【2023年7月12日のアップデート】Adobe Firefly(β版)が日本語対応、色々日本語で画像生成を試してみよう!

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はじめに

 Adobe Firefly(β版)は、AIがテキストや画像をもとに画像を生成するツールです。

 2023年7月12日に日本語対応が発表されました。 これは、日本語でプロンプト(テキスト命令)を入力すると、AIがそれに応じた画像を作成するという機能です。

 Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorなどのアドビ製品にも搭載されていますが、Web版もあります。 Web版は、ブラウザからアクセスできるので、ダウンロードやインストールする必要がありません。

 Web版のユーザーインターフェイスも20か国語以上に拡大しました。 日本語をはじめ、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などが利用できるようになりました。

  アップデートにより、日本語でテキストや画像を入力すると、AIがそれに合わせた画像を生成してくれます。色々なプロンプトを試してみて、驚くべき結果を見てみたいと思います。

 この記事では、Web版のAdobe Firefly(β版)で日本語で画像を作る方法を紹介します。

アップデートの内容

 2023年7月12日に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳の要約をまとめると次のようになります。

記事のタイトル : アドビ、Adobe Fireflyのプロンプト入力を日本語を含む100以上の言語に展開
【要約】
 アドビは、Adobe Firefly web版で、100以上の言語へのテキストプロンプト入力のサポートを開始することを発表しました。また、ユーザーインターフェイスを20か国語以上に拡大し、日本語をはじめ、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、ポルトガル語のバージョンを提供開始します。Adobe Firefly web版はベータ版であり、ユーザーのフィードバックを反映しながら開発が進められています。今後は、日本語を含む多言語のプロンプト入力を改良し、さらなる性能強化を目指していきます。
【要点】

  • アドビはAdobe Firefly web版で、100以上の言語へのテキストプロンプト入力をサポートすることを発表しました。
  • Adobe Fireflyのユーザーインターフェイスは20か国語以上に拡大され、日本語をはじめとする多言語バージョンが提供されます。
  • Adobe Firefly web版は現在ベータ版であり、ユーザーのフィードバックを反映しながら開発が進められています。
  • アドビは過去10年以上にわたり、クリエイティブツールにAIイノベーションを導入してきました。
  • Adobe Fireflyはクリエイティブの副操縦士として開発され、高品質なコンテンツを生成することができます。
  • Adobe Fireflyエンタープライズ版は企業向けのカスタムトレーニングをサポートし、ブランド独自のスタイルでのコンテンツ生成を可能にします。
  • Adobe Fireflyはコンテンツクレデンシャル機能を備えており、デジタルコンテンツの透明性を確保します。

 これらのアップデートの内容をWeb版Adobe Firefly(β版)で実際に確かめていきたいと思います。

Web版Adobe Firefly(β版)を利用してアプデ―と内容の確認

Text to image機能

 プロンプトに日本語で描かせたい画像の内容を入力して、実際に画像を描かせてみます。

高度に発達した未来都市に隕石が降り注ぐ

 条件 : ワイドスクリーン(16:9)、コンテンツタイプ(写真)、ライト(ドラマチックな照明)として画像生成

バレエを踊る美しい女性、繊細な顔、完璧な姿、淡いほっそりした脚、ダンス((水上))、はねかけ、きらめき、きらびやか、まばゆいばかり、高品質、8k

条件 : 縦横比(3:4)、コンテンツタイプ(写真)として画像生成

可愛らしい猫とリスの写真。高品質、リアル

条件 : ワイドスクリーン(16:9)、コンテンツタイプ(写真)として画像生成

 生成した4枚の画像は、猫のようなリスが2匹描かれたので、その中から1枚が以下の画像です。

生成塗りつぶし機能

背景削除

 「可愛らしい猫とリスの写真。高品質、リアル」で作成した画像の背景を削除

 「生成塗りつぶし」の左のメニューの「挿入」又は「削除」をクリックし、画像の下にあるメニューの「背景」をクリックすることにより簡単に背景を削除できます。(背景を削除した画像は、現時点ではダウンロードできないようです。多分、画像の左下に表示されるAdobe Fireflyのウオーターマークが消えてしまうためと考えられます。)

右の画像を消して新しく可愛らしい猫を描画

 生成された画像は、次の通り。

画像の背景を色々変更

 先ず、背景をソファーのあるリビングルームとした画像が次の画像。

 次に、背景をベンチのある公園とした画像が次の画像。

 最後に、背景を木の枝とした画像が次の画像

 

 以上のように、簡単に背景画を変更することができます。

テキスト効果機能

 テキストでも日本語が使えるようになりました。

 次の画像は、「日本語対応」の文字を「岩石」として文字生成。

 そして、次の画像が「色々日本語で画像生成を試してみよう!」の文字を「火災」として文字生成。

おわりに

 Web版Adobe Firefly(β版)は、日本語でテキストや画像を入力すると、AIがそれに応じた画像を生成するツールです。

 2023年7月12日に発表されたアップデートにより、100以上の言語へのテキストプロンプト入力と20か国語以上のユーザーインターフェイスがサポートされるようになりました。

 この記事では、Web版Adobe Firefly(β版)で日本語で画像を作る方法を紹介しました。

 Text to image機能、生成塗りつぶし機能、テキスト効果機能などを使って、さまざまな画像を作成することができます。

 ぜひWeb版Adobe Firefly(β版)を試してみて、自分だけのオリジナル画像を作ってみてください。

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