はじめに
今日は、All in One WP Migrationを使って、メインブログを移設したので、備忘録的な観点から、注意点なども含めて紹介します。
この記事を読むと次の疑問点について知ることができます。
✅All in One WP Migrationの容量無制限の有料版とはどのよなもの?
✅All in One WP Migration(有料版)を使ったサイトの移設はどのようにするの?
・同名のドメインを移設する場合の大筋の手順
・大きな移設サイトのエクスポート
・移設前の準備
・大きな移設サイトのインポート
・移設サイトの確認
・移設先サイトの公開
パソコンのOS、機種などで説明の仕方が変わってくることがありますので、私の使用しているパソコン環境について記しておきます。
パソコンOS : Windows10 Pro
Windowsバージョン : 20H2
All in One WP Migrationとは?
All in One WP Migrationは、ブログサイトなどを異なったサーバーへ移設する際に重宝するWordPressプラグインで、株式会社ベクトル(Vektor,Inc.)が提供しております。
All in One WP MigrationのWordPressプラグインインストール画面での詳細説明を見ると、300万以上の有効インストール、6,674件のレビューがあり、評価も
と高く、人気のWorPressプラグインと言えます。なぜ、このプラグインが人気があるのかと言うと、初心者でも容易に使え、移設に伴う時間を大幅に短縮できるからです。
このAll in One WP Migrationのプラグイン(バージョン:7.42)を利用する上での必要条件や注意点を以下に載せておきます。
All in One WP Migrationの容量無制限の有料版とは?
All in One WP Migrationは、移設サイトをエクスポートした際にファイル容量が512MBまでならば無料で利用が可能です。
しかし、少し大きなサイトですと、サイトを分割(画像ファイルとその他のデータベースファイルなどを別々にエクスポート)してエクスポートしても、エクスポートファイルが512MBを超えてしまい、このエクスポートファイルをインポートする際には容量無制限の有料オプションを利用せざる負えません。
私の場合は、エクスポートファイルが76GBにもなってしまい、容量無制限の有料オプション($69)を購入しました。
2021年5月10日にPayPalを利用して、7,855円で有料オプションを購入して、直ぐに利用ができました。
容量無制限の有料オプションを購入すると、容量無制限のAll in One WP Migrationオプション用のプラグインデータ(all-in-one-wp-migration-unlimited-extension.zip)がダウンロードできます。
このオプションは、買い切りタイプで一度購入してしまえば、自分のサイトのどこでも利用が可能ですので、プラグインデータファイルはなくさないようにした方が良いでしょう。
ただ、購入後に送られてくるメールにもダウンロードサイトが記されているので、そちらからダウンロードすることも可能ですので、送られてきたメールを消さないようにしましょう。
All in One WP Migration(有料版)を使ったサイトの移設
私が元々から利用していたCoreserverV1プランのCore-Aにあるメインサイト(定年後のスローライフブログ)を同じレンタルサーバー会社のCoreserverV2プランのCore-Xに移設する方法や私が感じた注意点などを含め紹介します。
同名のドメインを移設する場合の大筋の手順
同じ名前(yanai-ke.com)を移設する場合の大筋の手順を以下に紹介します。
【大きなサイトの移設手順】
- 移設元のサイトをエクスポートして自分のパソコンに移設データをダウンロード
- 移設先に移設元と同じドメインを設定
- 移設元からエクスポートした移設データを、移設先にインポート
- ちゃんと移設ができたことを確認後、DNSを移設元から移設先に変更、と共に移設先のドメインに無料SSLの設定を実施
- 移設先でサイトを公開
大きな移設サイトのエクスポート
大きなサイトを移設する際に気を付ける必要があることは、あなたのレンタルサーバーのあなたのサイトの空き容量が少ないと、エクスポートする際にサーバー内にもファイル(エクスポートしたファイルと同程度の容量)が作成されるので、契約したサーバー容量をオーバーする可能性があります。
また。何らかのトラブルで途中でやめてしまったりした際にも、途中のデータが残る可能性があります。
私の場合が、約30GBほどオーバーしてしまいました。
そのような場合には、あなたのレンタルサーバーのファイルマネージャーを起動して、これらのデータを削除してください。
これら不要なファイルは、/public_html/あなたのドメイン/wp-content/ai1wm-backups/内にあり、「〇〇〇.wpress」と言うファイルを削除してください。
上述のことが確認できたら、WordPressに無料版のAll in One WP Migrationと購入した容量無制限のAll in One WP Migrationのプラグインをインストール、有効化し、そのメニューのエクスポートをクリックして、あなたのサイトのデータをあなたのパソコンにダウンロードしてください。
この際にまた注意することは、ファイル容量が大きいと時間がかかりますので、気長に待ちましょうね。
私の場合、76GBの容量をアーカイブして、私のパソコンのダウンロードファオルダーにダウンロードするまでに約1時間半~2時間程度かかりました。
ファイルのダウンロード時には、左下の方にダウンロードの進行状況を知らせる%表示がされるのでそれを見て終了したかどうかを判断してくださいね。
移設前の準備
移設元データを移設先にインポートする前にしておかなくてはならないことがあります。
そうです、移設先に同じドメイン名のサイトを用意し、そこにWordoPressをインストールしておかなければなりません。
そして、インストールしたWordPressに入る際のWordPressのログイン画面では、移設サイトにWordPressを作成した際のIDとパスワードでログインをして、無料版のAll in One WP Migrationと購入した容量無制限のAll in One WP Migrationプラグインの両方をWordPressにインストールして有効化をしておく必要があります。
移設がちゃんとできたかを確認するための準備として、次のことをする必要があります。
大きな移設サイトのインポート
上述の準備ができたら、移設元のデータを移設先にインポートしてみましょう。
インポートは、先にも述べましたが無料版のAll in One WP Migrationと容量無制限のAll in One WP Migrationの両方をインストールして、有効化しておく必要があります。
All in One WP Migrationのメニューからインポートをクリックして、移設元のエクスポートしたデータを選択して、移設元のデータ(76GB)を移設先に復元します。
この時間がとても長くかかります。
私の場合で3時間30分程度かかりましたので、途中で画面が止まったようになったことがありますが、慌てずに止めないで待ちましょうね。
するとまた、動き出しますので、辛抱強く復元するまで待つ必要があります。
この復元する際には、時間がかかることが予想される場合、パソコンの省電力設定を止めて、ディスプレイを常時点灯しておく設定にしておいた方が良いと思います。
移設サイトの確認
移設先サイトの公開
移設元のサイトデータを移設先に全て復元出来たら、上述のサイト確認方法によりサイトがちゃんと設定できていれば、DNS設定を移動先のDNSに設定し直し、無料SSLを発行手続きをし、移設サイトの「http://〇〇」⇒「https://〇〇」に変更して保存して、サイトの移設は終わりとなります。
移設までに直ぐには反映されませんので5分~30分程度気長に構えて、その後、移設先のサイトが表示されるかどうか確認してくださいね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
All in One WP Migrationとはどのようなもの?、All in One WP Migrationの容量無制限の有料版とはどのよなもの?、All in One WP Migration(有料版)を使ったサイトの移設はどのようにするの?、同名のドメインを移設する場合の大筋の手順、大きな移設サイトのエクスポート、移設前の準備、大きな移設サイトのインポート、移設サイトの確認、移設先サイトの公開などについて解説してきました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てればこれほど嬉しいことはありません
以上です。
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