AnyTransの使い方、ダウンロード&インストール、無料版と有料版の違い、主な機能をご紹介(レビュー)

iphone
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はじめに

 日本においてiphoneユーザーがどの位おられるか知っていますか?

 マイナビニュースの2022/05/13 18:36の記事によると、日本におけるiphoneのシェアは44.1%とスマホユーザーの約半数がiphoneユーザーであることが示されています。

 このように多くの利用者がいるiphoneにおいて、スマホを買い替えたり(特に、Android ⇒ iphone)した際にAndroid内のデータを初心者でも簡単に前の状態と同様な状態で iphoneに移行して使えるようにしてくれる大変便利なアプリがあります。

 そのような際に利用できるすべてのiPhoneデータを、完全にコントロールできる「AnyTrans 」について紹介します。

AnyTrans(エニートランス)はお使いのiPhone、iPad、iPod、iTunes、iCloudのオールインワンファイルマネージャーとして、iOSデータをカンタンかつ快適に転送、管理、バックアップ、ミラーリング

 この記事を読むと次の疑問について知ることができます。

 パソコンのOS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境、スマホの機種、ソフトバージョンなどについて記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 21H2
iOS版のスマホ機種 : iphone11
Android版のスマホ機種 : Xiaomi Redmi Note 10 Pro
AnyTrans のバージョン : 8.9.2.20220609

AnyTransとは?

 AnyTransとは、前述したように前のスマホデータを安全にかつ簡単容易に新しいiphoneスマオに移行できるWindowsとMacで動作するアプリです。

 その他、iPhone、iPad、iPod、iTunes、iCloudのオールインワンファイルマネージャーとして、iOSデータを簡単かつ快適に転送、管理、バックアップ、ミラーリング、HEIC変換などが行えます。

 AnyTransは、2012年5月31日に初版がリリースされ約10年経過する十分に熟達したアプリであり、このアプリを販売している株式会社アイモビー iMobie Inc.(以後、iMobie)は、開発販売しているアプリが3000万人以上のユーザーに提供し、良い製品を提供するためにたゆまない努力により開発及び改善をしてきており、安心して利用できるアプリと言えます。(iMobieの公式サイトより)

 iMobieは、2011年4月5日に設立した中国の四川省に事務所を置き、社員86人、資本金 5,000,000円の企業ですが、Wikipediaにも載っている企業です。

 iMobieが販売するアプリには、データ転送 & 管理ソフト(4種類)、データ復元ソフト(4種類)、ロック解除&システム修復ソフト(6種類)、その他のツール(6種類)など合わせて20のソフトを販売しており、データ転送 & 管理ソフトの中の1つに「AnyTrans」があります。

 このAnyTransの特徴をホームページから抜粋して以下に載せます。

  • デバイスデータ管理機能
    1. 音楽をデバイス間で自由転送
    2. iPhone写真を効率よく管理
    3. iPhoneメッセージをバックアップ&プリント
    4. 個人データを安全に管理
    5. アプリデータを気軽に管理
    6. LINEトーク履歴を移行&バックアップ
  • スマホの機種変更に役立つ機能
    1. データを自由にiOSデバイス間で転送
    2. AndroidデータをiOSデバイスに移行
  • バックアップ作成&復元機能
    1. 3つのモードでiPhoneを効率的にバックアップ
    2. バックアップデータを自由自在に復元
  • ガジェット機能
    1. お気に入りの曲を着信音に作成
    2. iPhone画面をミラーリング&録画&キャプチャー 
  • iCloud & iTunes管理機能
    1. iCloudコンテンツを簡単に管理
    2. よりシンプル&無制限のiTunesを楽しむことが可能

AnyTransの無料版と有料版の違い

 AnyTransには、有料版としてシングルライセンスの1年版、永久版とマルチライセンスがあります。

 月間ライセンス、年間ライセンスは自動更新ですが、更新前にお知らせメールが届きますので、いつでも解約が可能、永久ライセンスは、一度購入すれば永続的に利用でき、その後のバージョンアップにも対応しています。

  無料版(体験版) シングルライセンス(1年版) シングルライセンス(永久版) マルチライセンス
利用期間 3日間 1年間 無期限 無期限
料金(税込み) 0円
4,378円 6,578円 7,678 円
対応パソコン台数 1台 5台
写真、音楽などをiOSデバイス間で転送 毎日30項目のみ転送可能 無制限
iOSデータをパソコンに移行
iOSデバイスから音楽をiTunesに移行
iOS /AndroidデータをiPhoneに移行
×
iOSデバイスをバックアップ&選択して復元  ×
LINEトーク履歴をバックアップ&復元 ×
古いiPhoneのデータを丸ごと削除 ×
着信音を作成&iPhoneに保存 ×
全額返金保証 ご満足いただけない場合、60日以内に、返金
アプリ更新とサポート × 24時間×365日メールサポート 生涯無料更新&24時間×365日メールサポート 生涯無料更新&24時間×365日メールサポート

AnyTransのダウンロード、インストール

 AnyTransのホーム画面に移動して、無料ダウンロードをクリックしてください。

 ダウンロードフォルダーに「anytrans-ios-jp-setup.exe」のセットアッププログラムがダウンロードされますので、このファイルをダブルクックします。

 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので、「はい」をクリックすると、AnyTransのインストーラーが立ち上がりますので、「使用許諾契約に同意する」にチェックが入っていることを確認後(チェックが入っていなければちえっくを入れる)「インストール」をクリックします。

 しばらくすると、AnyTransがパソコンにインストールされ、「インストールしました! ユーザーガイドをチェックして、AnyTransを使いこなしましょう!」とブラウザーの別タブで表示されると同時に、下図に示すように「AnyTransの言語設定」画面が立ち上がっていますので、「日本語」にチェックされていることを確認後「設定」をクリックします。

 「このアプリの機能のいくつかがWindows Defenderファイヤーウォールでブロックされています」と表示されたら「アクセスを許可する(A)」をクリックします。

 AnyTransが立ち上がり「iphone/ipad/iPodを接続してください」と表示されますので、直ぐに利用しないのであれば、右上の「×」をクリックします。

 また、パソコンのデスクトップ画面上に「AnyTrans」のアイコンが作られているはずですので、起動する際には、このアイコンをダブルクリックすれば起動することができます。

AnyTransの使い方

AnyTransの使用条件

 AnyTransを利用する上でのパソコンの条件を以下に載せておきます。(AnyTransの技術資料から引用

必要なシステム
  • WindowsOS: Windows 11, 10, 8, 7, Vista (32bit & 64bit両方)
  • macOS:macOS Monterey, macOS Big Sur, macOS Catalina, macOS Mojave, macOS High Sierra, macOS Sierra, OS X 10.11, 10.10, 10.9, 10.8
  • iOS: iOS 15, iOS 14, 13, 12, 11, 10, 9, 8, 7, 6, 5(※iOS 8.3以降のOSでは、iOSの仕様変更によりアプリ自体の転送ができません。)
  • Android: Android 4.0以降
  • 解像度: 1024x768 ディスプレイ以上
  • CPU: Pentium IV 2.4 GHz 以上
  • RAM: 512MBのシステムメモリ
  • ディスプレカード: アクセラレイティド3D グラフィックス - 64MBのRAM
  • サウンドカード: Windows互換のサウンドカード
  • ハードディスク: 100 MB以上の空き容量
  • その他(iOS): iTunes 9.0以降; iTunesMobileDeviceドライバ
  • その他(Android): USBドライバとADBドライバ
対応するメディアの種類
  • ムービー: MP4, M4A, MOV, WMV, AVI, FLV
  • ミュージック: MP3, M4A, MP4B, WMA, WAV
  • ミュージックビデオ: MP4, M4V, MOV, WMV, AVI
  • ポッドキャスト: MP3, M4A, M4V
  • 着信音: MP3, M4A, M4R, WMA, WAV
  • テレビ番組: MP4, M4V, MOV, WMV, AVI
  • オーディオブック: MP3, M4B, MP4A,WMA, WAV
  • ボイスメモ: MP3, M4A
  • iTunes U: MP3, MP4, M4V, WMA, WAV
  • iBook: PDF, EPUB。
  • 写真: JPG, PNG, GIF, BMP

そして、対応するデバイスの種類は次の通りです。

対応するiOSデバイスの種類
  • iPhoneシリーズ: iPhone 3G, iPhone 3GS, iPhone 4, iPhone 4s, iPhone 5, iPhone 5c, iPhone 5s, iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPhone 6s, iPhone 6s Plus, iPhone SE, iPhone 7, iPhone 7 Plus, iPhone 8, iPhone 8 Plus, iPhone X, iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR, iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max, iPhone SE (第2世代),iPhone 12 mini, iPhone 12, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max,iPhone 13 mini,iPhone 13, iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Max
  • iPadシリーズ: iPad, iPad 2, iPad 3, iPad mini, iPad 4, iPad mini 2, iPad Air, iPad Air 2, iPad mini 3, iPad mini 4, iPad Pro, iPad 5, iPad Pro (第2世代), iPad 6, iPad Pro (第3世代), iPad mini 5, iPad 7, iPad Air 3, iPad Pro (第4世代),iPad Mini (第6世代)、 iPad (第9世代)
  • iPod shuffleシリーズ: iPod Shuffle 1, iPod Shuffle 2, iPod Shuffle 3, iPod Shuffle 4
  • iPod mini シリーズ: iPod Mini 1, iPod Mini 2
  • iPod nanoシリーズ: iPod Nano 1, iPod Nano 2, iPod Nano 3, iPod Nano 4, iPod Nano 5, iPod Nano 6, iPod nano 7
  • iPod classicシリーズ: iPod Classic 4, iPod Classic 5, iPod Classic 6
  • iPod touchシリーズ: iPod touch 3, iPod touch 4, iPod touch 5, iPod touch 6
対応するAndroidデバイスの種類
  • SONY, SAMSUNG, Google, HTC, LG, MOTOROLA, HUAWEI, ZTE, Xiaomi, OPPO, SHARP, ViVo, LENOVO, MEIZU, OnePlus, TCL, Gionee, Meitu, Nubia, Smartisan

ホーム画面の説明

 最初起動すると、下図のような画面が表示されます。

 

 最初の画面をホーム画面とすると、3つの画面構成となっており、画面構成を簡単に説明すると以下のようになります。

 AnyTransのツールバー(コマンド)
 ●コンテンツ管理
 ・ デバイス管理
 ・iCloud管理
 ・iTunesライブラリー
 ●バックアップ&転送
 ・ フォンスイッチャー
 ・バックアップ管理
 ・ソーシャルアプリのデータ移行
 ●ユーティリティー
 ・ HEIC変換
 ・着信音管理
 ・Appダウンロード
 ・画面ミラーリング
 メニューアイコン
 今すぐ購入、認証、お問い合わせ、お知らせ、テーマ選択、メニュー、最小化(-)、最大化(□)、閉じる(×)アイコンが右上に並んで表示
 メニューには、AnyTransについて、AnyTransホームページ、言語を選択、Androidドライバーをインストール、環境設定、エアバックアップの設定、アップデートを確認、承認を解除、オンラインガイド、FAQ、Facebook、Twitter、TouTyue、終了などがあります。
③ 操作指示画面
 ①のAnyTransのツールバー(コマンド)で選択されたコマンドの操作内容の表示や指示

 以上のように内容が盛りだくさんであり、全てを紹介することは無理がありますので、ここでは上述の中からいくつか選んで紹介していきたいと思います。

iphoneをWindowsパソコンに接続

 iphoneをWindowsパソコンに接続する場合は、「iphone付属のUSBケーブルで接続する」「WiFiで接続する」のどちらで接続する場合も、先ずAnyTransのアプリを起動すると、デバイス管理で「iphone/ipad/iPodを接続してください」と表示されます。

iphone付属のUSBケーブルを利用する場合

 次の手順で進めるとiphoneとWindowsパソコンを接続することができます。

接続手順
iphone付属のUSBケーブルを利用する場合 
  • iphoneとWindowsパソコンをiphone付属のUSBケーブルで接続
  • AnyTransのアプリ上に新しいウインドウで「デバイスのロックを解除して、「信頼」をタップしてください」と表示されますので「続行」をクリック
  • iphone側に「このコンピュータを信頼しますか」と表示されますので「信頼」をタップ
  • iphoneのパスコードを聞いてくるので、あなたのiphoneのパスコードを入力(画像省略)
  • AnyTransのアプリ上に「接続中、少々お待ちください」と表示された後にiphoneと接続したAnyTransのデバイス管理画面を表示

 

WiFiを利用する場合

 iphoneにAnytransのアプリをApp Storeからダウンロードしてインストールしてください。

AnyTrans:どこでもファイルを転送

AnyTrans:どこでもファイルを転送
開発元:iMobie Inc.
無料
posted withアプリーチ
 
  1. iphoneにインストールしたAnyTransを起動し、「スキャン」をタップ
  2. パソコン側のAnyTransの起動直後の画面の下の方にある「接続したのにデバイスが認識されますん?」をクリック
  3. 新しいウインドウに「デバイスが認識されない場合、次の解決策をお試しください」と表示されますので、解決策の中のWiFiマークのある「ここをクリック」部分をクリック
  4. 新しいウインドウに「どのようにiOSデバイスを接続しますか?」と表示されますので、WiFi接続タブが押されていることを確認後、表示される右にあるQRコードを1.で起動した「QRコードをスキャンする画面」で読み取り
  5. iphoneのAnyTrans画面が「接続済み」となり、パソコン側のAnyTransにiphoneと接続したデバイス管理画面を表示

iphoneデータをPCへエクスポート

 バックアップ管理からのバックアップは、パソコンとiphoneをWiFiで接続した場合は使えないようです。

 iphoneをPCへWiFiで接続した場合は、デバイス管理の画面から「PCへ」をクリックすることによりパソコンへiphoneのデータをエクスポートすることができます。

 「PCへ転送したいカテゴリーを選択して下さい」と表示され、転送されるiphoneのデータ内容が表示されますので、全てがチェックされていることを確認後「次へ →」をクリックします。

 「PCに転送中、少々お待ちください」と表示された後に、エクスポートが終了すると「転送完了」と表示されます。

 そして、ドキュメント(デフォルトの設定、変更は可能)内に「AnyTrans-エクスポート-日付」のホルダーが作成され、その中にiphoneのエクスポートデータが転送されています。

 注意セキュリティーソフトなどから書き込みのブロックがなされる場合がありますので、その場合はセキュリティーソフト側でデバイスの書込みを許可するようにして下さい。

Androidスマホからiphoneスマホへのデータ移行

 AnyTransアプリのホーム画面から左のツールバーの「フォンスイチャー」⇒「iphoneからiphoneへ」と順にクリックします。

 「少なくとも2つのデバイスを接続してください」と表示されますので、転送元のデバイス(ここでは、Androidスマホ)、転送先のデバイス(iphone)をそれぞれ付属のUSBケーブルでPCに接続すればよいのですが、転送元のデバイス(Androidスマホ)に接続するのにWiFiを利用して接続する方法を紹介します。

AndroidデバイスをWiFiで接続

 AndroidスマホをWiFiで接続するためには、AndroidスマホにAnyTransのアプリをインストールする必要があり、そのために「少なくとも2つのデバイスを接続してください」画面の右下の方にある「Androidデバイスを接続する方法」をクリックします。

 「Androidデバイスを接続する方法」の画面が開きますので、「WiFi接続」タブをクリックし、①の「AnyTransアプリをインストールしていない場合」をクリックし、「AnyTransアプリをお使いのデバイスにインストールする」画面にあるQRコードをAndroidスマホで読み込みます。

 AndroidスマホでQRコードを読み取ると、AnyTransのダウンロードサイトが表示され、AnyTransのダウンロードサイトから「↓ Download Now」タップすると、Androidスマホ内に「AnyTrans-full.apk」がダウロードされるので、それをタップすると、「AnyTrans このアプリをインストールしますか」と聞いてくるので「インストール」をタップすると、AndroidスマホにAnyTransアプリがインストールされますので、右下の「開く」をタップします。

 AndroidのAnyTransが起動し、『写真と動画の撮影を「AnyTrans」に許可しますか?』と聞いてくるので「アプリ使用時のみ」をタップ、さらに『デバイス内の写真やメディアへのアクセスを「AnyTrans」に許可しますか?』と聞いてくるので「許可」をタップ、「すべてのファイルへのアクセス」画面が表示されますので「全ファイルの管理権を…」をONにスライドするとAndoroidのAnyTransのホーム画面が表示されますので「スマホ間の転送」をタップします。

 「AnyTransを開き、両方とも同じネットワークに接続してください」と表示されますので、その画面の左下の「パソコンマーク」をクリックすると、QRコードをスキャンする画面が表示されますので「Androidデバイスを接続する方法」の画面の右に表示されるQRコードを読み取ります。

 Androidスマホに接続すると、パソコンの右の転送元のスマホに接続したAndroidスマホ名が表示され、緑色になります。

iphoneの接続(USBケーブル)してAndroidのデータをiphoneに転送

 転送先のiphoneの接続をする必要がありますが、ここでの接続方法にはWiFiは利用できないようなので、iphone付属のUSBケーブルをPCに接続して「次へ →」をクリックします。

 「転送したいカテゴリーを選択して下さい」と表示されますので、容量の大きい動画ファイルと記録がないドキュメントのチェックを外して「次へ →」をクリックします。

 Androidスマホのデータの転送が始まり、「”あなたの名前iphone”にデータを転送中、少々お待ちください…」と表示され、データ量によって転送時間は異なりますがデータ転送終了まで待ちます。

 転送が終了すると「転送完了」と表示されますので「OK」をクリックします。

AndroidスマホをPCに接続する上での注意事項

  • 先にiphoneを接続しその後、PCにAndroidスマホをWiFiで接続すること
  • Androidスマホの「設定」⇒「追加設定」⇒「開発者オプション」をONにすること
  • AndroidスマホのUSBデバッグをONにすること
  • AndroidスマホのUSB経由でインストールをONにすること

バックアップ管理

 パソコンのAnyTransを起動してiphoneを接続しますが、前術したようにWiFiでiphoneをPCと接続しても「バックアップ管理」における「バックアップ」や「バックアップから復元」は行えません。

iphoneデータのバックアップ、バックアップの履歴

 iphone付属のUSBケーブルでPCに接続しAnyTransの「ホーム画面」から「バックアップ管理」⇒「バックアップ」をクリックします。

 「バックアップ画面」が表示され、バックアップのオプションスイッチが並んでおり、デフォルトで「増分バックアップ」がONになっていますが、全てバックアップしたいのであればチェックを外し「今すぐバックアップ  →」をクリックします。

 「バックアップ中、少々お待ちください…」と表示され、下のバックアップの進行バーが末端までいくと、「バックアップ完了」と表示されますので「表示」をクリックします。

 すると、今までバックアップされたデータ(バックアップの履歴)が表示されます。

iphoneデータのバックアップからの復元

 パソコンのAnyTransの「バックアップ管理」⇒「バックアップから復元」をクリックします。

 「バックアップから復元」画面が表示れますので、iphoneにバックアップしたいバックアップデータを選択して「次へ →」をクリックします。

 「復元中、少々お待ちください。」と表示され、復元の進行バーが末端までいくと、「復元完了しました」と表示されますので「OK」をクリックします。

 この間に「パスワードを入力して、デバイスのロックを解除してください」と表示されたら「続行」をクリック、また、「パスワードを入力して、デバイスのロックを解除してください」と表示されますので「OK」をクリックします。

 一方、iphoneは「復元の実行中」と表示され、その後iphoneが再起動しパスコードを聞いてくるので、あなたのiphoneのパスコードを入力すると、iphoneデータが読み込まれ、読み込みが終了するとiphone画面上に色々な言葉で「こんにちは」と表示されますのでiphone画面を上にスワイプ、「復元しました」と表示されますので「続ける」をタップ、Apple IDのパスワードを聞いてくるのでパスワードを入力して右上の「次へ」をタップ、「iCloud設定をアップデート中」と表示された後で「iCloudキーチェーン」が表示されますので「iCloudキーチェーンを使用しない」をタップ、「ようこそiphoneへ」と表示され、画面の下から上にスワイプするとiphoneを使用できるようになります。(iphoneの画像の部分はミラリングができないので画像は省略)

ソーシャルアプリのデータ移行

 AnyTransの「ソーシャルアプリのデータ移行」ができるソーシャルアプリには、WhatsApp、LINE、Viberの3つがありますが、ここではLINEのデータ移行について紹介します。

LINEデータのバックアップ

 パソコンのAnyTransを起動したホーム画面でiphoneをPCにUSBケーブルで繋ぎ、PCと接続します。

 なお、ここでの接続はWiFi接続では上手く動作しませんので、USBケーブルによる接続をして下さい。

 パソコン(PC)とiphoneが接続した状態で左のツールバーから 「ソーシャルアプリのデータ移行」⇒上部にある 「LINE」⇒ 「LINEをバックアップ」と順にクリックします。

 バックアップ画面がでますので、「今すぐバックアップ →」をクリックします。

 「LINEをバックアップ中、少々お待ちください…」と表示されます。

 下の進行バーが末端まで進行すると「バックアップ完了」と表示されますので「表示」をクリック、LINEのバックアップデータを見ることができます。

LINEデータの復元

 LINEの「ソーシャルメッセージ管理へようこそ」画面から「LINEを復元」をクリックします。

 「LINEコンテンツをデバイスに復元します。」画面が表示されますので、バックアップしたLINEデータが複数存在する場合は復元したいLINEデータを選択後「次へ →」をクリックします。

 「LINEに復元しています。少々お待ちください…」と表示され、下の進行バーが末端まで進行すると、「復元完了」と表示されますので「OK」をクリックします。

 途中でAnyTransより「パスワードを入力してデバイスのロックを解除してください。」と表示されますので「OK」をクリックします。

 一方、iphoneは再起動しiphoneの画面を下から上にスワイプするとパスコードを聞いてくるので、パスコードを入力、Appleのりんごマークが表示され下の進行バーが末端まで進行したらiphoneの画面に「こんにちは」画面がでますので、下から上にスワイプすると「復元しました」と表示しますので「続ける」をタップ、AppleIDのパスワードを聞いてくるのであなたのパスワードを入力後右上の「次へ」をタップ、「iCloud設定をアップデート中」と表示された後に「ようこそiphoneへ」と表示されますので画面を上にスワイプするとiphoneのホーム画面が表示されます。(iphoneの画像の部分はミラリングができないので画像は省略)

ユーティリティー

HEIC変換

 iphone、ipadなどの iOS デバイス用の画像ファイル形式は、 iOS 11 から圧縮率が高くしかもJPG形式と同様な画質を持つ HEIF(High Efficiency Image File Format)を採用しており、それらファイルの拡張子が 「HEIC(ヘイク)」となっています。

 この画像フォーマットは、Windowsでは一般的に使われていないためにWindowsでHEIF形式のファイルを見ようとしても見れないことがあります。

 現在は、iphone内の「設定」⇒「カメラ」⇒「フォーマット」⇒「互換性優先」にチェックを入れておくと、iphoneのカメラで撮影した際に自動でJPGのファイル形式で保存してくれます。

 また、iphone内の「設定」⇒「写真」⇒MACまたはPCに転送で「自動」にすることにより自動的に写真やビデオを互換性のあるフォーマットに転送することができます。

 または、HEICの拡張子の画像を見るためには、無料で利用できるHEIF ⇒ JPGに変換するサイトやアプリを利用することによりHEIF形式の画像 ⇒ JPGの画像に変換してくれます。

 AnyTransを利用するとiphoneのデータをPCにエクスポートすると、HEIC変換が自動でされるようで、画像ファイルの中身を見るとJPG形式になっていました。

 AnyTransのHEIC変換を試すために、Dropboxにiphoneの画像(拡張子HEIC)の1つを転送し、この画像をJPG形式に変換して見ます。

 AnyTransのッホーム画面から「ユーティリティー」⇒「HEIC変換」⇒「クリックして追加」をクリックします。

 すると、「ファイル選択」画面がでるので、ここでDropboxに転送したHEICファイル(IMG_0849.HEIC)を選択して「開く」をクリックします。

 「HEIC変換へようこそ」画面が表示されますので、「変換」をクリック、ファオルダーの参照画面が生じされるので、保存するホルダーを選択(ここでは、デスクトップを選択)して「OK」をクリックすると、「変換中」と表示され、終了するとHEIC⇒JPGに変換されたファイルがデスクトップに保存されます。

iphone画面のミラーリング

 パソコンのAnyTransを起動したホーム画面から「ユーティリティー」⇒「ミラーリング」と順にクリックすると、「画面ミラリングへようこそ」画面が表示されます。

 この状態で、「画面ミラリングへようこそ」画面に書かれた内容をよく読み、iphoneがパソコンと同一のWiFi環境にあることを確認後、iphone画面を右上から下にスワイプするとコントロールセンターが開き、その中の画面ミラーリングの「AnyTrans_user」をタップしてチェックを入れます。

 すると、iphone画面がパソコン画面にミラーリングされます。

関連記事

 下記にAnyTransの参考になる記事がありますのでこちらも参考にして下さい。

おわりに

 皆さんいかがだったでしょうか?

 AnyTransとは?、AnyTransの無料版と有