はじめに
食事の際の献立の栄養計算をしていますか?
消費者庁の「栄養成分表示について」のページには、次のようなことが書かれており新たに作られた食品には栄養成分表示が義務付けられました。
2020年4月1日から新たな食品表示制度が完全施行となり、栄養成分表示が義務化されました。
私達も自分の健康を守る上では、食事の栄養を知った上で食事を作り、それを食べることが大切です。
前に栄養価計算ソフト「APPRON」について記事を書きましたが、今回はこのアプリの姉妹品である栄養価計算ソフトのAPPRONeasy Ver.1.0について紹介しようと思います。
この記事を読むと次のことが分かります。
OS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H1
それでは、さらに栄養価計算ソフトのAPPRONeasy Ver.1.0を深堀していきたいと思います。
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0とは?
この栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0は、前述したように料理の栄養計算ができるアプリなんです。
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0は、一般社団法人健康栄養支援センターのホームページによると、栄養価計算ソフトAPPRONの姉妹品で栄養計算をする際の重量のみだけでなく目安量による使用重量の指定(例えば、大さじ1杯、ネギ1/4本、カップ1杯など)が可能でよく献立レシピサイトなどで表現されている目安量の利用ができるように改良されています。
ただし、栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0の栄養食品データは平成 27 年 12月に発表された「日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)」の成分値を利用しており、少し古い食品データであること以外は基本的に栄養価計算ソフト「APPRON」と同じです。
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0の著作権、知的財産権等は大阪市が持っているようです。
この 栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0を利用する上では、詳細なマニュアルが付属しています。
このマニュアルの最後に、利用規約が書かれていますので、この利用規約を守ってご利用ください。
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0の特徴
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0の特徴を以下に載せておきます。
★平成 27 年 12月に発表された「日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)」に準拠
★無料で利用が可能
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0のダウンロード、インストール
栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0を利用するためには、一般社団法人健康栄養支援センターのホームページのダウンロードサイトに移り、APPRONeasy Ver.1.0(簡易バージョン)と書かれた下にある「オレンジ色のAPPRONeasy」ボタンをクリックします。
すると、パソコンに「APPRONeasy.zip」ファイルがダウンロードされます。
ダウロードした「APPRONeasy.zip」を作業ホルダーに移動し、解凍します。
解凍すると、その中に「setup.exe」がありますので、このファイルをダブルクリックして起動すると、APPRONeasy Ver1.0 のインストールが始まります。
インストール手順は次の通り。
以上で、APPRONeasy Ver1.0がインストールされ、デスクトップ上にAPPRONeasy Ver1.0のアイコンが作成されます。
起動する際には、APPRONeasy Ver1.0のアイコンをダブルクリックしてください。
APPRONeasy Ver1.0の使い方
APPRONeasy Ver1.0の起動画面の説明
APPRONeasy Ver1.0を起動した画面は3つの画面構成になっています。
それぞれを簡単に説明すると次のようになります。
献立の作成
献立を作成していく上で、献立に利用する食材とその使用量を入力していかなければなりません。
食材を選択する方法が2つあります。
それぞれについて、解説していきます。
食品一覧表からの食材を選択する方法
メニューの「編集」⇒「食材選択」をクリックするか、ツールバーの食材選択をクリックすると「検索・目次」が表示されますので、その中から目的の食材の食品群を選択してダブルクリックすると、その食品群の食材が表示されますので、その中から目的の食材をクリックして「選択」をクリックすると、その食材が献立計算画面に取り込まれます。
ここでは、例として「みかん」を入力してみましょう。
ツールバーの「食材選択」をクリック、「検索・目次」から「果実類」を選択してダブルクリック、果実類の中から「みかん」をクリックして「選択」ボタンをクリックすると、使用重量の画面が表示されるので、サイズ、数量、単位(重量が記入されている場合は重量が優先)を記入し「OK」をクリックすれば、献立計算画面に取り込まれます。
食品呼称を入力する方法
メニューの「編集」⇒「食材選択」をクリックするか、ツールバーの食材選択をクリックすると「検索・目次」が表示されますので、その上部にある入力欄に食品呼称を入力する方法です。
ここでは、例として「ヨーグルト無脂肪無糖、200g」を登録したいと思います。
「よーぐると」を記入して、リターン又は「選択」をクリックすると表示される候補から「ヨーグルト 無糖)」を「選択」クリックすると、使用重量の画面が表示されるので、使用量(重量)を記入し「OK」をクリックすれば、献立計算画面に取り込まれます。
食材の挿入、削除、選択食材一括削除
食材の挿入
食材挿入は、メニューの「編集」⇒「行挿入」か、ツールバーから「行挿入」アイコンをクリックすると献立計算画面のカーソルが置かれた上に1行空白の行が挿入されます。
その空白の行に食材を登録すれば、食材挿入になります。
ここでは、「さつまいも(皮付き) 100g」を登録してみます。
献立の削除、選択食材一括削除
作成した食材を1つのみ削除したい場合は、削除したい食材の上にカーソルを置いた状態で「編集」⇒「食材削除」か、又はツールバーから「食材削除」アイコンをクリックすると、「注意アイコンで食材名を削除します。」と表示されますので「OK」をクリックすることにより簡単に削除が可能です。
ここでは、今作成した「さつまいも(皮付き)」を削除してみます。
複数選択した食材を一括削除したい場合は、「編集」⇒「選択食材一括削除」をクリックすることにより削除できます。
ここでは、「みかん」、「ヨーグルト(無糖)」を2行を削除してみます。
献立名設定して献立を入力
動画料理レシピサービスの「クラシル」から献立レシピを選択して、その食材を記入して栄養計算をしてみます。
選択した食材は「トースターで簡単シンプルなスイートポテト(8個分)」を選択し、その時の食材は以下の通り。
ツールバーの「献立名設定」をクリックして、献立名変更画面の献立名欄に「トースターで簡単シンプルなスイートポテト(8個分)」と入力して「OK」をクリックします。
食材呼称などで上述の材料を入力したのが次の画像です。
合計欄には、献立のエネルギー、各種食品成分値が計算されて表示されていますので、これから各値を8で割れば、スイートポテト1個分のエネルギー、各種食品成分値を求めることもできます。
献立の設定、プレビュー、印刷
作成した献立を印刷するには、計算したエネルビー、各種成分値をできるだけ大きく表示するためには、紙の向きを横向きとしたほうが見やすいので、「印刷設定」から紙の向きを「横」に設定し、ツールバーの「プレビュー」アイコンをクリックして、印刷イメージを確認し、「印刷」をクリックし印刷することができます。
ここでの解説は、これだけに留めますが、さらに詳細な説明が必要な場合は、「APPRONeasy.zip」を解凍した中に「APPRONeasy Ver.1.0マニュアル.pdf」がありますので、そちらのマニュアルを参照ください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
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この記事を読んで少しでも栄養価計算ソフトAPPRONeasy Ver.1.0に興味を持っていただき、あなたが作成した食事の献立の栄養計算をして、健康維持のために活用されてみては如何だろうか?
以上です。
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