そして、スマホでもこのアプリを利用できることにビックリしました。

 これを、実際に他のプログラム言語でプログラムしようとしたら、大変な日時、労力がかかることは想像に難くありません。

 また、AppSheetの特徴などを調べてみると、

  1. 現場で使えるアプリを簡単に作れ、データベースやプログラミングの知識がなくても、自分のニーズに合わせてカスタマイズが可能
  2. Googleサービスとの連携ができるので、GoogleドライブやGoogleカレンダーなどで管理していたデータを一元化でき、また、AppSheet Automationという機能で、単純作業を自動化することも可能。
  3. 料金プランもリーズナブルで、無料から始められ、有料プランでも、ユーザー数や機能に応じて選べるので、無駄なコストがかかりません。

のようなことが挙げられます。

 皆さんも、無料で試せますので一度は試してみてはいかがだろうか?

おわりに

 AppSheetは、Googleが提供するプログラミング知識がなくても、マウス操作だけでアプリケーションを開発できるノーコードツールです。

 Googleスプレッドシートやエクセルなどのデータを使って、社員名簿やカメラ撮影、QRコード読み取りなどの機能を持つアプリを作ることが可能です。

 この記事では、AppSheetで朝の散歩の記録(花の写真を撮り、その名前、撮影位置、日時などを記録)をGppgle スプレッドシートから作る方法を図解でご紹介しました。

 AppSheetは、無料から始められるので、ぜひ一度試してみてください。

 AppSheetで合理化や業務効率化を実現しましょう。

 以上がAppSheetサービスについての紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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