はじめに
皆さんは、アクセス解析は何をお使いですか?
恐らく、皆さんが使っているのはGoogle アナリティックスが多いのではないでしょうか?
Google アナリティックスは無料で使えますが、全ての機能を使うにはそれなりの設定が必要です。
しかし、アクセス解析研究所と言うツールを使うと、アクセス解析に関する色々なことを容易に利用することができます。
今回は、このアクセス解析研究所のツールについて、もう少し深堀して紹介しようと思います。
この記事を見ると、次の疑問について知ることができます。
★アクセス解析研究所の無料版と有料版の違いとは?
★アクセス研究所のアカウントの取り方はどうすればよいの?
★アクセス研究所の初心者でも分かる使い方はどうすればよいの?
・アクセス数
・リンク元
・検索ログ
・アクセス先
・クリック先
・訪問と滞在
・端末・OS・ブラウザー
・ISP・都道府県・国・タイムゾーン
・相互リンク
アクセス解析研究所とは?
アクセス解析研究所は、アクセス解析の専門の会社かと名前からは想像してしまいますが、実際は株式会社 qualitteと言う会社が提供しています。
アクセス解析のツールは、Googleアナリティック以外にも多くのツールがありますが、アクセス解析研究所もその中の一つであり、無料でも利用でき、何よりも使い方がとても簡単であることが初心者におすすめのツールと言えます。
アクセス解析研究所の特徴をまとめると次のようになります。
- 無料で利用できる
- 初心者でも簡単に利用可能
- データ保存期間が無制限で利用可能
- 広告なしで利用可能
- クリック解析、相互リンク、その他色々なアクセス解析が可能
- GPS座標を解析することで訪問者の居場所が分かる
- 迷惑行為を防止可能
アクセス解析研究所の無料版と有料版の違い
アクセス解析研究所は、無料でも十分利用可能ですが有料にすることによりさらに便利に利用ができます。
無料版と有料版の違いを表にまとめました。
項目 | 無料プラン | 有料プラン1 | 有料プラン2 | 有料プラン3 |
価格/月 |
無料 | 660円 | 1,320円 | 1,980円 |
最大セッション数 | 8,000 | 200,000 | 400,000 | 600,000 |
アクセス数、リンク元、クリック数、検索ログなどのアクセス解析 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
データの保存期間 (Goolge ドライブ利用) |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
広告非表示 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
クロス追跡 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
自動アーカイブ | × | × | 〇 | 〇 |
(注)特徴として、アクセス解析研究所に31日間ログインがないと、アカウントが削除されますが、その前にメールで知らせしてくれますので、心配いりません。
アクセス研究所に登録してアカウントの取り方
先ず、アクセス解析研究所のホームへ移りましょう。
下にスクロールするとある新規メールアドレスの欄にあなたのメールアドレスを記入して、「無料登録」をクリックしてください。
あなたが登録したメールアドレス宛にサインアップ用のURLが記入されたメールが届くので、そこをクリックします。
すると、アクセス解析研究所のサイトの方でサインアップフォームが現れますので、パスワードを記入し、利用規約に同意にチェックを入れ、「送信」をクリックします。
最後のサインアップ画面がでますので、希望するID(このIDとパスエワードはログイン時に必要)を記入してアカウントの登録は終了です。
これで、アクセス解析研究所を使える準備ができたことになります。
アクセス解析研究所の初心者でも分かる使い方を解説
アクセス解析研究所の登録が終われば、いよいよ使うことができますが、このままでは利用できません。
Googleアナリティックスの場合(トラッキングIDの埋め込み)と同様に、アクセス解析研究所のタグをあなたのブログサイトに埋め込む必要があります。
この埋め込みは、アクセス研究所の解析タグページの「設置方法」の部分に色々のサイトでの埋め込み方が解説されていますので、あなたのブログサイトに合ったものを選択して下さい。
ここでは、例として、私のブログがCocoonと言う有名な無料のテーマを利用しておりますので、この場合のタグの埋め込み法を紹介します。
【Cocoonのテーマを利用したブログサイトへのアクセス解析研究所のタブの埋め込み方法の手順】
- アクセス解析研究所にログイン
- 右メニューの下にスクロールして、「解析タグ」をクリック
- 解析タグと書かれた下にあるコピペと書かれた中のタグを全て選択してコピーします。
- あなたのサイトに行き、WordPressのダッシュボードの左メニューにあるCocoon設定をクリック
- Cocoon設定画面で「アクセス解析・認証」タブをクリック
- 下にスクロールして、「その他のアクセス解析・認証コード設定」のヘッダ用コード(2か所)又はフッター用コードのいずれかの入力欄(私のおすすめは、フッター用コードです)に先ほどのコピーしたアクセス解析研究所のタグを貼り付けます。
- 以上で、アクセス解析研究所のタブをあなたのブログサイトに埋め込むことができましたので、アクセス解析ができるようになります。
サイト全体
アクセス数
アクセス解析研究所に登録が済んだ後は、ユーザーIDとパスワードを入力すればアクセス解析研究所にログインができます。
最初にログインすると、表示されるのがその日のアクセス数の状況が表示されます。
上部に時間ごとのアクセス数の棒グラフ、過去の平均ページビュー数(過去8週)の折れ線グラフ、平均セッション数(過去8週)のグラフが表示され、その下にその日の0:00~23:00までの1時間おきにビジット数、セッション数、ページビュー数、クリック数が表示されます。
この表示の仕方は、このページの一番上部にある日にちが入った欄の下にある「期間選択」で任意の期間、全期間、今月、先週、今週、31日間、7日間、3日間。昨日/今日と変更が可能で、選んだ期間により下に表示されるグラフやアクセス数の表も異なってくるので、皆さんも是非試してください。
こに出てくる言葉の意味を次に書いておきます。(アクセス解析研究所から引用)
言葉 | 意味 |
ビジット | ビジットは1人につき1日1回しかカウントされない値です。「ユニーク」と呼ばれることもあります。 |
セッション | セッションとは1回の訪問を意味します。それは「1人のビジターの30分以上の間隔をあけない一連のアクセス」と定義されていますが、この “30分” という値は設定のページで変更できます。 |
ページビュー | ページビューはページが表示されるたびに1回ずつカウントされる値です。 |
クリック | クリックはページ内に設置されたリンクのクリック回数を示しています。リンク先がサイト内のページで、そこでも解析が行われた場合はこれに含まれません。 |
セッション
ここでは、アクセス数で設定した期間で時間的にどのようなの訪問者があなたのブログを訪問したかを見ることが可能です。
そこには、時系列で訪問した方のセッションの回数、地域、端末の種類、訪れた回数が表示され、それをクリックすると、さらに詳しい情報を見ることが可能です。
訪問した方のIPアドレス、ホスト名、推定地域、ブラウザ、OS、User-Agent、最後に見たページとその時刻、その後、どこのリンク先に飛んだかまで知ることができます。
ログ
ここでは、あなたのブログを見に来てくれた訪問者の道筋を見ることができます。
すなわち、どこのIPアドレス、ホスト名、地域、ブラウザー、OSからあなたのブログのページへアクセスし、どこを見てどのように他のアクセス先に飛んだのかを時間を追ってみることが可能です。
本当に分かり易い。
リンク元
アクセス数で設定した期間で、あなたのブログサイトの直前にどこのリンク元からあなたのブログにきてくれたかを知ることができます。
リンク元、リンク元2
リンク元をクリックすると、リンク元のURLとその回数が表示されます。
URLをクリックすれば、またURLが表示され、それをクリックすれば、そのURLに飛ぶことができます。
リンク元2をクリックすると、リンク元が検索エンジン、リンク元あり、リンク元なしの割合が円グラフで表示され、リンクありがドメイン・ホストで分類され、それぞれのドメイン・ホストはさらに下のサイトまで分かるようになっており、そのドメイン・ホストからあなたのサイトへ訪問した回数まで表示されます。
検索
アクセス数で設定した期間で、どのようなフレーズやワードで検索され、あなたのブログを訪問したかが分かります。
検索フレーズ、検索ワード
検索フレーズでは、一番検索されたキーフレーズの回数と全体の割合とそのキーフレーズが多い順に上から並べられて表示され、そのキーフレーズをクリックすると、そのキーフレーズのPV数の時間変化が折れ線で表示されます。
検索ワードでは、検索キーワードの回数と全体の割合とそのキーワードが多い順に上から並べられて表示され、そのキーワードをクリックすると、そのキーフワードのPV数の時間変化が折れ線で表示されます。
サイト内
アクセス数で設定した期間で、あなたのどのページに最初に訪れたのかが分かります。
リンク先、最終アクセス
リンク先は、最初にあなたのブログのページに訪れた回数、割合、直ぐそれを見て立ち去ってしまった回数(ランディング)、割合、およしそのページのURLが多い順に表示されます。
訪れた回数をクリックすると、そのログが多い順に並べられて見ることができます。
さらに、URLをクリックすると、そのURLのページを訪れたPV数の時間変化を見ることができ、さらに、URLをクリックすると、参照されたあなたのブログのページを見ることができます。
最終アクセスをクリックすると、セッションの最後にアクセスされたページURLの離脱数とその割合、直帰数とその割合が表示され、各数字をクリックすると、そのログが多い順に並べられて見ることができます。
さらに、URLをクリックすると、最後にアクセスされたURLのページを訪れたPV数の時間変化を見ることができ、さらに、URLをクリックすると、参照されたあなたのブログのページを見ることができます。
サイト外
アクセス数で設定した期間で、サイト内で最初に訪れた方が別ページに飛んだり別のサイトに飛んだりしますが、その飛んだURLを知ることができます。
リンク先、リンク先2、最終クリック
リンク先は、あなたのブログサイトから最後に飛んだ先のURLとそのセッション数とその割合が多い順に表示されます。
セッション数をクリックすると、そのログが多い順に並べられて見ることができます。
さらに、URLをクリックすると、そのURLのページに飛んだPV数の時間変化を見ることができ、さらに、URLをクリックすると、参照されたページを見ることができます。
リンク先2をクリックすると、リンク先がドメイン・ホストで分類され、それぞれのドメイン・ホストはさらに下のサイトまで分かるようになっており、そのドメイン・ホストに飛んだ回数まで表示されます。
最終クリックをクリックすると、セッションの最後にクリックされたリンクのURLと、そのリンクに指定されていた文字列、その離脱数、その割合が表示され、離脱数をクリックすると、そのログを見ることができます。
さらに、最後にクリックされたリンクのURLをクリックすると、そのURLを離脱したPV数の時間変化を見ることができ、さらに、URLをクリックすると、参照されたページを見ることができます。
訪問
訪問では、アクセス数で設定した期間での訪問間隔、滞在時間、セッションあたりのアクセス数、累積アクセス数などが分かります。
訪問と滞在、累積
訪問と滞在では訪問間隔、滞在時間、セッション当たりのアクセス数が分かります。
訪問間隔は、訪問間隔に対するセッション数とその割合が分かります。
滞在時間は、滞在時間に対するセッション数とその割合が分かります。
セッション当たりのアクセス数は、1回のセッション数に対して何回のページビューがあり何回のクリックがあったかが分かります。
累積では、最初の訪問者のセッション・ページビュー・クリックの累積数が分かります。
User-Agent
アクセス数で設定した期間での最初の訪問者がどのような端末、OS、ブラウザーであなたのブログサイトを訪れたかを知ることができます。
位置
アクセス数で設定した期間での訪問者のISP(インターネットサービスプロバイダ)、都道府県、国、タイムゾーンを知ることができます。
環境、相互リンク
アクセス数で設定した期間での訪問者の言語、画面解像度、表示幅などを知ることができます。
また、相互リンクでは、アクセス数で設定した期間での相互リンクしている各サイトからどれくらいの訪問者が訪れ、また逆に出て行ったのか、行き来する訪問者の量とアクセスの質、双方の損得バランスが分かりますが、アクセス解析研究所のブログパーツをあなたのブログサイトに埋め込んでおく必要があります。
おわりに
皆さんいかがだったでしょうか?
アクセス解析研究所とは?、アクセス解析研究所の無料版と有料版の違いとは?、アクセス研究所のアカウントの取り方はどうすればよいの?、アクセス研究所の初心者でも分かる使い方はどうすればよいの?、アクセス数、リンク元、検索ログ、アクセス先、クリック先、訪問と滞在、端末・OS・ブラウザー、ISP・都道府県・国・タイムゾーン、相互リンクなどについて解説してきました。
無料で、簡単でより深いアクセス解析ができますので皆さんも利用してみてはいかがでしょうか?
因みに、エクアドでもこのアクセス解析研究所を利用するようになっています。
この記事が少しでもみな様のお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
以上です。
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